「iゾンビ」シーズン2・第14話『ポジティビティ・カフェ』のネタバレ

iゾンビシーズン2

14話の事件

ポジティブさが人気のカフェの店主が殺された。彼女に落下したエアコンを細工したのは、元夫?それとも従業員?

14話の登場人物

レスリー:被害者。カフェ「ポジティビティ」のオーナーであり、とにかくポジティブな性格。
シェール:レスリーの娘。
スタン:レスリーの元夫。自身もカフェを経営しているが、レスリーがノウハウを盗んだとして訴えたことがある。店自体は非常に堅苦しいムードのカフェ。
ジルベール:シェールの恋人。フランス人でミュージシャンを夢見ている。
パム:リヴと留置場で同室だった前科者。非常に口が悪く、勤務態度も最悪。
ダーシー:美人のレジ係。ラヴィは彼女のことがお気に入り。

ネタバレ

ラヴィは不純物入りのユートピアムをヴィクとロニーの遺体の肛門から取り出していた。それから作った治療薬をゾンビラットに打ち、問題がなければメイジャーに投与するというが…?

ラヴィは出勤前にコーヒーショップ「ポジティビティ」に寄っていたが、その店主が外に出て歩道に降りた時、彼女の上にエアコンが落ちてきたところを目撃してしまう。

「ポジティビティ」はシアトルのコーヒーショップでも有名な店だった。彼女の脳をビスコッティ風にして食べるリヴ。被害者の脳を食べたリヴはポジティブになってしまう。しかも、被害者のレスリーの上にエアコンが落ちてきたのは故意にネジがゆるめられていたからだった。

落下したエアコンがあった部屋を訪れるバビノーとリヴだが、その部屋にはマリファナの香りが残っていた。さらに、ガラスが割れて血痕も残っている。血痕の先には浴室があり、浴槽の中で女がマリファナを吸っていた。彼女はリヴが逮捕された時(バビノーの元彼女・レジナが殺された時、単独捜査をして勝手に車に乗り込んだせいで逮捕された)に同室だったパムだ。
パムはレスリーが自分の恩人だと言い(釈放された後はレスリーの店の従業員をしている)、殺人事件の証拠を探していたのだと主張する。だが、リヴのビジョンによるとパムが店のレジの金を盗んだ容疑を賭けられていたことがわかる。また、バビノーはトイレの便器に落ちていた窓のネジを見せる。バビノーはパムを逮捕して様子を見るという。

ラヴィはゾンビウイルスの研究を進めている。メイジャーが様子を見にやってくるが、新薬を投与したゾンビラットは見た目もゾンビに近づき、攻撃的になってしまっている。

ブレインのもとにはボス氏の使いのケニーがやってくる。金を取り立てに来たのだ。

「ポジティビティ」を訪れるバビノーとリヴ。レスリーは前科のある人や恵まれない人を雇い、チャンスを与えていたことがレジ係から語られる。そして彼女を恨んでいる人物は元夫であり、向かいのカフェの店長だと証言した。彼は裁判でレスリーを訴えて負けた過去がある。

元夫のスタンは、彼女がコーヒーショップの技術を盗んだと怒っている。同じ味のコーヒーを出しているのに、レスリーの店ばかりが評価されているのだ。レスリーは自己啓発セミナーにハマってすっかり成果kぐあ変わり、ネガティブな物を捨てて夫とも別れたという。
そして娘のシェールはレスリーの連れ子であること、彼にはアリバイがないことがわかってしまう。

ボス氏の前でこっそりリヴとメールをしてニヤニヤしているドレイク。彼はテレルを殺したことをあっけらかんと報告して、先程のブレインの葬儀社にいたケニーと入れ違いで部屋を出ていく。
ブレインは「チャイナタウン」と言われていた。映画の「チャイナタウン」のやり方を真似て、敵対する勢力に罪をなすりつけたからだ。ボスはブレインが警察とつながっていると確信し、怒りを見せる。

レスリーの追悼イベントに出かけたリヴとラヴィ。シェールの恋人のジルベールが歌を披露している。レジ係の美人・ダーシーにアピールするラヴィ。しかし、ラヴィのジョークを全く理解できないダーシー。
シェールに話を聞きに行くリヴ。彼女は前向きすぎる母も愛していたと主張し、スタンとレスリーの裁判が泥沼化したことを明かす。そして、彼のショップがチェーン展開される予定も白紙になったと話す。
また、レスリーはパムを疑っていなかったと母のことを称賛するシェールだが、彼女とハグしてパムを眺めている時、リヴはビジョンを見る。レジの金をとっていたのはシェールだった。彼女はジルベールとパリに行きたいのに、母がそれを認めないから反抗していたのだ。

