『君と世界が終わる日に』第3話を見た！天国だと思っていたシェルターに差別があり、下層の人間がこきつかわれるというこの設定。そのうち『東京ゾンビ』みたいにハゲとアフロがゾンビと戦うハメになりそう。金持ち（犬か猫を抱いてるババア）がハッスルしそう。
いや、そんな展開はないんですけど。金持ちが全員白を着ているのがパナウェーブ研究所を思い出させて仕方ありませんね。若い子は知らないか。残念！
で、本筋。シェルターでは差別が続いており、避難者は肩身の狭い思いをしています。
坪井（どうでもいいけど坪井の仲間はどこ行ったんだ？）は等々力、勝利、佳奈恵ちゃん、マキタスポーツ（役名忘れた）とシェルターに向かいますが、途中でゴーレム登場。ゴーレムの頭の上半分を飛ばし、その頭を踏みつぶし、矢で射抜き、それでゾンビが吹っ飛ぶという迫力ある演出がありましたね。ウソです、迫力はないです。『死霊のえじき』のオマージュかな？よくできてるけど、物足りないのは私が悪い？ロメロが好きな大学生の映研の作品かな？って感じが…
ちなみにシェルター近くには木の枝が積み上げている謎の入り口があります。めちゃくちゃ目立ってんだけど。よく誰も見咎めないものです。
ブーツの男（ミンジュン演じていた俳優さんがこれも演じている）が顔に傷のあるゾンビを量産していることもわかります。そしてそれをシェルターに送り込んでいる様子も描かれます。
そのシェルターは「誰でも大歓迎」というモットーを取り下げ、現在避難している人たちの親族以外の受け入れを拒否しています。が、ようやくたどり着いた坪井たちを、先に避難していた紹子さん親子が家族のフリをして受け入れ、なんとか潜入に成功。で、響がシェルターにいたこと、福島に行ったことを知ります。
ちなみに桑田さんとミンジュンの姉ちゃんは島に残っていますが、ひたすら落ち込むミンジュンののお姉さん。自分がウイルスを作る手伝いをしていたことに罪悪感があるようです。え、いまさら？そして桑田さんは彼女に好意を寄せているような…？ このドラマお得意の遠回しに好意を伝えるシーンを経て、あまりにも突然ゴーレムに襲われる2人。
ゾンビに追い詰められた桑田は自分が囮になり、彼女を逃がします。しかし、彼にとどめを刺したのはブーツの男。彼の目的とは？ それよりもこんなにどうでもいいエピソードでポロポロと登場人物を死なす制作の目的のほうが気になりますねえ。ウサギの糞みたいに小出しで殺さないで欲しい。最高に泣けるタイミングをそれぞれに用意してあげてよ！それがゾンビドラマの醍醐味でもあると思うのですが…
ちなみに来美は記憶を失ったことで苦しみ続けています。気持ちはわかるが、どうも自己中心的な振る舞いが増えてヒロインらしくないですね。ごめんなさい、毎回ウンウン苦しんでいる描写が「またか、だるいな…」としか思えない… 悩むシーンばっかりありすぎだよぉ～！
しかし噛まれた妊婦が産気づき、それを取り上げると医者としての気分がアガる来美。しかし「ゴーレムに噛まれたら安楽死」という新ルールが急に富裕層から発表されます。
しかし来美の意気込みとやる気にうたれたリーダー・秋吉は出産を許可します。この妊婦さんが『カメラを止めるな』で主人公の娘を演じていた真魚さんなのですが、頻繁に声がかすれるのが気になって気になって仕方ありませんでした。声がかすれてるセレブ女性ってなかなか見たことないですけど、叶姉妹みたいにハチミツで喉を潤してるのでしょうか。金持ちマダムはオペラかシャンソンしてそうなイメージあるからかしら。偏見ですね。
無事に生まれた赤ちゃん（富裕層でこの子だけ生き残りそう…）ですが、お母さんはすぐにゾンビ化。『ドーン・オブ・ザ・デッド』みたいに子供がゾンビじゃなくてよかったね。あの赤ちゃん、マジで怖いもんね。
しかし感染がバレた来美は、シェルターから追い出されそうになります。しかしそれをかばったのが秋吉。自分の婚約者と言い張り、来美との恋のフラグを立てるのでありました。
記憶のない来美は秋吉になびきそうなのですが、どうも秋吉にも裏があるようなので、たぶん記憶も戻って響のもとに戻るんだろうなあ。でも、秋吉が彼女のことを好きになったのが「母親の墓に花を供えてくれていたやさしさ」「自分の本当の姿を見てくれて、支えてくれる女性らしさ」みたいなところにありそうなので、恋愛経験がない学生じゃないんだからさ… と思った。この世界の人、絶対に「顔が好き」とかじゃないんですよね。「中身が素晴らしいから」みたいな、内面重視なのが重いっていうんですか。ねっとりべったりした恋愛、依存度の高い愛って感じですね。
ちなみに自分が生き残ったのが許せない等々力くんと佳奈恵ちゃん、こちらも唐突にデキちゃいます。Huluだからでしょうか、ベッドシーンが長めで驚いた。女性上位になってたし。でも1ミリもエロくないのがスゴイですね（俳優さんや女優さんのせいじゃなくてカメラワーク的に）。