乱暴した男に復讐よ!お尻を開発してやるわ!!なんて展開あるわけないだろ『サバイバル・トラップ』

サバイバルトラップ

2017年のアメリカ映画『サバイバル・トラップ』を見ました。とりあえずDVDジャケット詐欺ではある(CUBEみたいな話では全然ない)のですが、ラストまで見て、非常に損した気持ちになりました。

主人公たちは4人の幼馴染女の子グループで、久しぶりに別荘へ。主人公は父親を自分が死なせた(自分を助けたせいで心臓発作でなくなった)と自責しているのですが、この伏線が別に何にも役立たないのもスゴイ。と、悩んでいる合間にも突然の男性たちの襲来!

しかもこの人たち、マスクとかじゃなくて、顔を塗ってるんですよね。直接。

レッド、ブルー、ブラック(これは黒人差別にはならないのか…?)の男性たちに襲われ、乱暴される女子たち。(主人公とその友達のメガネっ子は襲われず、他の2人だけ襲われる)

しかもその後に庭の木で首を吊られて弄ばれたりと、男たちは鬼畜の所業を繰り広げるのですが、管理人を呼びに行って死んでいるのを確認して戻ってきた主人公が彼女たちを助けて、形勢が逆転。

ブラックは殺され、ブルーなんてお尻を開発されてから殺されます。躊躇せず首をかっきる主人公。こえーよ。レッドは仲間に寝返るように命令されますが、後からやってきた黒幕(管理人の親戚のフリしていた男)と撃ち合いになって死亡。

主人公と親友はなんとか地下室から逃げますが…!?

本当の黒幕は親友だった!

彼女は自分の小説のクオリティを高めるためにこの騒動を起こし、その様子を観察していたのだ!主人公を殺し、追いかけてきた共犯者(管理人の親戚のフリしていた男)を殺し、書き上げた小説もほめられてニンマリするものの、誰かが彼女に「お前のやったことを知ってるぞ」的なメッセージを送ってきて…!?

という、どうでもいい気持ちになるエンド。

たしかに4人グループのなかでひとりだけ毛色が違う女子だなあと思ったのですが(メガネで地味、身長がでかくて洒落っ気なし)、友達を襲わせて小説のネタにするぞ!っていう考えもイマイチのような気もするし、この騒動をテーマにした小説は面白いのか??いや、つまらなさそうだぞという疑念が残る。

ちなみに、乱暴されるシーンでは胸も出さず、お尻だけちょっと見えてたけど基本的には下着まで!と、非常に紳士的な映画でした。でも、主人公はお風呂シーンでヌードを出していたので基準がよくわからない。

あと、女子のひとりの部屋着が「NEED COFFEE」とデカデカと書かれている服で、さすがにそれはちょっと… 和訳すると「コーヒーがほしい」って服着てる女でしょ…?キツくない…?いや、逆に欲しい気もするな…というオモシロがあったくらいです。