「iゾンビ」シーズン1・第3話『消された殺し屋』のネタバレ

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第3話の事件

ひき逃げ事件の被害者は、実は別の殺人事件の加害者だった?しかも彼は殺し屋かつ殺人鬼であり、誰に殺されたのかまったくわからない。彼を殺したのは誰なのか?

第3話の登場人物

マーヴィン:ひき逃げ事件の被者。だが、本当はソシオパスの殺人鬼であり、別の殺人事件の加害者でもあった。
ウォーリー:殺人事件の被害者であり、マーヴィンに殺された人物。IT企業の社長だが、借金があった。
ドン:ウォーリーの企業に投資していた実業家。
フレディ:事件の目撃者。
ガス:冤罪で逮捕されたホームレス。
スミス:ウォーリーに金を貸していた男。

マーシー:リヴがゾンビになるきっかけとなったパーティに、彼女を誘った友人。事件以来行方不明になっている。

ネタバレ

廃船置き場で撮影をしている少年たち。彼らは地下に隠れている何かの撮影に成功する。

高校生たちは廃船置き場で撮影したのはゾンビだと主張して、その動画をアップロードして広めている。ラヴィはそれが3人目のゾンビかもしれないと主張して、リヴはしぶしぶ一緒に様子を見に行くことを約束する。それよりもリヴは、メイジャーからの連絡を待ち続けている。

リヴはラヴィにメイジャーとのこと(2話でセクシーな画家の脳みそを食べた影響で、メイジャーに復縁を迫ってしまった)を説明するが、直接謝罪したほうがいいとアドバイスされて落ち着かない。

ひき逃げ事件の被害者・マーヴィンの脳みそを食べるリヴ。だが、そこにブレインがやってくる。
彼はリヴが脳みそを分けてくれなかったことを責めに来たのだ。リヴはブレインのことを信用しきれない。人殺しでなくても、ドラッグの売人の過去は見逃せないからだ。彼女はブレインと取引しないことを決める。

リヴが帰宅すると、IT業界の寵児であるウォーリーの死を祝っている同居人・ペイトンの姿があった。
死んだウォーリーの投資家・ドンは、殺人事件の目撃者に高額の謝礼を出した人物であり、フレディは実際に名乗り出た目撃者だ。彼らはニュースに出演して、ウォーリーの死を悼んでいる。
さらに、ニュースには地方検事補であるペイトンもそこに映っていた。彼女の尋問の練習を手伝うことにしたリヴだが、ペイトンが見せたウォーリーの遺体の写真からビジョンを見てしまう。
彼女の食べた脳の持ち主であり、ひき逃げ事件の被害者が、ウォーリーを殺したのだ。

バビノー刑事のもとを訪れるリヴ。
だが、ウォーリーの事件の犯人は既にホームレスのガスだとされており、逮捕もされている。それが誤認逮捕だと伝えに行くリヴだが、これはバビノーの担当ではない。リヴは本当の犯人はひき逃げされたマーヴィンだと伝える。

リヴはマーヴィンが何人も殺している殺人鬼だと言うが、バビノーはさすがに突拍子がなさすぎると信じない。しかも、注目の裁判を中止できないというバビノーだが、リヴはウォーリーの殺され方は強盗ではなく処刑に近いと主張する(跪かせて上から撃った)。だが、証拠がないので何もできないのは変わらない。

リヴは自分だけでも正義を貫くと主張するが、自分の態度のおかしさに内心疑問を持つ。マーヴィンのナルシストで共感性が欠如した性格に、彼女自身が影響されているのだ。彼女はソシオパスの脳を食べてしまったのだ!

家に帰宅した時、ペイトンはSNSで見つけたというメイジャーと彼の新恋人のキス動画をリヴに見せる(自分で見つけてショックを受けないように)。だが、リヴは何も感じない。ペイトンは彼女の様子がおかしいと心配するが、本当にリヴは彼の心変わりを見ても何も感じないのだ。
だが、そんなリヴでもペイトンが持っていたウォーリーの極秘資料はこっそり読んでしまう。

3人目のゾンビがいるかもしれない廃墟に足を運ぶリヴと同僚。そこには、案の定、何かがいた。地下室には、リヴのかつての同僚で友人であるマーシーがいた。

しかもマーシーは完全なゾンビとなっている。だが、リヴは友人だったマーシーに石を投げる(マーヴィンの影響)。ラヴィはそれを咎め、もしかしたら彼女を治せるかもしれないと主張する。彼はマーシーに脳みそをまるまる投げ与え、変化があるかどうかを観察しようと言い出した。

その後、バビノーのもとを訪れるリヴ。ウォーリーの借金が事件の原因だと考えるリヴは、彼に捜査協力を求める。彼の借金の胴元は元警官だったことから、バビノーもしぶしぶ事件に協力することになる。

だが、彼の店は白人しかいない。捜査をするはずが、店で始まったクイズ大会に夢中になってしまったリヴ。バビノーはトイレに行くが、ウォーリーの借金の証拠になるだろう「今日中にスミスに金を返せ」という殴り書きを見つけてしまう。彼はスミスに金を借りていたのだ。

たしかにスミスはウォーリーにたくさんの金を貸していたが、殺すようなことはしていないと否定する。しかし、スミスは何かを知っているようだ。しかも、クイズ大会の優勝者のポラロイドの中にマーヴィンの写真があった(何でクイズに参加してるんだか)。それは、ウォーリーが店に来ていたのと同じ日だった。
ウォーリーを殺したのがマーヴィンだと信じ始めるバビノー。

