「iゾンビ」シーズン1・第10話『危険なエネルギー飲料』のネタバレ

izombies1

第10話の事件

メイジャーと一緒に連続失踪事件を調べていた女性記者・レベッカが何者かに殺された。彼女が調べていたのは、マックス・レイジャー社。以前、リヴの友達のホリーもその悪事を暴こうとして殺された。
レベッカを殺したのは一体誰なのか?

第10話の登場人物

レベッカ:シェパーフド夫婦が逮捕された事件(7話)で登場した女性記者。マックス・レイジャーを調べていて犠牲になったらしいが…?
ヴォーン:マックス・レイジャーの社長。
アデル:社長秘書。
セバスチャン:ヴォーンの元側近。

ジェイソン:ある殺人事件の犯人。突然人を殺して、精神病院に収容される。
ライアン:ジェイソンにいたずらをして、殺人のきっかけを作った男。
コニー:ライアンの彼女。

スコット・E:メイジャーが精神病院で出会った男。街にゾンビがいるといい、何かを知っている様子だが…?

ネタバレ

リブは警察に連行され、ローウェルの事件の取り調べを受けている。しどろもどろのリヴ。
安置所にいたラヴィのもとには、ローウェルの遺体が運ばれてきた。

事態を知ってバビノーのもとに駆けつけるラヴィだが、リヴが容疑者とわかりさらに慌てる。バビノーはラヴィに対し、メイジャーのことをフォローするように頼む。バビノーはメイジャーがおかしくなったと思っているのだ。
一方、リヴの取り調べに乱入したスズキは、ローウェルが自殺だと断定してリヴを釈放する。

興奮するメイジャーを落ち着かせようとするラヴィ。犯人がゾンビだとわかっているが、メイジャーにそれを教えられない。

リヴはローウェルが死んだ瞬間が何度もフラッシュバックして苦しむ。
彼女は新しい脳を求めて安置所に出勤する。前回食べたエバレットのPTSDを消したいのだ。
ラヴィは、スズキがローウェルの事件を自殺として処理しろと命じてきたことをリヴに話し、2人はブレインと警察の癒着に気が付く。

リヴは脳みそを食べるために運ばれてきた遺体を調べるが、それはレベッカだった。以前、子どもたちの失踪事件のことをメイジャーと一緒に調べていた女性記者だ。彼女はアルコール依存症であり、誰かに襲われて階段から落下して、骨を折って死んだ。リヴはラヴィが止めるのも聞かず、レベッカの脳を食べてしまう。

バビノー刑事はジュリアンのもとを訪れるが、メイジャーよりも彼のほうが話に筋が通っている。

ラヴィは、リヴにローウェルのことを自殺として処理すると告げる。ブレインを追うと、誰かが傷付く。ブレインを逮捕しても、彼はゾンビ。その後はどうなる?だから、ローウェルを自殺として処理して、彼の遺体をラヴィたちで処分しようとするのだ(そうしないと感染源になるかもしれないから)。

しかし、酒が飲みたくなったと席を立ったリブは、自分の食事のニオイを嗅いでいるバビノーを見つけ、ビジョンを見てしまう。レベッカは目出し帽の男に襲われて自宅の階段から落ちて死んだ。犯人はレベッカのスマートフォンの指紋認証を解いて、何かをしようとしていた。
バビノーはリヴの食事に混ざっている脳みそをエビだと勘違いして、美味しそうだと思う(かわいい)。そして、レベッカの事件捜査に協力するという。

バビノーとともにレベッカの職場を訪れたリヴ。レベッカの上司によると、彼女はジェイソン・フライという学生の殺人事件のことを調べていた。彼は図書館で学生を殺して女子学生をガラスの中に放り込んだという、イカれた少年だった。レベッカの取材メモも入手するが、暗号で書かれていて読むことができない。だがメモの中にあったライアンという名前は、ジェイソンの同級生のものだった。

ライアンのもとを訪れるリヴたち。彼はレベッカとは面識があり、ジェイソンとも知り合いだった。ジェイソンは有能だったが、競争が厳しい弁論部で人生の挫折を初めて味わったと話す。
リヴはライアンのガールフレンドのコニーからビジョンを見る。彼女は、レベッカに対して「そのことはもう話さない」と怒鳴りつけていた。MRリッチモンド、MRジャクソンといったメモの中の名前に反応しないライアン。彼は何かを知っているのか?

リヴは、レベッカの脳の影響で仕事に没頭するが、同時に酒にも夢中になっていく。

バビノーはメイジャーのもとを訪れ、ジュリアンが生きていたと告げる。呆然とするメイジャーに、精神科への入院を勧めるバビノー。メイジャーは何が何やら訳がわからない。

酒を飲みながら張り込んでいたリヴ。彼女と鉢合わせたコニーは、レベッカが彼女の両親にまで聞き込みに行ったことを怒っている。

早朝、メイジャーは荷物をまとめている。彼は自ら、精神病院に入ることにしたのだ。真実を知っているラヴィは彼が正常だと主張するが、やはり真実は言えないままだ。メイジャーは自分が幻覚を見ていると思っている。

安置所のソファーで寝ていたリヴはペイトンからの電話で起こされるも、また酒を飲む。
ローウェルの遺体が入ったロッカーを見て、考え込むリヴ。だが、そこにコニーがやってきて、「全部話すから免責してくれ」と言い出した。

ライアンは、優秀だったジェイソンを山小屋に連れて行き、酒を飲ませて潰した。そしてコニーに死人のメイクをして、彼の横に寝させた。そしてジェイソンを起こして「お前が殺した」とウソをついた。ジェイソンは泣きながら、遺体の始末(本当は生きているが)を手伝った。そして数日後に発狂し、殺人事件を起こした。コニーは、ライアンならレベッカを殺しかねないと主張する。
しかも、ジェイソンはまだ自分がライアンのガールフレンドを殺したと信じている。

ジェイソンに会いに行くリヴとバビノー。彼は精神病院にいる。真実を知って驚くジェイソン。
だが、リヴもジェイソンがマックス・レイジャー飲料にハマっていたことを知った。
(マックス・レイジャーのドリンクと麻薬の組み合わせのせいで、ゾンビを発症する)
彼自身も、マックス・レイジャーのせいで凶暴化したのか?

