「iゾンビ」シーズン2・第15話『科学の誘惑』のネタバレ

iゾンビシーズン2

15話の事件

生きたまま焼かれて見つかった女性の遺体。彼女はある治験者に後遺症の残るケガをさせていた。
しかも、彼女はマックス・レイジャー社で働く研究者だった。

15話の登場人物

エレノア・キャッシュ博士:今回の被害者。アーヴィング博士と名前を変え、マックス・レイジャーで働いていた。
アニー:エレノアの治験に参加して、顔にケロイドのような傷が残ってしまった。
アラン:エレノアと研究をしていた元博士。エレノアのせいで会社をクビになったせいで彼女をひどく恨んでいる。

ネタバレ

バスに血まみれの泥だらけのまま乗車しているブレイン。男のツルツル頭を見ながら、脳みそを食べたい衝動と戦っている。

遺体安置所ではリヴはリタのことで怒りまくっているが、ラヴィは生きたまま火炙りにされた遺体の女性のことをかわいそうだと思い、彼女の話を聞いていない。
その女性の脳みそをビーカーでスープにして食べるリヴ。

遺体の身元がエレノア・キャッシュ博士ということがわかったと告げに来るバビノー。彼女はニキビ薬の治験のせいで、アニーという治験者の顔にケロイドの傷を作ってしまった。そして遺体も顔が傷付けられている。
ラヴィは安置所に残っているが、そこにブレインが「脳みそ~!脳みそ~!」と言いながらゾンビらしく登場。もちろんジョークだが、ラヴィに脳みそを分けてほしいと頼み込む。

ラヴィは実験の結果、ゾンビラットは一時的に元には戻ったもののまたゾンビに戻り、さらには死に至ったことをブレインにも告げる。ただ、新しい治療薬を作っている最中だとも話す。
ブレインが死んだら他のゾンビたちへの脳の供給がストップしてゾンビアポカリプスが起こるという彼だが、ラヴィは彼の顧客リストをよこせと持ちかける。もちろんブレインは断るが、タクシーの手配と洋服を貸してくれるように頼まれるラヴィ。

アニーのもとを訪れたリヴたちだが、アニーにはケロイド状の傷は全く残っていなかった。ただ、近所の子供が今でもアニーをからかいにやってくるので、傷があったことはたしかだろう。
彼女は形成外科手術を受けたが、裁判は泥沼化した。彼女だけ症状が現れたのは、アニーが抗不安薬を飲んでいて、それとニキビの薬が影響を及ぼしあったせいだと言われている。
エレノアと同僚のアランは罪をなすりつけあい、慰謝料は僅かしかもらえなかったアニー。だが、その慰謝料を手術につぎ込み、ローンも抱えている。それでも、彼女はもうエレノアを恨んでいない。しかも、彼女にはアリバイがあった。

マックス・レイジャー社。スーパーマックスを飲んでいるヴォーンは絶好調のようだ。仕事も女遊びもしすぎのように見える。攻撃的になっているヴォーン。メイジャーはリタがリヴと同居していたことで、知らないうちに監視されていたとヴォーンに突っかかる。だがヴォーンはリタとメイジャーの関係を知らず、「娘と寝たのか?」と血相を変える。メイジャーも2人が親子だと初めて知り、驚く。
サングラスをかけて現れたリタだが、彼女は目のまわりに大きな青タンを作っていた。ヴォーンはメイジャーにサングラスをなげつけ、怒鳴りまくる。

ラッキーUのことでチーフ相手に愚痴っているドン・E。彼の報酬はブレインが得ているものと比べると僅かすぎる。
そこにラヴィの服を着て(身長差があるからブカブカでかわいい)登場するブレイン。「この服、好き!?嫌い!?」ときんにくんみたいなことを言うブレイン。
チーフとドンに対してボス氏に殺されたこと、ゾンビに戻ったことを告げるブレイン。ドレイクのタレコミがないことはおかしいと思っているが、ボス氏はブレインが死んだと思っている。それを利用しようというブレイン。メイジャー用に掘った墓穴にラッキーUの入った棺桶を隠して、しばらくは店仕舞するというブレイン。

バビノーは捜査を進めているが、デイル捜査官に呼ばれてブレインの父の別荘を捜索したと言う。彼の別荘の冷蔵庫にはやはり脳みそがあった。しかも牛ではなく、別の何かの脳みそだと思う。デイルはFBIのラボに連絡して脳みそについて問い合わせるが、以前の調査を依頼した脳みそが人間のものだったこと、報告書を誰かが改ざんしたことがバレてしまう。
デイルとバビノーは誰がこんなことをしたのか悩む。

リヴはドレイクからデートに遅れると連絡が入る。
彼女の脳は超分析派になっており、浮気相手がいる?それとも自分が浮気相手?と思っている。

ドレイクのよく行くバーに連れて行ってもらうリヴ。彼の自然体の姿を観察する。彼はバーテンダーや常連客とも仲が良く、リヴの話を彼らにもしていたようだ。浮気されているわけではなさそうだと思うリヴだが、そこにモリーという若い女性が乱入してくる。そしてドレイクを連れて出ていってしまう。
だが、リヴは彼の車にGPSをしかけていた。

遺体安置所で治療薬のことを考えているラヴィだが、科学者らしい素晴らしいアドバイスをするリヴ。これも脳の影響だ。そこにバビノーが走り込んでくる。ラットの解剖を目撃されて気まずい3人。
アニーはたしかにアリバイがあるが、今度はエレノアと裁判をしたアラン・ベンウェイ博士が怪しいと調べに行くことになる。

