「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」シーズン3・第11話『水を求めて』のネタバレ

iゾンビシーズン2

マディソン、ウォーカー、ストランドを乗せたトラクターは走り続けている。ストランドの案内で水がある場所に向かっているらしいが、彼は何かを隠しているように見える。
車を走らせ続けるも、死者の群れと車が行く手を塞いている。
「神は救いたもう」
というストランドは、何かのスイッチを押す。大きな音で鳴る車のカギに興味をひかれ、死者たちは側道に降りていく。だが無理やり進んでいく車の後ろを、死者たちは追いかけ続ける。

廃品回収所に入った車。ストランドは慌てて扉を閉めて固定する。フェンスはすぐにこじあけられてもおかしくない。ストランドは何かを探している。彼はある車の下にある抜け道からダムに行くという。下水道に入る3人。ウォーカーは少し嫌がっているが、下水のニオイはそれだけひどい。ウォーカーはついていかないと言うが、マディソンはストランドを信じるという。渋々続くウォーカー。
3人は暗い下水道を進み続ける。

あまりの悪臭に、3人共息が絶え絶えだ。ネズミはそこら中を這い回っている。頭上をうろつく(地上の)死者たちの目をかいくぐりながら歩き続けるも、目的地に到着しないことにウォーカーは苛立ち始める。
しかも下水道には死者たちがおり、鉢合わせした彼らを追いかけてくる。ストランドは目印を見失った。

そして彼はようやく、ダニエルが生きていることを告げる。そしてオフェリアの居場所を知っているとウソをつき、彼らに置き去りにされたことを明かす。マディソンは微笑み、オフェリアは牧場にいると教えた。ほっとするストランド。
一瞬姿を消していたウォーカーが戻ってきて、死者たちが来ると告げる。ストランドはようやく目印のある道を見つけ、3人はその狭い通路を四つん這いになって進む。しかも、死者たちはまだしつこく追ってきているようだ。
しかし、死者がいたのは前方だった。太った死者が通路をつまらせている。マディソンはその頭を砕き、体すら砕いていく。肉体を分解していくと、パイプに詰まっていた汚水が一斉に流れ出した。

ダニエルは水を求める暴徒から逃げ続けている。彼らを追いかけながら発砲してくる者もいる。ダニエルは仲間が襲われたから守ろうとしただけだが、エフレインからは先に撃ったことを責められてしまう。
ダムに戻ってきたダニエルはストランドを見つけたが、同時にマディソンをも発見して驚く。2人は再会し、ダニエルはようやく娘が無事だと知る。そしてオフェリアが自らマディソンたちから離れていったこと、ウォーカーが彼女を助けたことを教える。ダニエルはストランドを殺そうとしていたが、それをやめて3人をダムの中へと連れて行く。

ダムを見学するマディソンたち。ローラとダニエルは、彼が住人を撃ったことで対立しているように見える。
ローラたちと面会するマディソン。マディソンは率直に水を分けてほしいと切り出した。その代わりに食料や武器を渡すと持ちかけるが、ローラたちは彼らに水を分けないという。マディソンは巧みに取引を持ちかけるが、ローラはつっぱねる。

夜。ローラはオフェリアの居場所をダニエルが知ったことを聞き出す。マディソンはウソをつかないと証言するダニエル。ローラはダニエルがここを出ていくのかを尋ねるが、ダニエルは「娘は安全だが、君は違う。約束は守る。ここに残る」という。自分が死んだことにしようとしているのだ。

汚れた服を洗濯しているストランドとウォーカー。ストランドはウキウキしているが、ウォーカーは成果がなかったら彼を切り捨てると宣告する。そして、マディソンたちも同じような運命をたどるかもしれないと匂わせるウォーカー。

ダムを眺めているローラのところに、マディソンがやってくる。
マディソンは、アメリカ人に水を渡せばローラが批判されることを知っているものの、どちらにせよ暴動が起きると持っている。ローラにリーダーらしくするべきだ(そして水をくれ)というマディソンだが、彼女は街を救いたいだけだ。
マディソンに、家族とダニエルの娘をダムに連れてきたらいいというローラだが、マディソンはそれを断る。

ストランドは暴徒に撃たれた男の世話をしているエフレインのところに現れる。手当を手伝うストランド。恩を仇で返されたなというストランドだが、撃たれた男はダニエルのせいだと思っている。
ストランドはダニエルの肩を持つが、エフレインは暴力はいけないと主張し続ける。ダムの内部にも不満分子がおり、外には暴徒がいる。誰が正しいのかは最後までわからない。

