「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」シーズン3・第12話『闘う同士』のネタバレ

フィアーザウォーキングデッドシーズン3

ヘビや虫を殺して食べ、日記をつけているトロイ。焼いたヘビ肉を頬張る彼。ふと銃を片手にとり、眺める。
弾は1発しか残っていない。トロイのいるところからは、カラスに脳を食べさせられながら死んだ男が見える。

弾の痕だらけの小屋を見つけ、こっそり侵入するトロイ。缶詰を見つけて、それにむしゃぶりつく。
「神は自ら助くるものを助く」と書かれている刺繍の額縁を見つけた彼は。そのあたりを調べる。そこには、強力な武器・ランチャーが隠されていた。
孤独と苛立ちに襲われながら、カラス男の弔いをしたトロイ。カラス男が座らされていたイスに自らが座り、銃を弄ぶ。自殺しようとしているように見えた彼だが、なにかに気が付き、天に向かって銃を撃った。そして、満面の笑みを浮かべる。

死者たちを巧みに倒している仲間たちを眺めているニック。ニックは牛を殺す。
牛を安楽死させないといけないとジェイクはこぼしている。先住民たちが決めたことだし、ニックとアリシアもそれに納得している。乳牛は残しておくものの、ジェイクはその決意に納得行かない。牧場はどんどん牧場らしさを失っていく。それに胸が痛むのだ。ジェイクはここを出ていくことを考えている。牧場を脱出して小屋で2人で生きていけばいいとアリシアを誘った。牧場には死んだ土地と物資しかない。

水が出なかったせいで、まだ牧場民と先住民族たちは距離がある。ニックが中立であることを評価している先住民たちは、ジェイクではなく彼こそがリーダーにふさわしいと話す。ニックのもとにやってきたアリシアたち、ニックは疲れているうえに眠れていない。オットーを殺したこと、トロイを追放したことが彼を苦しめている。アリシアはトロイとニックが同じ自己破滅型だから、彼のことが好きなんだろうとからかう。

その夜。誰かがニックの寝ている家(もともとはオットーの家)にやってきたような音がする。
しかし、彼が起き出してもそこには誰もいない。振り返ると、ボロボロのトロイが立っていて、ニックは驚く。
ニックは彼が生きていてよかったと告げる。それが本心ではないだろうと笑うトロイだが、彼はおかしなことを言い出した。
「報いがやってくる。それは新たな喜びをもたらす」
「どんな報いだ」
「ケダモノだ。砂漠からやってくる。止めようもなく、どんどん大きくなる。想像もつかないほどに。神の裁きだ」
ニックは出ていくか、数日間ここに隠れるかを選べと言うが、トロイは「3つ目がある」と言い出した。トロイは大事なことだからよく聞けと言い、「あと数時間で、この場所は完全に消滅する」と言う。
そしてジェイクを呼び出せという。彼に見せたい美しいものがあるというが、そのままトロイは逃げ出してしまった。

翌朝。アリシアとジェイクは同じ家に住んでいるようだが、水を捜す手段を考えている。母とは2日前から連絡がとれない。ジェイクはやはり2人で逃げるべきだと言い出すが、アリシアは戦おうと言う。そして、牧場に残ると言い続ける。口喧嘩になる2人。
だが、そこにニックが来てトロイの襲来を告げた。ジェイクになにか見せたいものがあるようだったというニック。ジェイクは兄らしく、自分で対応するという。ニック自身はジェイクを守るために同行するという。

2人は車に乗って、トロイを捜す。ニックはトロイが本当に警告に来たのだと信じている。だが、ジェイクは以前にウサギが苦しむように殺していたトロイの姿が、本来の彼のものだと思っている。
しかしトロイとジェイクは、本当に目の前にあるものに呆然とする。
それは死者たちの群れだった。あまりにも大群すぎる、死者たちの群れ。ニックたちは牧場とは別の方向に死者たちを誘導しようとするが、爆発を目撃して驚く。トロイは、ランチャーを使って死者たちが牧場に向かうように導いている。

アリシアはオフェリアに死者の群れについて報告しているが、オフェリアは2人で偵察に行ったことを責める。
オフェリアもトロイの罠を疑うが、アリシアはニックを信じている。

