「ウォーキング・デッド」シーズン11・第3話『ハンテッド』の感想・解説(ネタバレあり)

森の中でバラバラになったマギーたち。腹にケガをしたアルデン、同じく手にケガをしたゲイブリエル。マギーの仲間もどんどん死んでいき(そういや、マギーの腹心の仮面の男はついてきていません)、ダンカンはおそらくパートナーであるアガサを彼女に託して死亡。

しかし、アガサはその直後にウォーカーに噛まれ、マギーをかばって死亡します。託されたのに…

合流できたのはアルデン、ニーガン、マギーのみ(ダリルは消えましたが、おそらくそのエピソードは単独で今後公開されるのでしょうね)。

アルデンはこれ以上歩けません。ニーガンは彼を始末すべき…という雰囲気を出しますが、マギーはそれに反対。アルデンはかつてニーガンを抜けてマギーについた過去を持つ珍しい仲間ですが(元ニーガン派はほとんど残っていない)、ニーガンを裏切った理由に「マギーのほうが正しいことをしてくれると思ったから」というまっとうな意見を語ります。彼が望むのはアレクサンドリアにいる子供たちに物資を届けること。そのためには死んでもいい。

そう語ったアルデンを殺すことなく廃屋に置いていき、なんと天敵のマギーとニーガンでメリディアンに向かうことに!!!しかし、敵も多いし(「亡霊」の数は多くないが、2人よりは多いだろう)どうやって物資を運ぶんだ。

なお、ゲイブリエルは瀕死の敵のもとに戻り、「自分に祈ってほしい」と託されますが拒否。「神なんていない」とやさぐれモードであります。アレクサンドリアに来た時には神様のことばっかだったのに…!! ゲイブリエル、最近おいしいところが全然なくてかわいそう。

そして今回はコモンウェルスのシーンはなく、アレクサンドリアにいるキャロルが中心のエピソードが並行して描かれます。

壁を直そうとしているアーロンに対し、馬を捕まえようとしているキャロル。物資を運ぶためにも、馬は必需品(品じゃないけど)。アーロンは勝手なキャロルに呆れ顔。わりと勝手なのよね、キャロル…

彼女にくっついているのがケリー。しかし、それが気に入らないのがマグナです。疎外感もあるし、ケリーにコニーのことで期待させないでほしいし…という複雑な気持ちがあるよう。

しかし、キャロルはマグナ、ケリー、キノコ狩りをしていたロジータの協力を得て馬を確保!捕まえられたのは腕力ではなくケリーの優しい対応だっていうのも、ほっこりエピソードなのかもしれない。

しかし、馬をたくさん捕まえて戻った矢先、マグナはキャロルに「ケリーをつれまわすな」と警告。馬を捕まえる前に暴走(思いつめていた)しかけていたキャロルを抱きしめて止めたのはマグナですが、キャロルに危うさを感じているのも事実なのでしょうか。

キャロルは結局、連れ帰った馬を自力でつぶして仲間に振舞います。子どもたちはちょっと舌が肥えているのか馬肉を嫌がりますが、ハーシェルだけはモグモグ。「クモよりは美味しいよ」と聞いて子供たちはドン引きします。ハーシェルは放浪生活が長く、わりとたくましいキャラ。

彼と一緒にいるのはジュディス、ジュディスの弟(ミショーンとリックの子供)、アーロンの養子?かな。ちなみにロジータとゲイブリエルの子・ココも出てきたけどまだ赤ちゃんでした。

そしてひとり、馬の血に濡れた手を洗うキャロル… 報われないなぁ~という姿。

そういえば、マグナやケリーの仲間の音楽大好きおじさんはどこに行ったのでしょうか。オーシャンサイドかな?オーシャンサイドのキャラクターもそのうち出てくるのかな??最近の話には全然出てこないけど… もしかしてオーシャンサイドの話はもうナシ??

それよりも!マギーのグループ、仲間が死にまくってなんと残2名。ひ、ひどい… 強そうだったメンバーもことごとく失ってるし、嵐を回避したほうがよかったんじゃないですかね…