ビリヤードに出かけていたドレイクだが、警察に捕まりそうになり逃走する。

ラヴィはシェールにアリバイを聞くべきだと主張するが、リヴは反抗期ならばありえる行動だと擁護する。ラヴィはリヴの反対を押し切ってシェールのアリバイを確認するが、ずけずけとした質問ばかりをしてしまい、シェールとジルベールを怒らせてしまう。ただ彼女は、事件当日に店内にいた。

バビノーもリヴの話を聞いてシェールとジルベールを疑っている。だが、スタンにもはっきりしたアリバイがないし、嘘をついていたことがわかった。
不動産業者から入室者リストが届くが、落下したエアコンが付いていた部屋をスタンが訪れていたことがわかる。スタンの嘘を指摘するリヴだが、スタンには実は別のアリバイがあった。彼は下痢をしていたせいでガソリンスタンドにこもっていたらしい。そのことが証言され、スタンのアリバイは改めて成立した。
今度はジルベールのアリバイを探るバビノーだが、彼はフランス人でもなければ配管工でもなく、本当はアメリカ人の不動産業者だった。

遺体安置所にいるリヴ。ドレイクから電話がかかってきたが、デートがダメになったと連絡が入る。実は彼は警察に逮捕されていた。殺し屋のケニーについて聞かれるドレイク。実は彼は潜入捜査をしていた刑事だった。テレルは警察に保護されている。警察もボスと揉めている謎の男(正体はブレイン)を探している。

ブレインはワインを何本も開けては「味が変わった」とこぼしている。

ジルベールの取り調べをしているバビノーたちだが、彼は自分が犯人ではないと主張する。リヴは前向きに彼を励まし、真実を告げるように勧める。ジルベールはシェールを愛しているから、彼女が共犯だと言いたくないようだ。
司法取引の結果、ジルベールは刑期の軽減を求める代わりに真実を話すという。
だが、見張りが目を離したすきにシェールにキスされ説得されたジルベールは、自分ひとりで罪をかぶるという。

ドレイクは刑事仲間からリヴとの関係を指摘され、潜入捜査中に女は厳禁だと別れるように告げる。

事後に棺桶のなかで眠っているキャンディと、パンイチでピアノを弾き語りしているブレイン。だが彼の背後にはケニーが迫り、彼を拉致して車に乗せる。目を覚ますと、ブレインの前にはケニーとボス氏がいた。ブレインは山奥に拉致され、首を切られて死んでしまう。

シェールは罪を認めないまま、母の店をスタンに売り払ってフランスに旅立つ。シェールはコーヒーに興味はない。ラテアートが好きだという彼女は、自分のラテにモナリザを描いている。そして、店の外に描かれているチョークアートも、モナリザがモデルになっているものだった。パムだけは「私は騙されないからね!」と叫んでいる。

脳みそ料理を作っているリヴは、ポジティブ脳の影響が薄れてきて、ドレイクの本当の姿を知らない自分に不安を募らせる。そこにメイジャーがやってきて、自分がカオス・キラーだと告白しようとする。リヴもまた、ドレイクと交際中だと告げようとしているが、話をする前にリタが帰ってきてしまう。その鉢合わせに驚くリタとメイジャー。
2人は知らない者同士のフリをするが、メイジャーが帰りがけに「さようなら、リタ」と言って出ていったことで、リヴは彼女がメイジャーの浮気相手だったと気が付いた。リヴはリタの部屋を探して、メイジャーに送られてきたメールに添付されていた画像のセクシーランジェリーを見つける。

リタを思いっきりゲンコでぶん殴るリヴ(スカッとした!)。リタとの同居を解消して、彼女を叩き出す。

ドン・Eはブレインを探しているが、キャンディーはゾンビ化していて、地下室の遺体の脳みそを食べている。
(ブレインとセックスをしたせいで、彼女も感染した?)

翌朝。森では校外学習をしている子どもたちがいる。だが、その背後から埋められていたブレインが復活し、彼らからレジャーシートを失敬して体にまきつけて、ニヤニヤ笑いながら去っていく。彼はまたゾンビに戻ったのだ。

感想

ワインの味が変わっているというのは、ゾンビに戻ったという伏線でした。
そしてドレイクが潜入捜査官だということも明らかになり、ほっと一安心。リタの正体もリヴにバレてよかったよかった、と言いたいところですが、事件自体の後味はとても悪いですね。
犯人が逮捕される気配もないまま終わるのはシリーズの中でも初かもしれません。