アランは博士をやめて、レストランで働いていた。エレノアの死に驚くアラン。だが、エレノアのせいで自分は製薬会社にクビにされて、どこにも雇ってもらえないと愚痴る。エレノアはアニーの抗不安薬の値を改ざんしていたはずと証言する彼。だがリヴは、ビジョンの中でヴォーンが彼女を怒鳴りつけていたことを知る。エレノアはマックス・レイジャーで働いていたのだ。

ヴォーンのもとを訪れるリヴとバビノー。エレノアはアーヴィング博士と名前を変えてマックス・レイジャーで働いていたことがわかる。だが、彼らはさっさと追い出された。
リヴは変装してマックス・レイジャーに潜入する。人間らしくヘアメイクを整えたリヴにシニカルな態度をとるラヴィ。バビノーに止められているのに、潜入捜査をするのは危険すぎる。

ブレインが近付いてきてゾクゾクするメイジャー。メイジャーは彼がゾンビに戻ったことを知ってしまう。
メイジャーがブレインを訪ねたのは、次に拉致するゾンビを決めるためだった。ブレインはドレイクを指名する。

リヴはマックス・レイジャー社で面接を受けるが、謎の地下室の存在を知る。そこには入室制限があり、普通の研究者は入れない。スーパーマックスチームしか入れないのだ。

潜入してウロついているリヴを見つけたリタは、地下に向かうエレベーターに乗った彼女を見て血相を変える。
彼女の乗ったエレベーターはヴォーンの待つ社長室に直行した。
こそこそ嗅ぎ回るリヴにイライラするヴォーン。彼女は真実に少しずつ近付いている。だが、ヴォーンは会社の秘密を守るために地下室を使用しているだけだと主張する。ヴォーンは彼女をそのまま家に帰す(なんでだろう)。

事件現場にあったらしきライターオイルが気になるバビノーだが、しつこくいたずらをしている子供を捕まえて話を聞く。その子供は、アニーはまだ傷だらけの顔をしていると主張する。

リヴはバビノーにマックス・レイジャーの地下室の捜査令状をとってくれと頼みに行くが、バビノーはアニーの家に行けば真実がわかるという。
バビノーが呼び止めたアニーの姿から、リヴはビジョンを見る。博士は生前、マックス・レイジャーの地下室でゾンビを使って実験をしていた。
しかし、傷だらけのアニーの前で正気に戻る。困惑しているアニー。犯行に使用されたオイルはカナダ産で、アニーの出身地でしか販売されていないものだったという。

犯人は彼女の双子の姉・ジェニーだった。彼女は妹が受けた仕打ちに怒り、自分が妹の介護に縛り付けられて未来を失ったことを怒っていた。そしてエレノアを殺したのだ。

リヴの見た幻覚が偽物だと考えているラヴィだが、そこにブレインがやってきた。ラヴィの服を返しに来た代わりに、新しい治療薬を受け取るブレイン。リヴはドレイクが謎の建物の中にいるのをGPSで見つける。

ボスはドレイクに対し、ブレインを殺したことを告げる。
ボスの世話をしているドレイクを見て、ショックを受けるリヴ。

リヴはまたまたラヴィにドレイクがボスの部下だったと相談をしに行っている。ドレイクと話し合いをすることにしたリヴ。

善人の死体を前に、正しく生きても死んだら意味がないと荒れているドン・E。
そこにブレインがやってきて、脳みそを食べ始める。ブレインは自分用の棺桶を買ったと突然告白する。リヴたちの前では明るく振る舞っているが、彼は死を恐れている。ブレインはガブリエルがラヴィの薬を打ったら溶けてなくなってしまったのも恐ろしい記憶だ。
ブレインは脳みそビジネスに必要な情報をすべてチーフとドン・Eに譲渡して、自分が死んでもそれを続けてくれと頼む。その代わり、ユートピアムの取引からは手を引け、ボスは冷酷で残忍だと告げる。
具合が悪そうなブレインだが、彼は突然チーフとドンに感謝の意を表した。

地下室では、ロケット博士とヴォーン、リタがスーパーマックスを飲んだゾンビたちを目の前に実験を続けている。
ヴォーンはゾンビにちょっかいを出して遊ぶが、そのせいでゾンビが放たれ、ロケット博士が襲われて死んでしまう。リタはゾンビを殺そうとするが、ハイヒールのかかとが折れてしまってゾンビに襲われた。
ヴォーンは娘を見捨てて自分だけエレベーターに乗ってしまう。
社長室で落ち着こうと酒を飲むヴォーンだが、エレベーターに乗って誰かがやってきた。血まみれのリタだ。
彼女は泣きながらドアを叩くが、扉は開かない。そのまま足を引きずりながらリタは出ていってしまう。

アランの職場のパイレーツレストランでドレイクを待っているリヴ。ドレイクは駐車場までやってくるが、彼の母親から電話がかかってきてしまう。

具合の悪そうなブレインが気になるドン・E。

リヴはドレイクを待ち続けている。

ブレインは覚悟を決めて、自分に新しい治療薬を打ち込む。

ドレイクは自分の車から降りるが、そこにはメイジャーがおり、彼を襲って眠らせた。
その彼をトランクに入れて連れ去るメイジャーだが、その直後にリヴは店から出てきた。

感想

ドレイクは拉致されてしまいますが、マックス・レイジャー社のエピソードがここから続きます。
リタもゾンビに噛まれてしまい…?
さらに、ブレインが治療薬を使ったことである変化が起き、そのせいで謀反が起きていくことになります。
などなど、関係性が大きく変化していく回。リヴ、メイジャー、バビノーのトリオが登場する回数が増えます。このトリオ好き。