「iゾンビ」シーズン2・第12話『SNSに夢中』のネタバレ

iゾンビシーズン2

12話の事件

ペイトンの上司であるバラカスが失踪した。時を同じくして、湖から見つかった3つの首なし遺体が見つかる。ボス氏が黒幕であろうこの事件を、リヴは脳みそなしで解決できるのか?

12話の登場人物

バラカス:ペイトンの上司。ボス氏と渡り合うやり手検事だが、突然失踪した。実はゾンビである。
コナリー、ジャクソン、フィッシャー:首なし遺体で発見された被害者たち。
タナー:警察の情報屋。
ジェレミー:新聞記者。一面記事になるネタを探している。
マディソン:別の事件の被害者。スマートフォンを見ながら事故に巻き込まれたSNS中毒の女の子。リヴは彼女の脳を食べ、ブレインの商売について知ることになる。
メイジャーを家に帰したリヴはドレイクが待っている寝室に戻って来て、ベッドに潜り込む。ドレイクの額の傷について尋ねるリヴだが、彼はその理由を話さない。

ネタバレ

ペイトンはあと数日でラヴィとメイジャーの家から出ていくつもりだが、家に戻ってきた彼女はひどく落ち込んでいる(ブレインが悪人なのに寝てしまい、さらには釈放させてしまった)。たまたま家にいたラヴィは彼女を慰めるが、ペイトンは彼を酒に誘う。
ペイトンは人から完璧な優等生だと思われていることにコンプレックスを持っていた。ラヴィは落ち込んでいた彼女の心を解きほぐしていくが、2人きりになるのを避けようとしているようにも見える。

当然、翌日二日酔いになっているラヴィ。リヴはペイトンに酒で勝てるわけはないと鼻で笑う。お腹ぺこぺこのリヴは3体の遺体が発見された現場に直行するが、バビノーと頭のない3つの遺体が彼女を迎える。

頭部がない遺体のビジョンは当然見ることが出来ない。リヴは遺体安置所に運ばれてきた、歩きスマホ中の事故で亡くなった女の子の遺体の脳を食べることにする。脳みそをマグロの鉄火巻風にするリヴだが、彼女はその食事を気が付かないうちにSNSに投稿してしまう。
リヴはSNS中毒者の女の子の脳を食べてしまったのだ。彼女がゾンビとしての証拠をSNSに投稿してしまうのではないかとラヴィはヒヤヒヤしている。

ペイトンのオフィスにやってきたブレイン。彼女はブレインに冷たくする。ペイトンは上司のバラカスに情報提供者と寝たと告白するつもりだが、ブレインはキャリアを台無しにするなと止める。しかしそこにリヴがやってきて、ペイトンの味方をする。完全にブレインを振るペイトン。だが、バラカスと連絡がつかない。
そしてリヴはペイトンのオフィスで、3つの首なし遺体のコナリー、ジャクソン、フィッシャーがボスの子分だったことを知る。

バラカスの家に行くペイトン。部屋はめちゃくちゃに荒らされていた。

ボス氏のところに聞き込みに行くリヴとバビノー。ドレイクはリヴを見つけて思わず隠れる。
ボスは3人の身元についてはしらばっくれるが、その死を知って動揺する。その中にはボスの甥っ子もいたのだ。
リヴはドレイクがSNSをやっていないことにイライラするが、バビノーは自分もやってないし、もしかしてドレイクが既婚者なのではないかとマジメに回答する。

取り調べに呼ばれたタナーという男は警察の情報屋だ。バビノーは彼にボスに楯突いている人間がいないか尋ねる。現在「ラッキーU」という質の高いドラッグが出回っているが、それをさばいている男(実はブレイン)の正体は謎だということしかわからない。

ラヴィは遺体安置所で動画配信をした彼女の動画を見て驚いている。だが、リヴはドレイクの過去を警察のデータベースを使って調べていた。彼は前歴者だった。連絡を絶つことを勧めるラヴィだが、リヴは「でも彼が好きなの」と呟く。

事件の捜査でクタクタのデイル。
バラカスの自宅には、金持ちに報復するようなメッセージが残っていた。バラカスはカオス・キラーの標的になるような人間ではないし、犯行内容に小さなズレがありすぎる。ブレインは彼の失踪には関わっていないだろうということを突き止めているデイル。
そこに記者のジェレミーがやってきて首なし殺人のことについて問いただす(「GLEE」にも出演していたアジア系の俳優さん)。

メイジャーはヴォーンから呼び出されるも、彼はマックス・レイジャーの悪口を書いているSNS投稿を読み上げるのに夢中だ。社長室には、ヴォーン以外にもリタとセキュリティコンサルタントのジャンコがメイジャーを待っている。ジャンコはヴォーンお抱えの殺し屋のようだ。
ヴォーンはカオス・キラーの模倣犯が出たことに苛立ちを感じている。メイジャーはバラカスがゾンビではなかったと嘘の主張をするが、カード明細では彼は激辛フードを買い、日焼けと髪染めを頻繁に行っていた。ヴォーンは言うことを聞かないならメイジャーに見せしめの罰を与えるつもりのようだ。
そして、SNS投稿でマックス・レイジャーの悪口を書いていたバンコクの青年に嫌がらせを始めるというが…?

