「フリーキッシュ 絶望都市」シーズン1・第3話のネタバレ

フリーキッシュ絶望都市S1

前回までのあらすじ

・戻ってきた生徒たちが全員おかしくなり、唯一残っていた大人の教師をパクパク食べ放題
・しかも、グローヴァーの妹・メアリーが感染してしまう

第3話

心配を続ける兄を拒み続けるメアリー。だが、グローヴァーは優しく寄り添う。そこでようやくメアリーは、アディに噛まれたことを告白する。自分に言い聞かせるように、グローヴァーは「大丈夫だ」を連呼する。そして、彼女の手当てをすると言い、部屋を出ていく。

メアリーのための薬を探していて、その行為をヴァイオレットに見咎められるグローヴァー。無理やりごまかして去っていく。

メアリーはナタリーと組んで食材の在庫を確認している。だが、メアリーは数を間違えるし、悲観的なことばかり言うし、どう見ても様子がおかしい。また、ナタリーが5時間前に食べたスープの臭いを嗅ぎ分けるメアリー。ナタリーは驚くが、危機的状況だから仕方ないとスルーする。

無線機を直しているバレット。そこにヴァイオレットが来る。医薬品のリストを彼に渡し、グローヴァーがとっていった薬品のことを相談するヴァイオレットに、バレットは「君は冷静だ」と称賛する。彼女がなぜ奉仕活動をすることになったのか詮索するバレットだが、「機械オタクを殺したから」と挑発する。彼女は詮索されたくないのだ。
無線機で助けを求めるバレットだが、生存者は既に9人に減っている。

糖尿病のラショーンは、あと1日分しかインスリンがないとゾーイに打ち明ける。

メアリーは校内を徘徊する。そこには、モルモットを触っているヌードルがいる。冗談で彼女を和ませようとするヌードル。メアリーはちょっと笑顔になる。
ビニールで封鎖された外を見つめているメアリー。ビニールをめくりあげると、そこにはゾンビの男がいる。口をパクパクさせるゾンビを、ガラスを叩いて追い払う。グローヴァーが来るが、彼女はゾンビのことを隠す。

メアリーは自分が死ぬのではないかと怯えている。自分が変わったらどうする?と兄に聞くメアリー。
ナタリーのスープの臭いを嗅ぎ分けたことを告白するが、それを笑われて終わってしまう。兄にお菓子をねだり、メアリーは1人になる。

こっそり酒を飲んでいるディーゼルだが、缶が転がってくる。警戒する彼だが、そこにはナタリーがいた。彼女はロッカーに何かを隠している。声をかけるディーゼル。なんと、ナタリーは自分のロッカーに食料を隠していたのだ。言い訳をする彼女だが、ディーセルは彼女が妊娠していることを指摘し、何か月か尋ねる。彼女は8ヶ月の妊婦なのだ(ぽっちゃりしているので、妊娠しているのがまわりにもわからなかったようだ)。彼女は両親にも、妊娠していることを隠しているという。
「誰でも秘密はある」
ロッカーの扉を閉めて、ディーゼルは去っていく。

妹のために、割れた自販機からお菓子をとっているグローヴァー。そこに現れたヴァイオレットに“秘密”(妹のことで何か隠し事をしていること)を指摘されるも、彼は「君は世界の中心じゃない」と初めてヴァイオレットに冷たい態度をとり、そこを去る。

バレットの無線機は空振りだ。学校の封鎖が終わったとディーゼルが報告し、ナタリーが食料のリストを提出する。なんとかもたせれば、2週間はもつかもしれない。ラショーンやゾーイ、ヌードルもそこにいる。どうしたら生き延びられるのだろうか?意見を戦わせるメンバー。
「その前に死ぬ」
メアリーが突然現れる。「ゾンビは1体も見ていない」というヌードルだが、メアリーは彼らがうまくモヤに隠れていると言う。そして、彼らは学校の中に入ってくるつもりだと語る。隠れてもムダだ、と。バレットはシェルターの扉も破られていないから大丈夫だと言うが、時間の問題だと切り捨てるメアリー。彼らは恐怖の匂いを嗅ぎ分けるのだ。あなたは怖い?と尋ねるメアリーに、バレットは怖くないと冷たく言う。「君はどうだ」というが、彼女は笑って答えない。全員がメアリーに警戒心を強めている。

ひとりでヴァイオリンを弾くメアリー。だが、弓に触れている指から出血が止まらなくなり、彼女は怯える。

トイレにいるヴァイオレットを、いつの間にか近くで睨んでいるメアリー。彼女は驚く。
「あなたは嫌い、男を利用するから」
出て行こうとする彼女に、メアリーは兄は素敵な優しい人だから、同じように優しく接するべきだと主張する。「大事しなければ痛い目に遭う」とまでいう彼女。怯えつつも、ヴァイオレットはこの危機的な状況の中で、みんなベストを尽くしてると言って出ていく。自分の指の血を、ふと舐めるメアリー。

誰もいない部屋で、バレットはこっそり部品をはめこみ、無線機を動かす。
「キーワードを」
「着火点ズールー」
「おかえり、ズールー」
彼は既に、誰かと通じている。だが、それを隠している。

薬をとったことを、ラショーンとディーゼルに咎められるグローヴァー。彼が隠していることを吐かせようとして、ディーゼルはナイフをグローヴァーの喉元に突き当てる。その追及を逃れ、グローヴァーは音楽室のメアリーのもとに向かう。
メアリーは既に、ヴァイオリンの弾き方すら忘れている。彼女は「皆には言わないで」と懇願するが、もうごまかしくれなくなってきている。だが、それでもメアリーは時間を稼いでくれと頼む。

聴覚が鋭くなり、いろいろな音が聞き取れるようになるメアリー。無線をいじっているバレットに近付く。
「ヴァルハラにも知られたが、実行は可能だ」
盗み聞きをしているメアリーに気が付いたバレットは、彼女を追いかける。彼女はバレットにつかみかかる。だが、そこにグローヴァーが割って入る。

部屋の中でメアリーを看病しているグローヴァー。
それを部屋の外から見ている面々。ゾーイは兄妹2人を監禁すべきだと言うが、ナタリーは反対する。だが、バレットやディーゼルですら、とにかくメアリーは監禁すべきだと言い続ける。
ナタリーだけがメアリーとディーゼルの味方をしているが、バレットが俄然優勢だ。

メアリーは何かを言いたそうにしている。グローヴァーはそれを聞き取ろうとする。
「私を殺して」
唖然とする彼。他の者たちは、気が滅入ったまま夕食をとっている。

ヴァイオレットはグローヴァーを気遣う。彼は妹を守れなかったことを後悔しているのだ。彼女はグローヴァーに食事をするように命じる。

ナタリーはアディのことを思い出して泣いている。それを慰めるディーゼル。

しかし、メアリーは次の瞬間、ベッドの上でのけぞって変異する。

感想

・メアリーがおかしくなる回。次のエピソードからは、変異した彼女を巡ってまたトラブルが起きます。
・バレットの通話相手とは誰なのか?そして、ラショーンのインスリンはどうなるのか?