「iゾンビ」シーズン1・第11話『ゾンビ御用達の精肉店』のネタバレ

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第11話の事件

精神病院で殺された男。自殺に見せかけられていたものの、彼は薬物で殺されていた。
患者仲間のガールフレンドが彼を殺したのか?それとも、他の誰か?
そして彼はブレインともつながりがあることがわかるのだが…?

第11話の登場人物

スコット・E:今回の被害者。精神病院患者であり、メイジャーの友達でもあった。
ブリー:スコット・Eの彼女。
ラーソン医師:スコット・Eの担当医。

ジョニー:1話に登場した気象予報士。リヴの単独捜査を手伝ってくれる。

アラン:アメリカで始めて月に行った宇宙飛行士。カイザーの命令で、ブレインは彼の脳みそを手に入れるハメになった。

ネタバレ

精神病院でまあまあ楽しそうにしているメイジャー。患者友達もできたようだ。
スコット・Eとも仲良くなったメイジャーだが、突然彼は手首を切ったまま風呂に入り、自殺を図ってしまう。(精神病院でこんな事件はありえないと思うんだけど…)

現場検証に呼ばれたラヴィは、スコット・Eが殺されたことを立証する。
そして、その第一発見者がメイジャーだと知って驚くリヴ。スコット・Eはブリーという女の子と関係を持っていたが、彼女はいろんな男と関係を持っていたようだ。
バビノーはメイジャーのことも一応疑うが、リヴは冗談で彼をなごませる。

スコットEはIQも高く、家柄もきちんとした男だった。だが、彼はなぜ精神障害を負ったのか?実はスコット・Eもワシントン湖であったパーティに参加しており、リヴ同様に人々が殺し合い、ゾンビ化するのを目撃していたことがわかる。彼が一番仲がよかったのはメイジャーだったことも証言される。

メイジャーはスコット・Eからゾンビの話を聞かされていて、リヴにもなにか知らないかと探りを入れてくる。リヴはそれを笑ってごまかすが、スコット・Eは動画を撮影しており、地元のテレビ局の友だちにそれを送っていたということがわかる。

スコット・Eの死因は薬の過剰摂取だった。リヴは彼の脳みそを食べようとしているが、そのせいで薬物中毒になってしまうかもしれない。

ラヴィはペイトンと順調に関係を進めている。家デートの邪魔をしないようにするリヴだが、夕食を一緒に食べようというペイトンと、顔だけで「2人きりにして」と頼むラヴィ。

しかし、そこに来客がある。メイジャーが退院したのだ。食事の誘いを受け入れ、彼らは4人でテイクアウトの中華をつつくことにする。だが、映画「めまい」を見ようとするラヴィたちを止めるリヴ(精神錯乱の男が主人公だから)。メイジャーはゾンビなんか信じていないと言うが、その言葉をきっかけに、リヴはビジョンとは別の幻覚を見てしまう。激辛チーズパフというスナック菓子のパッケージにいる悪魔が話しかけてきたのだ。

ペイトンとラヴィはいい感じになっていて、メイジャーも楽しそうにしている。
リヴは自宅に帰らないほうがいいとアドバイスして、彼も一度は帰りかけるものの、おとなしくその言葉に従う。リヴの家のソファで寝る2人。2人の間に、以前のようなムードが流れている。

精肉店では、ブレインの部下たちが脳みそ料理を作っている。その横にはスズキの姿もあった。ブレインから脳みそをもらい、過去のトラブルは水に流したというスズキ。彼は、リヴがローウェルの死体を見て泣いていたとバラしてしまう。ブレインはリヴとローウェルの関係性をはっきりと理解した。

ニュースでは、宇宙飛行士のアラン・ヨークが失踪したことを告げている(ブレインがカイザーのために殺したのだろう)。リヴは洋服を着る途中、スコット・Eのビジョンを見る。
彼と関係を持った女性は、妊娠しやすいように足を上にあげていた。だが、スコット・Eは子供なんて欲しくなかったようだ。その女性が誰なのかはわからない。

メイジャーとリブはすっかり打ち解けている。

リヴはスコット・Eの私物を受け取りに病院に行くが、携帯電話が消えている。受付の女性から渡された面会許可証を見るリヴだが、彼に会いに来た人物のなかにはブレインの写真もあった。

スコット・Eと関係があったブリーは自分の父親の店に放火した過去を持つ。だが、彼女は妊娠したいなんて思っていなかったようだ。
スナック菓子の悪魔の幻覚と口論をしているところをバビノーに目撃されてしまうリヴ。

リヴは遺体安置所に戻るが、そこにはブレインの姿があった。焦るリヴ。
彼女は、ブレインを殺す機会を伺っているが、彼に出したマックス・レイジャーに毒薬を混ぜることはしなかった(毒薬では死ぬか確証がないから)。
その代わり、リヴはスコット・Eについてブレインに探りを入れて、ゾンビ動画について知っているか尋ねる。しかし、ブレインは何も知らないと言う。