レベッカのメモには、MRという文字がよく出てくる。これはマックス・レイジャーを指しているのではないか?そしてレベッカはそのせいで死んだのではないか?

ラヴィはリヴに、メイジャーに真実を告げるように言う。そしてメイジャーが精神病院に入院していると告げ、自分たちが黙っていたせいでこうなったと自責する。しかし、リヴはブレインたちが少年たちを食べていたと知ったら、メイジャーが何をするかわからないと思う。むしろ、入院しているほうが安全だ。

リヴはひたすら飲みまくっているが、泥酔した彼女を迎えに来たのはメイジャーだった。
彼女を家に送り届け、優しくしてくれるメイジャー。2人は久しぶりに、お互いを思いやる時間を過ごす。

リヴは出勤するが、ラヴィはゾンビラットをまだ育てている。
バビノーは、レベッカのメモにあったジャクソンやリッチモンドは人名ではなく都市名だったと調べ上げ、その土地でマックス・レイジャーの飲料に関係した暴力事件が起きていたという。
全員が普段は温厚なのに、マックス・レイジャーを飲んで凶暴化したのだ。

メモにあった「LW」はワシントン湖のことであり、リヴも参加した船上パーティの事件のことを指している。パーティはマックス・レイジャーの主催であり、会社は事件を把握していながら何もしていなかったのだとリヴは確信する。レベッカも、ホリー(以前のエピソードで殺されたリヴの同期生。マックス・レイジャーをスポンサーにしている冒険家だったが、会社の悪事を暴こうとして死んだ)も殺されたのだ。バビノー、リヴ、ラヴィは、真実に近づいていく。

マックス・レイジャー本社を訪れるリヴ。社長室に乗り込んでいくが、社長のヴォーンはしらばっくれる。ヴォーンは研究チームに副作用を指摘されたが、もみ消した過去があった。社長はライバル会社の捏造だと主張し、検死官補佐だとバレたリヴは会社を追い出される。

バビノーに怒られるリヴ。さらにラヴィにも早退するように命じられる。
リヴはバーに飲みに行くが、そこでレベッカの情報源だというセバスチャンと遭遇する。彼はマックス・レイジャーで働いていて、社長の側近をしていた。だから、彼の秘密を握っているのだ。
セバスチャンはエライザ(ホリーを殺したとされる殺人犯)に恋していたが、彼女は情報を漏らした後に失踪してしまった。しかも、レベッカはさらに情報源を持っていたようで、その人物を捜そうとセバスチャンは持ちかけてくる。

リヴはヒントが見つからず焦っているが、レベッカのメモにピラティスの予定がたくさん書かれていたことを見て違和感を覚える。彼女は不健康そのものだからだ。
リヴは、ピラティスのクラスを訪れてみることにするが、そこで出会えたのはヴォーンの秘書・アデルだった。彼女が内通者だったのだ。

アデルに警察に同行するように言い続けるリヴ。彼女はしぶしぶ同意するが、こっそり逃げてしまう。アデルを追いかけるリヴだが、地下駐車場で待っていたのはセバスチャンだった。彼はリヴを突然殴りつける。

目を覚ましたリヴ。彼女は拉致されて船に乗せられている。横にアデルの死体が転がっているのが見える。セバスチャンは殺し屋であり、アデルとリヴを湖に捨てようとしているのだ。リヴは動けない。
リヴの血を舐めるセバスチャン。アデルはヴォーンを脅したせいで殺されたらしい。だが、リヴはゾンビ化してセバスチャンを殴りつけ、船を運転して逃げる。湖に落下したセバスチャンは、船のスクリューに巻き込まれて死んでしまう。

リヴは生還し、ローウェルが自殺だったという書類へのサインをする。そして、彼女はラヴィにローウェルとの計画のことを話し、彼が死んだのは自分がブレインを殺せなかったせいだと告白する。

精神病院に入り、集団カウンセリングを受けているメイジャー。スコット・Eという患者と知り合うが、彼はこの街がゾンビに支配されていると言う(つまり彼は正常なのだ)。メイジャーはその主張に面食らう。

リヴはローウェルの遺体の前で号泣し、ラヴィは彼女を慰める。そしてリヴはブレインを必ず殺すと誓う。だが、湖畔ではスクリューで顔をズタズタにされてゾンビ化したセバスチャンが起き上がってきていた。

感想

セバスチャンはリヴの血をなめたせいで(中二病っぽい)感染。ゾンビになってしまったようです。
そして、マックス・レイジャーは想像以上に悪い会社のようですね。
今回は謎解き要素はほとんどなし。ちなみに、マックス・レイジャーはシーズン2になっても出てきますが、関わり方のエグさが増していきます。ブレインとは違った方向のワルですね。悪徳企業的な感じにしても、すさまじく黒いです。