遺体安置所にやってきたドレイクに、2年も刑務所に入っていたことを尋ねるリヴ。
ドレイクが刑務所に入ったのは、母の恋人が母親に暴力を振るっていたのを見て、怒りを爆発させたからだ。彼は罪を償ったものの、殴ったフランクという男はもう歩くことが出来ないし、介護が必要だという。リヴは彼を許すが、ドレイクはデートをキャンセルして母のもとに行くという。
リヴはそれにくっついていき、ドレイクのママとお茶をすることになる。その間にドレイクは母のキッチンの水漏れを修繕している。ドレイクのママは、リヴにメイクをしてくれるという。

ブレインは葬儀社として葬式を取り仕切っているが、その参列者にボス氏がいる。鉢合わせして思わず言葉を失うブレイン。

彼のママにこってりメイクをされたリヴだが、ドレイクのママは彼に対して愛情たっぷりだ。仲のいい親子に顔がほころぶリヴ。

葬儀社の地下室にいるブレインのところにやってくるボス氏。
「なんだブレイン、驚いたのか?僕は忘れない」
ブレインは驚愕する。突然彼がいなくなったことを責めるボス氏だが、彼が失踪した時に持っていたドラッグの代金に対して法外な利息を上乗せして要求する。ブレインはその条件を飲むしかないが、悔しくてたまらない。

遺体安置所でラヴィはまだ二日酔いに苦しんでいる。またペイトンと飲んだのだ。そこにバビノーがやってきて、血がついたボートが発見されたと告げる。頭がガンガンするラヴィは「(頭がない人が)羨ましい」と呟く。

事件現場ではSNS中毒のチャーリーと父親が待っており、ボートに乗っていた男が乗ったタクシーについて証言する。そしてその男の足取りをたどり、キャビンにたどり着いたバビノーとリヴ。なんとそこはバラカスの別荘だった。

キャビンの中はまだ温かい。バラカスはボスの部下に拉致されたと推測するバビノーだが、彼の行方はまだわからない。リヴはバラカスがゾンビだったと彼のキッチンの調味料で推測し(激辛ソースばかり!)、冷蔵庫に3つの生首があるのを見つける。
バラカスのバイクは消えているが、リヴは脳みそを残してゾンビが逃げるはずがないから彼が隠れているはずだと思っている。そして、地下室を見つけた。

地下室に隠れているらしきバラカスに脳みそを与えて助けようとしているリヴ。脳みそを運ぶ準備をする。
たまたま彼が生きていると聞いたメイジャーは、カオス・キラーの模倣犯がいるのではなく、たまたま似た状況になっただけだと知り、安堵する。そしてリヴについていくと言うが、彼女はメイジャーの手助けを断る。

カラバスと無事に会えたリヴだが、彼はゾンビ化して襲ってきたボスの手下を殺し、必要になると思って脳みそはとっておいたという。彼は息子に逢いたくてたまらないが、同時に自分の状況に絶望している。そして、メイジャーはリヴを尾行してきており、カラバスの別荘を外から眺めている。

またペイトンを慰めているラヴィ。ペイトンは自分がゾンビになったら彼を仲間にするという。ペイトンは知らず知らずのうちに、ラヴィを信頼している。
ペイトンがボス氏の次のターゲットになるかもと思っているリヴだが、彼女が既に辞職したと聞かされて安堵する。電話でバラカスのことを愚痴っていたリヴだが、その会話をリタに立ち聞きされてしまう。

だが、デイビス市長はペイトンを辞職させないように働きかける。新聞にはバラカスの失踪にボスが関わっているという情報が掲載されている。この事件が解決するまでは辞めることができない。

実は、ブレインが記者のジェレミーにそんな記事を書かせたのだ。ジェレミーもゾンビになっており、報酬として彼に脳みそが渡される。

メイジャーはヴォーンに呼び出されて、バラカスが殺し屋3人を殺せるはずがないと主張する。メイジャーの嘘を見抜いたヴォーン。
メイジャーは彼の5歳の息子を目撃してしまい、かわいそうすぎて始末できなかったと明かす(これは真実である)。
ヴォーンはSNSでマックス・レイジャー飲料の悪口を書いていた青年を既に殺していた。ヴォーンは、メイジャーがカラバスを殺した証拠を持ってこなければ、ネット荒らしを殺し続けるという。そしてヴォーンはバラカスが生きているならリヴに居場所を聞けと告げる。

カラバスのもとを訪れるメイジャー。彼を襲って冷凍庫のある倉庫まで連れて行ったメイジャーだが、もちろん殺さずに説得している。カラバスは何かを書きつけてメイジャーに渡す。そして、メイジャーは彼を凍らせる。

また売人の遺体が運ばれてきた遺体安置所。リヴは被害者のポケットからラッキーUを見つける。そこにバビノーが来るが、バラカスが自殺したことを告げて帰っていく。帰宅するラヴィだが、ペイトンは荷物をまとめている。ラヴィはペイトンが危険な状況にあると警告して、ペイトンのことはメイジャーとラヴィが守ると約束する。また、ラヴィはペイトンがいなくなると寂しいと言う。
しかし、彼女はやはり出ていってしまう。

ドレイクと料理をしているリヴのもとに客が来る。そこにドン・Eがドレイクを訪ねてやってきた。
リヴはビジョンで、ドン・EがラッキーUの売人であり、彼女の食べた脳みその持ち主・マディソンが彼からドラッグを買っていたことを知る。そして、ボス氏に対抗する謎の男はブレインだと知った。

感想

リヴがいつの間にドレイクを好きになったんだかよくわからない。けど、とりあえずけっこうお似合いなのでいい気もしています。ペイトンもブレインと関わったせいで、ゾンビ問題やラッキーUを巡る利権問題に巻き込まれていくのですが、ペイトンもラヴィが好きなのかブレインが好きなのかよくわからない。どっちもあまり好きじゃないのかな~とも思う。ラヴィはペイトンにベタ惚れですけども。