ウォーカーのもとに現れ、娘を救ってくれたことを感謝するダニエル。娘の近況を聞き出そうとするが、ウォーカーは「ともに戦っている」「彼女は英雄だ」という。ダニエルは面食らうが、敵のキャンプを襲撃したこと、その敵の味方のふりをしながら毒を持って彼らを殺したことをさらりと告白する。ダニエルは娘が人殺しをするようになっていることにショックを受ける。

ストランドのもとに戻ってきたマディソン。何もかもうまくいかない。ストランドは牧場を出たらと提案し、マディソンはローラに誘われたことを明かす。だが、彼女は信念を曲げないし、ダムは安全じゃない。
「君は何があっても家族を守る」
「家族を守るためにひどいことをした、子どもたちも私に続いた。代償は大きい」
自分を責めるなというストランドは、マディソンを優しく慰める。どうしたらいいのか聞かれても、マディソンは先のことを考えられない。
マディソンは牧場に居心地の良さを感じているし、そこにいたいと願っている。ストランドは自分の望みいて聞かれ、「友人を失望させたくない」と答える。

翌朝。ローラはまた給水を決行しようとしている。ダニエルは反対する。また暴徒に襲われるだろう。だが、水を配り続ければ襲われる理由はなくなるというローラ。ダニエルは不満はいくらでも湧いてくると肩をすくめ、暴力で暴力を抑止しなければいけないと言う。ローラはそれに反対するが、ダニエルはローラのためには武器が必要だという。ダニエルは仲間からも恐れられ、孤立させられている。しかし彼はそれを恐れない。暴徒たちに殺され、ダムに吊るされないためにも身を守るべきだというダニエルだが、ローラはとうとう自分のやり方が気に入らないなら出て行けと言い出した。残るなら、すべてローラの支持に従えというのだ。
ダニエルは危険を知りつつも、ローラに従うことにする。

ストランドとダニエル。ダニエルはストランドが何かを企んでいると思っている。もちろんストランドはしらばっくれるが、ダニエルはお互いのためになることなら見逃してやると微笑む。だが、違うなら「覚悟しておけ」と宣告する彼。
「水の女王を倒せ、水の女王を倒せ…」
ダニエルは歌いながら立ち去っていく。

ウォーカーは約束を守らないマディソンを置いて、牧場に戻ろうとしている。そしてマディソンたちも追い出すという。
彼はもうマディソンの言葉に耳を貸さず、そのまま出ていってしまった。
ダニエルはマディソンのもとにやってくるが、ローラを説得できなかったことを知ってがっかりする。マディソンは「娘と会うのが怖い?」とダニエルに聞くが、彼は安全な場所にいるオフェリアより、自分がダムを去ったらすぐに殺されるだろうローラのほうを守るべきだと考えている。だがオフェリアには父親が必要だ。マディソンはそう告げるが「オフェリアは私の娘だ、あの男に何をさせられても」と話す。

マディソンはダムを立ち去ろうとしているが、突然タンクが爆発した。炎上する死者たちがダムの中に入り込んでくるし、扉は開けっ放しになっている。
感染者たちを殺してでも、人間たちは水を奪いに来るだろうと説得するダニエル。ローラはダニエルに許可を出して、扉を慌てて修繕する。
ダニエルとストランド、マディソンはローラに呼びつけられた。武器が渡されるのだ。

エフレインは武器に反対し、水を渡すべき(ダムを解放するべき)だと主張する。しかし、彼の声は聞き入れられない。マディソンは定期的な水の配給と、トラックを1台くれと言う。その主張は認められるが、最初の取引は5日後だ。そしてその取引の日に、オフェリアを連れてこいというローラ。マディソンはそれを快諾する。

ダニエルにお礼を言うマディソン。
「気をつけろ、友人面して背中を刺すやつもいる」
彼は警告する。ストランドから握手を求められ、応じるダニエル。

すべてはストランドの策略だったと見抜いているマディソンだが、彼女の望み通りに事が運んだ。
しかし、これがどう転がるかは、まだ誰にもわからない。
歩いて帰っていたウォーカーに追いつくマディソン。
「水飲む?」という彼女の言葉に、微笑むウォーカー。彼も車に乗り込み、3人は牧場に戻っていく。

感想

ダム回。とにかくうまくいかない時間がひたすら続き、最後の5分くらいで全部が解決するというエピソード。ウォーカーはものすごく頑固で、マディソンのことを切り捨てる覚悟がいつでもあるということなのでしょうか。
ローラやダニエルは結局ダムに残りますが、すぐ襲撃されそう。しかし、この次回はものすごい展開が待ち受けています。

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