「ウォーキング・デッド」シーズン11・第4話『レンディション』の感想・解説(ネタバレあり)

「ウォーキング・デッド」シリーズで出てきた、明確な悪役といえば誰なのか?

総督、ニーガン、アルファぐらい?あとまぁ、こまごまといますよね。メルルとか。ミショーンのこと騙した友達とか。

そして、現シーズンの敵と言えば、連邦のオレンジ甲冑おじさんと、謎の仮面集団であります。しかしオレンジおじさんのグループはそこまで悪じゃあなさそうな感じだし…となると、仮面集団が気になってきますね。

第4話では、この仮面集団がクローズアップされます。

エピソードの主人公はダリル。仮面集団との戦闘で仲間とはぐれ、1人森を彷徨います。ドッグともはぐれ、仮面の人物と一緒にいるところを見て大慌てしますが…!

仮面を外してびっくり、なんとその人物はダリルの元カノ(名前忘れた)。シーズン10の追加エピソードで、リックを探して彷徨うダリルと置いてけぼりにされたくない元カノの間で亀裂が生じ、消えた彼女が戻らなかった… みたいなオチでしたね。

その彼女が生きていてビックリ、さらに拉致されてしまいます。

捕まえられ、水責めで仲間のことを話すように言うも口を割らないダリル。実はマギーの仲間も1人生け捕られていますが、彼とは仲間ではないフリをして現状を探るダリルであります。

元カノ(と、のちにダリルが面会した教祖)の話をまとめると、

  • 彼女は元傭兵で、一緒にいるのはその仲間(全員アフガンで出会った)
  • ボスは教祖と呼ばれていて、支配力がとても強い
  • グループは15人程度だが、全員が教祖の支配下にある

この話で心に残ったのが、ダリルは強さが女性の魅力のバロメーターなんですねぇ… あれ、でもコニーともいい感じだったっけ?? 別にそんなことないのか? それにしても後出しがすごい設定だ。傭兵だったらたしかに生存確率高そうだけど。

とりあえず、嘘(一緒にいたのは仲間じゃない、戦士は30人以上いる)と真実(ゲイブリエルが散弾銃を持っていてリーダー格とか。リーダーは神父と背の高い痩せた男っていってたけどニーガンのことを言った??ただ、マギーのことは話さず)を織り交ぜて話し、元カノはダリルを仲間に引き入れることにします。

教祖に会うことになったダリルですが、突然元カノとともに建物に錠をかけられ、放火されます。機転を利かせて脱出し、元カノも助け出すダリル。しかし、外に待っていたのは教祖とその仲間たち… そう、これはテストだったのだ!

物資がないなか、さらに火が広がったら死ぬのに!?燃やすの??!と驚きましたが、ちょっと笑ってしまった。全員がカッコよく立ってるもんだから。教祖はスキンヘッドにメガネ、ヒゲと濃い軍人フェイスのおじちゃまであります。こいつがまたサイコパスなんですね。(さんざん拷問されていたマギーの部下も燃えたのかな…)

なんとか教祖のお眼鏡にかない、家族の仲間入りをしたダリル。他の人たちはたき火を囲みながら夕食をとっていますが、そこにダリルたちとの戦いで生還した男の姿もあります。

教祖は彼が仲間を助けるために積極的に戦わなかったことを怒っているような素振りを見せますが、突然彼をたき火の中に叩き込んで殺してしまいます。や、やることが野生のクマのようだ…

「兄弟に背を見せるな」と言う教祖を見つめるダリル(どうでもいいけどかっこいい)。兄弟を燃やすのはいいのか、燃やすのは。

という、わりと進展したようなしていないようなエピソード。水責めのシーンで思い出したけど、そういやダリルってニーガンの捕虜にされてそこでもムチャクチャされてたなあ。ムチャクチャされキャラ。

あまり魅力的なキャラクターではないですけど(総督は非常に人間臭く、ニーガンは冷酷ながらも仲間思いで信念はある、アルファは狂った母って感じで怖くはあった)、今更カルト要素を入れる意味はあるんですかね。

う~ん、今後は

  • マギーとニーガンのエピソード(珍道中)
  • ダリルのエピソード(マギーたちと再会?)
  • キャロルのエピソード(アレクサンドリアで何か起きる?)
  • ユージーンやユミコのエピソード(連邦の話や兄との再会?)

以外に何かあるのでしょうか?まぁ、アーロンとかマグナとか闇落ちゲイブリエルとかマギーが連れてきた仮面部下の男とか子供たちのエピとかもありそうなんですけどね。 とりあえず珍道中に期待しようかな。