「iゾンビ」シーズン1・第2話『脳みそを分けてくれ』のネタバレ

第2話の事件

芸術家の男性が、絵筆を目に刺されて自宅で殺されているのが発見された。
彼を殺したのは妻？それとも愛人？その恋人？それとも、彼を恨んでいた友達なのか？

第2話の登場人物

ハビエル：芸術家。才能はあるが女性好きで、たくさんの愛人がいた。
ローラ：ハビエルの妻。
ターシャ：ハビエルの愛人。
ティト：ターシャの彼氏。スケベ人間。
アーティ：ハビエルとローラとは昔なじみの美術商。

ジャッキー：ブレインがナンパした女性。セレブである。

ネタバレ

絵筆が目に刺さっているハビエルという男性の死体を見つけ、叫んでいるローラ。

そして、そのハビエルの検死をしているラヴィ。彼は有名なアーティストだった。

現場に来たバビノーは、妻のローラが犯人だと確信しているが、リヴはその直感に呆れている。
リヴは遺体安置所に戻り、ハビエルの脳みそを食べる。

家にいるリヴのもとに、メイジャーが彼女の私物を持って訪ねてきた。リヴは彼と距離を置きたいが、ペイトンはなぜそう思うのか、考えたほうがいいと言いたげだ。
その夜、彼女は自分をゾンビにした男・ブレインの悪夢を見る。

リヴはハビエルが浮気していたビジョンを見て、バビノーに伝える。だが浮気相手の名前はわからないし、その浮気の邪魔をした人物もわからない。

だが、リヴとバビノーはローラに会いに行った時にその浮気相手・ターシャを見つける。彼女は、ローラ公認のハビエルの愛人だった。ローラはハビエルを自由にさせていたし、ローラ自身にも愛人がいたと語る。だが、バビノーはローラがまだ犯人だと信じている。

犯人像が絞り込まれ、右利きで高身長の人物だということがわかる。ローラは身長が低いので、犯人ではないだろう。

ラヴィは、似顔絵捜査官の手助けを借りて、リヴが探しているブレインの顔を描いてもらう。だが、リヴは集中しすぎて、捜査官のスケッチブックを取り上げてしまう。彼女はハビエルの脳を食べて芸術への情熱を得てしまったようだ。

今度は、ローラとハビエルの友人である美術商のアーティを取り調べているバビノー。アーティはローラがハビエルに一途だったし、ハビエルはダメ亭主だったと語る。そして、彼は犯人像とマッチした体型をしている。

リヴは自分で似顔絵を書き上げてしまう。それで聞き込みをするのだ。

リヴはハビエルの影響で、絵まで描き始める。だが、遺体安置所に出勤した彼女の前に、聞き込みの成果として？ブレインが現れる。彼は墓をあさって脳を食べていたそうだ。リヴが見たビジョン（ゾンビ化した彼に殺された男のビジョンを、リヴは見ていた）も、ひったくりを追いかけていた途中でゾンビの本能が爆発してしまっただけだと言い訳する。「ゾンビあるある」で意気投合する2人。そこにラヴィもやってくる。

ブレインの検査もするラヴィ。ブレインもゾンビを治したいとは思っている。
そしてブレインは、自分がリヴをゾンビにしたことを初めて知り、驚く。
落ちたメスの音で、ビジョンを見るリヴ。ハビエルはなにかトラブルに巻き込まれていたようだ。ターシャの恋人が彼に怒りをぶつけている。
リヴはバビノーのもとに行こうとするが、ラヴィを襲うかもしれないと警戒してブレインを帰らせる。彼は悪人なのだろうか？

バビノーはターシャの愛人の元恋人たちを警察署に集めて一斉に調べようとしているが、リヴはその中にビジョンに出てきたターシャの恋人・ティトを見つけた。
だが、彼から、ハビエルがアーティの18歳の娘・ベッカに手を出したことを聞かされて驚愕する。

ブレインはバーでジャッキーという女性をナンパしている。セックス中に、彼の目はどんどん真っ赤になっていく。ゾンビ化したのだ。

家で絵を描いているリヴにびっくりするメイジャー。彼は彼女が突然趣味を持ったこと、ジャズを聴き始めたことに驚いている。レコードをCDに焼いてあげるというメジャーに、ほっぺにキスをして喜ぶリヴ。メイジャーはその態度に驚く。

ブレインはまたリヴを訪ねてくる。彼は自分を善人だとアピールして、ドラッグを売るのもやめたと言う。彼はリヴの助けが欲しい。脳みそを分けてほしいのだ。リヴは了承する。遺体安置所では渡せないので、外で待ち合わせをするリヴ。

ブレインは縁を切ろうとしているドラッグの売人たちに追われている。だが、ブレインは彼らの言うことを聞かない。そのやりとりをリヴに見られ、変化しようとしていないと思われてしまう。

しかし、車に乗せられたブレインはそのまま売人たちを殺してしまう。やはり、彼は悪い人間だ。

ブレインは、ジャッキーをゾンビにして仲間に引き込んだようだ。彼女は流行評論家でお金持ちだ。ブレインは彼女を相手に、脳みそを高額で売りつけている。

リヴはブレインを信用していいのか悩んでいる。

バビノーの調べによると、レストランを途中で抜け出したアーティにはアリバイがないことがわかる。彼は破産寸前なのだ。俄然、彼は犯人の疑いが強まった。捜査にはアート好きのラヴィも同行する。

ハビエルの家ではパーティが行われていて、彼の絵の即売会が開かれている。そして、その値段は高騰している。ハビエルが死んだせいだ。
ローラは、食事中にアーティが席を外したことを忘れていたと証言する。

ラヴィは、ある女性に「接近禁止令が出ている元カレが来ている」と訴えられ、彼女を助けようとしてリヴから離れてしまう。
リヴはなんとなく倉庫に入っていくが、ターシャの元恋人・ティトが彼女を追いかけてくる。彼女を襲おうとしているのだ。リヴは、ハビエルがベッカを妊娠させたビジョンを見て慌てるが、ティトはリヴに迫り続ける。そのまま襲ってくるティトを撃退するリヴ。

アーティはローラを愛していたし、ハビエルがベッカを妊娠させた事を考えても怪しい。だが、ラヴィは段差を利用すれば小柄な人でもハビエルを殺せたはずだと思いつく。
バビノーはローラが犯人だと確信し、アリバイにアーティを利用したと証明する。ローラは子供ができず、ベッカと子供をもうけたハビエルは家を出ていこうとしたのだ。だから彼を殺した。
リヴを追いかけてきたティトは、バビノーがパンチで撃退する。

リヴはハビエルの脳みそに夢中になり、絵を描き続ける。
そしてリヴは唐突にメイジャーの家を訪れ、彼とおしゃべりしたいと言い出す。突然情熱的になった彼女に戸惑うリヴ。彼女はメイジャーに愛を再告白するが、彼は怒り出す。半年間つれなかった彼女の態度が急変したことを受け入れられないのだ。
リヴはメイジャーに追い返される。

彼女は絵を完成させた。そして、自分が生きている時にも、心のなかに死んでいた部分（感受性）もあったと気付く。だが、死んだ今、生き返ってきた部分もあるのだと理解する。

感想

突然の昼ドラ回であり、ブレインがはっきりレギュラー出演する回でもあります。
しかし、最初は心を入れ替えようとしているのか？と思わせつつ、実は自分の思い通りにならない人間はこっそり殺しまくるという悪人ぶり！しかも、セレブをどんどんゾンビ化して、脳みそを高額で売りつけるというやり手ビジネスマンぶりを見せます。人間の時にそれをどうして出せなかったんでしょうか。