2017年イギリス映画「キュート・リトル・バニーズ」。ウサギの姿になったエイリアン(というよりエイリアンが操作する化け物)が人間の女性に種付けするという衝撃的な設定。ウサギのCGとグロメイクを組み合わせているのですが、CGがすごく画面から浮いていて不自然で、ものすごいアルバトロス感が映画です。
登場人物は母の死を大嫌いな父に告げに故郷に戻ったメル、その父・バート、メルの初恋の相手・ローズが中心。ローズの婚約者のチャールズはインド系の俳優さんでしょうか。
メルは男と逃げた母についていき、故郷を捨てた過去を持つ青年。母の死を伝えに故郷に戻り、ローズと再会します。しかし、既にチャールズと婚約していたローズ。しかし2人は熱い夜を過ごしてしまいます。胸糞です。別れてからやれよ…これはチャールズ悪くないよね…
一方、エイリアンウサギは男は殺し、女は拉致監禁して種付け。どの女子も乳丸出し、股間にはなぜかアルミホイルがまいてあります。
村の夏祭りを襲うウサギですが、半分以上は自滅していく村人たち。ローズは拉致され、メル、バート、チャールズ、巡査、エロ婦警、ローズの父、唐突に馴れ馴れしく出てきた謎の青年(肉屋だっけ)、祭りの司会をしていたマーク、祭りに来ていたバブリーじじい歌手、チンピラアホコンビ、常日頃から銃を持ち歩く怪しいおっさんでウサギに対抗することに。
ちなみにウサギに小便をかけると爆死するという謎設定があるのですが、村に小便を貯めては撒き散らすらしいキチジジイが生息しており(ちなみにウサギに既に殺されてます)そのジジイのオシッコを武器に戦うという頭がわいてる展開も見どころです。
なんだかんだで仲間が死んだりもしつつ、メルはローズを奪還。なぜか監禁場所が大 爆 発して、大怪我をおっていたバートがそこで死亡。やっと和解した父が死んでもねちっこくローズとキスするメルの神経を疑います。婚約者を寝取られたチャールズも、メルにローズを譲ってさらにはメルとの友情を芽生えさせます。なんだこいつ、いい奴すぎるだろ。こいつ主人公でいいよ。
最後はまだウサギは生きているかも?という終わり方で「The end…?」という投げやりなエンディング。
とにかくエロシーンがふんだんにあり、最初はメガネで地味だった婦警が突然ボンテージにムチで戦闘を始めたりするので、本当に意味不明でした。
ガンガン人を食い殺すわりには女のワンパンで死んだりもするエイリアンウサギも不可解。顔がよっつに割れて触手が出てくるのですが、それで女を引きずって拉致します。効率悪くないか??
でもおっさんがシミジミと「ミニスカ婦警は最強だなー」と言っていたのは地味にパンチがあった。最高に偏差値が低いセリフだ。