バビノーはスコット・Eが何かの理由で退院したがっていたという話を聞き出す。

遺体安置所には、さらに珍しい来客がいた。天気予報士のジョニー(1話に登場。コールガール殺人事件の容疑者だった男)だ。彼は自分こそがスコット・Eの友達だったと主張する。
2人はドラッグの売人と客という関係性で、それ以来仲良くなったという。だが、彼は動画をもらった覚えはない。

リヴとジョニーは、スコット・Eの家を訪れる。家中が引っ掻き回されているようだが、スピーカーの中にパソコンが入っていたのを発見する。だが、パソコンにはチェス動画しか入っていない。しかしジョニーの助言で、パソコンからスマートフォンを探すことにするリヴ。

汚いアパートにやってきたジョニーとリヴ。そこにスコット・Eのスマートフォンがあるらしい。

メイジャーはスコット・Eの家に侵入してパソコンを探すが、一足遅かった。そこにブレインとジュリアンまで来たのが見え、慌てて隠れるメイジャー。彼らはスコット・Eの家を燃やしてしまおうと、ガソリンをまく。なんとか逃げ出したメイジャーだが、彼はブレインの車のトランクに隠れることにする。
そして、彼は「ミート・キュート」精肉店の場所を突き止めた。

いびきをかいて寝ているジョニーがいい加減うざったくなってきた張り込み中のリヴ。だが、アパートで精神病院のスタッフを見かけ、彼の部屋を調べることにする。トイレのタンクの中にあったのは、スコット・Eの携帯電話と大量の鎮痛剤だった。リヴはバビノーに連絡するが、令状がとれないと言われたのででっちあげの通報をする。

メイジャーはリヴのベッドで寝込んでいる。彼は今日自分が発見したことをリヴに隠したままだ。だが、2人の関係はどんどん親密になっていく。

逮捕された精神病院スタッフは、具合が悪そうにしている(リヴが通報したのはバビノーにはお見通しだった)。薬の出処について辿るリヴだが、それがマジメそうな女医・ラーソン医師だったと知って絶句する。しかも彼女は、スコット・Eと寝ていた。その口止めとして、スタッフは薬をもらっていたのだ。そのうえラーソン医師は妊娠している。

ラーソン医師の部屋で、彼女の出身大学のマスコットがブルー・デビルだったことを知るリヴ(幻覚と幻聴で気が付いた)。スコット・Eが悪魔を恐れていたのは、ラーソンが怖かったからだ。バビノーとリヴは父子鑑定をしないことと引き換えに、殺人の自供を勧める(ラーソンには夫がいる)。スコット・Eの家族は、彼を精神的に虐待し続け、病気にした。そんな家族には大事な子を預けられないだろうとリヴは脅す。
ラーソンは彼と関係をもって妊娠したものの、全てをバラすとスコット・Eに言われて、赤ん坊を守るために、彼を殺したのだ。

家に帰ったリヴは、メイジャーにキスされる。彼はまだリヴを愛していて、彼女が浮気したのか、自分に飽きたのかと疑っていたことを告白する。
リヴは初めて、メイジャーにゾンビの存在を告白する。ゾンビは存在するし、自分自身もゾンビだとメイジャーに告げたのだ。メイジャーはようやく、彼女の外見の変化や婚約破棄の意味を知る。
真実を知ったメイジャーは、それで少し楽になったと言い、リヴを抱きしめる。

精肉店では、貴重な宇宙飛行士・アランの脳みそ料理をパッキングしている。ブレインはご機嫌だが、商品が盗まれたことを知って慌てる。車の後部座席に積んだ商品がなくなってしまったのだ。誰が盗んだのか?

ラヴィは、ゾンビラットの脈拍を元に戻すことには成功したものの、実験材料に使用していた麻薬がなくなってしまった。しかし、ゾンビラットは元のネズミに戻り、彼は治療薬を本当に完成させられるかもと思う。

スコット・Eの携帯電話の暗証番号がわからないリヴ。またジョニーが家に遊びに来ている。
リヴはアランのニュースを知るが、そのニュースにジョニーが出演していたのを見て驚く。眼の前のジョニーは微笑みながら消えてしまった。彼は、スコット・Eの脳が見せた幻覚だったのだ。
幻覚のジョニーの言っていたワードを頼りに、暗証番号を解くリヴ。携帯電話の中には、リヴがゾンビ化したパーティでの動画があった。そして、ゾンビとなった自分が人の脳みそを食べている映像もあった。

そこに、メイジャーが訪ねてくる。彼との会話はどうにも噛み合わない。昨日の夜、キスをしてゾンビのことを告白した相手はメイジャーではなく、幻覚だった。
アランの脳みそを盗んだのはメイジャーだと彼は告白し、「ゾンビを皆殺しにする」と明言する。

感想

悪魔の幻覚や幻聴が見えるのが、最初は理由がわからないためイライラしましたが、意味がわかってからは面白かったです。しかし、患者と関係を持って妊娠するように仕向けるってスゴイですね。そんな女医がいるか!と思うんですけど、けっこうカジュアルな精神病院なのか??