バビノーとリヴは、マーヴィンの部屋を調べることにする。彼の部屋は雑学本ばかりが並び、ただのクイズマニアだったのかもしれないと思わせる。
だが、リヴはそこでビジョンを見る。マーヴィンのひき逃げの現場だ。車とそのナンバーをチェックしたリヴ。だが、バビノーも彼の部屋から、ウォーリーを殺した時に使ったらしい凶器を見つけた。

リヴとバビノーはひき逃げに使われた車の特定をすることになる。

ペイトンはウォーリーの裁判が中止されてガッカリしながら帰宅するが、リヴはガスが無実だと主張する。その途中で、リヴがウォーリーのファイルを盗み見たことがバレてしまう。ペイトンは怒ってしまった。リヴによって出世のチャンスを潰されたからだ。でも、リヴは謝ることすらできない。そんな気持ちにならないのだ。

遺体安置所では、ラヴィがリヴに新しい脳みそを食べて、マーヴィンのビジョンを消すことを提案する。だが、そうしたら事件は未解決になるかもしれない。だが、リヴはマーヴィンの脳みその影響に耐えられないとも思っている。

そこに突然やってきたメイジャー。リヴの力を借りたいという。ぎくしゃくする2人。メイジャーの施設にいるジェロームのルームメイト・エディが失踪したのだ。ジェロームもついてきている。
(メイジャーは更生施設で働くカウンセラー)

そこでバビノー刑事を頼るリヴ。ジェロームは「キャンディマン」と名乗る男が、若者に麻薬のユートピアムを配っていたと証言する。バビノー刑事は事件の捜査を引き受けるが、リヴははずみでまた知識をひけらかしてしまい、メイジャーとジェロームを引かせてしまう。

バビノーは、マーヴィンを殺したひき逃げ犯の車を特定する。その車は中古車だったので、元の持ち主に話を聞くが、買い手は本名を明かさなかった。しかし、持ち主はその人の顔に見覚えがある。
新聞に掲載されている写真を指差す持ち主だが、そこにはウォーリーの投資家・ドンの姿があった。

ドンの取り調べに挑むバビノーとリヴだが、ドンはずっとしらばっくれている。
ウォーリーが借金のために会社を売ろうとしており、それを回避したかったドンは、マーヴィンにウォーリーを殺させた。そして、会社の利益で大金を得た後は、口封じでマーヴィンを殺したのだ。
しかし彼は相当のキレ者であり、しっぽを掴ませない。

マーヴィンの車に乗り、カーナビの記録をたどって記憶を呼び戻そうとするリヴたち。リヴは仕方なしに、マーヴィンの脳みそをおかわりする。嫌な奴になったとしても、ビジョンを強化したい。
そのおかげで、たまたま通りかかったアイスクリームカーを見て、ゴミ収集車の男がドンとマーヴィンを目撃していたというビジョンを見ることができた。

ラヴィと、マーシーの様子を見に行くリヴ。
脳みそを食べてもマーシーにはなんの変化もなかった。リヴはマーシーを殺そうと主張する。反対するラヴィは、マーシーの組織だけでも確保しようとして、彼女がいる地下に落ちてしまう。

マーシーに襲われるラヴィ。リヴは凍りついたように動かない。だが、突然彼女ははっとして、ラヴィを助けるために穴に飛び込む。目が真っ赤なゾンビ状態になったリヴは、怪力を発揮してマーシーを殺してしまう。ラヴィは落ち込むリヴをなだめ、彼女は元に戻る。
リヴは、ラヴィの「その脳は、本来の君じゃない」という言葉に涙ぐむ。

ドンはまた取り調べを受けている。ごみ収集者から得たという情報をもとに、ドンのことを揺さぶるバビノー。そしてそこにペイトンが現れ、司法取引の機会を与える。減刑をちらつかされ、ドンはようやく自分の罪を認めた。ペイトンとリヴも目配せをする。

バビノーはまた功績を認められ、職場の仲間からほめられている。
ドンの目撃者のフリをしていたのは、実はラヴィだった。演技とコスプレにワクワクしているラディ。リヴの気持ちはもとに戻ってきたが、それが最悪だとも思っている。
マーヴィンの脳の感覚が抜けると、自分が戻ってくる。マーシーにしたことを考えると、それを忘れたくなるのだ。マーヴィンの脳みそを食べようとしていたリヴは、それをディスポーザーに捨ててしまう。

マーシーの母親に、匿名で彼女が身に着けていたネックレスを返却するリヴ。
彼女は改めて、メイジャーのキス動画を見て心を痛めている。ペイトンはひっそり泣いていた彼女を抱きしめてくれた。

ジェロームはいなくなったエディの聞き込みを続けている。だが、彼が話しかけた男がいる。ブレインだ。ブレインはジェロームをエディのいるところに案内すると行って連れて行ってしまう…。

感想

ブレインはなんと、少年(なぜか女の子はさらわないブレインくん)をさらって脳みそを抜いて金持ちに配布するという恐ろしい犯罪に手を染めています。そのせいで、更生施設に勤務するメイジャーもゾンビ抗争に巻き込まれていくことに…??
しかし、マーシーは1話でも登場しているのですが、ウザめのキャラとして描かれていたので再登場するともそんなに思っていませんでした。リヴと全然仲良さそうじゃないし。
殺人鬼のおっさんの脳みそなんて食べたくないっすよね。影響されたリヴがちょっとおかしくなっているのも見事な演技でした。しかし、雑学好きっていうキャラクターは必要だったのかしら。クイズ王の脳を食べる回として別に分けられそうなのに、いろんな要素を盛り込むのは贅沢。

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