ジェイクは明らかに正気ではないトロイを殺しかねない勢いだが、ニックは自分が彼と話をすると言って近付いていく。
「浄化だ」とつぶやくトロイ。トロイは彼らを2日間先導し続けてきたという。死者たちが大きな音を好む、自分はバットがボールに当たる音が好きだとよくわからない話を続けるトロイ。正気を失っているようだ。
「進化だ、ダーウィンは正しかった」
ニックは牧場の人たちを殺すなと主張するが、ジェイクは弟を狙っている。撃ったら弟を殺すというジェイクだが、トロイは銃を撃ち続ける。
死者たちは1本道を進んでいる。逃げ道はない。
ウサギは人間のように泣き叫ぶんだというジェイク。トロイは兄が守ってくれなかったと感じているし、ジェイクは弟の尻拭いをいつもしてきたと思っている。ジェイクに、トロイを殺さないように言い続けるニック。絶対に公開するからだ。
だが、トロイはジェイクに対して、ニックがオットーを殺した犯人であるを明かし、さらにアリシアもそれを知っているぞとニヤニヤ言い続ける。しかし、ジェイクは泣き出してしまい、もうどうでもよくなってしまったような素振りを見せる。
「死にたいか?一緒に死のう」
「冗談じゃない、1人で死ね」
ジェイクを止めるために、彼を銃で殴りつけるニック。彼は崖下に転落していく。

ジェイクに襲いかかる死者。彼は噛まれてしまった。ニックはジェイクの腕を切り落とすという。トロイものそのそと彼の腕を押さえつけ、ニックは一気にジェイクの腕を切り落とした。

牧場では、アリシア、オフェリア、リー(ウォーカーの次にリーダー格の先住民族2番手)、牧場の兵士たちのリーダー格の男・クープ(スキンヘッドでひげもじゃもじゃの大柄男)の4人が今後を相談している。
トロイの言ったことは本当なのか、それとも罠なのか?とにかく、住人たちは全員が武装しなくてはいけない。武器庫の鍵を預かっていたリーは、しぶしぶそれを解放する。

車で死者たちの進む道を通せんぼさせ、分散させて殺すという牧場の住人たちの計画は果たしてうまくいくのだろうか?死者たちはどんどん近付いてくる。フェンスに殺到した彼らのせいで、それは軋んでいる。彼らはどんどん中に入ってきた。あまりに大量すぎる死者の群れに驚くアリシア。
車の下に這いずりながら入ってきた死者を殺していく住人たちだが…

トロイは、ジェイクの遺体を前に呆然としている。ニックは腑抜けている彼の首根っこをつかみ、自分がしたことを見せる。
「俺を殺せ、ジェイクの代わりに」
そういうトロイに、銃を蹴りつけるニック。
「勝手に死ね」

車は大きく揺れ、ついには横倒しになる。そこから死者たちが彼らの領域に入ってきた。その騒ぎを、遠くの丘にいるニックは呆然と見ていることしかできない。

戦うアリシアだが、オフェリアに「皆を誘導しろ」と言われてそれに従う。クープもたくさんのウォーカーに噛みつかれてしまう。自殺しようとする彼だが、弾切れだ。アリシアは彼の頭を撃つ。そして襲われていたオフェリアを助けて、2人で逃げる。

蘇ってきたジェイクの頭をつかみ、殺さなければと思うトロイ。

アリシア、リー、オフェリアはまだ外に残っていて、死者たちと戦い続けている。彼らは大量の死者に囲まれながらもそこから脱出し、他の住人たちと一緒に倉庫に閉じこもる。

トロイはジェイクにとどめを刺し、「少し寝たい」という。「皆を救ってからだ。死んでから寝ろ」と言い放つニック。

倉庫の外では、死者たちが暴れている。

感想

まさかの牧場襲撃回。人間ではなく、久しぶりに死者が襲来します。死者の波って定期的にウォーキング・デッドに登場しますね。ジェイクが死に、ここからニックたちは彼らをどう助けるのか?(音を立てて誘導する??)
マディソンやウォーカー、ストランドたちが戻ってきた時、どうなるのか?
など、シーズン3の終わりにかけての盛り上がりが来たという感じ。
それにしてもアリシアは男運がないですね。

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