「Zネーション」シーズン3・第3話「新しい任務」のネタバレ

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主要キャラ+新しい登場人物

ロジータ:皆のリーダー。銃も体術も得意な元軍人。
アディ:機械いじりが得意。鉄バットが武器。
ドク:医療技術に詳しい(ただし無免許医)。
ヘクター:シーズン2からレギュラーになった元マフィア。現在はロジータたちと行動を共にする。

マーフィ:現在、逃亡中。新世界を創ろうとしている。
10K:マーフィに利用されており、彼と行動を共にしている。
マーチ医師:マーフィを作り出した張本人。マーフィと一緒に行動。

サイモン:基地から脱出するも、救助されたようだが……。

【新キャラ】

カヤ:サイモンを助けた女の子。市民Zのファンであり、彼に恋心を抱いているようにも見える。おじさんとおばあちゃんと共に北極の家で暮らす。
サン博士:ロジータたちと行動を共にすることになる女博士。マーフィの血液からワクチンを作ろうとしている。

ザ・マン:何かのミッションのために、医師や研究者を誘拐・監禁していた過去がある謎の男。シーズン3ではマーフィを追うことになる。

第3話「新しい任務」(英タイトル:A NEW MISSION)のあらすじ

サード・シーズンでは、セカンド・シーズン最終話に続くストーリーが展開される。潜水艦の爆発を受け、新たに“ブレンド”となったマーチ博士と、10Kとともに逃げるマーフィ。エスコーピオン の車に飛び乗ったウォレン、ドク、アディは、アジア兵のグループの捕虜となってしまう。彼らのリーダー、サン・メイは、物資の空中投下を指示するが、物資は何キロメートルも離れた場所に落ちてしまい、兵士たちとウォレンたち、複数の生存者グループ、腹を空かせたゾンビたちの競争が始まる。落下場所ではマーフィとウォレンが対峙し、新しいミッションのために争う。一方北極圏では、低体温症に陥った市民Zがイヌイットの家で手当てを受けていた。
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第3話のネタバレ

※ここからようやく、シーズン2で起こったことの続きが描かれます。

倒れているサイモンを、誰かが運んでいく。

殴られているロジータ、アディ、ドク、ヘクター。アジア系の兵士たちに組み伏せられるも、事情が全く分からない。言葉も通じていない。だが、彼らの狙いはマーフィだと容易に推測できる。「離れてても迷惑なヤツ」とドクは毒づく。女の軍人がロジータの前に立ち、機器をいじっている。ロジータは兵士に逆襲しようとするが、他の3人は失敗してしまい、やはり彼らに従うしかない。

潜水艦を脱出したマーフィは、艦長やマーチ医師、さらにはその部下たちと陸に戻り、逃げる準備をしている。マーフィは艦長の帽子を奪い、自分がかぶる。と、ボートの中から起き上がったのは10Kだ。彼は生きており、ちゃんと運び出されていたのだ。
戸惑う10Kを「いいから急げ」と急かすマーフィ。
「これからどうする」
「新世界を創る」
10Kは「ずっとあんたといるつもりはない」と言いながらもマーフィの車に乗り込む。

ロジータたち4人からなぜか、血を抜く軍人たち。軍人たちのボスは女軍人だ。
「噛み痕(バイトマーク)作戦、マーフィはどこ?」
彼女たちも返答に困る。マーフィの血液を求めている軍人だが、そこに無線で連絡が入る。突然彼らは立ち上がるよう命じられ、引っ立てられていく。

マーフィたちは道を急いでいたが、突然部下たちが乗っていたバギーがパンクする。襲ってきたゾンビを射撃する10K。だが、彼らは武器を持ったゾンビを目撃する。まるで部族のようにボロボロの布を巻きつけた扮装。角をつけているものもいる。武器や拳で力任せに殴り、ブーメランを投げて艦長を殺す彼ら。彼らは何者なのか?
「殺せ」
マーフィの言葉のまま、10Kは彼らを殺していく。
「世界の終わりがひどくなってる」
マーチ医師の言葉に、マーフィが答える。
「飢えと殺戮しかない。人間性への最後の停車駅で、全員が降りた」
医師はあまりの残虐な光景に過呼吸になるが、マーフィは落ち着かせる。

頭上を通り過ぎていく飛行機。その飛行機は、補給品を落としていく。それを急いで回収しなくては、という女軍人。だが、それを見ていた3人の少女(迷彩柄やスポーツユニフォーム、ロックスタイルの少女)や生存者の男たち、獣のような男たちが、物資めがけて走っていくのも見える。

サイモンは北極のとある家で眠り続けている。お湯を飲まされ、意識はまた遠のく。
目が覚めると、彼は震え続けている。横には、裸の彼に寄り添うように、謎の裸の女性が寝ている。彼女がサイモンを助けてくれたようだ。横にはパップ(彼の友達のハスキー犬)もいる。
「やあ、元気かい」
サイモンはまた眠り込んでしまう。

移動し続けているロジータたち。軍人たちの銃にはサイレンサーもないし、弾の無駄も多い。彼らはもしかしたら、ゾンビとの戦いに慣れていないのかもしれない。それを見てブツクサいうドクやヘクター。
だが、女軍人はゾンビの集団に向かって、ある丸い球を部下に投げさせる。その球からはレーザーが出てきて、10人近くいた彼らの脳をすぐに吹き飛ばしてしまう。走り寄ってきたゾンビにはヘクターが体当たりして転ばせ、ロジータが頭を踏み潰す。彼女たちは自由と引き換えに、協力を申し出る。

女軍人の名前はドクターサン。ラオスのウイルス学者だという。彼女は北京から、マーフィの血液が欲しくてわざわざやってきたのだ。

10Kは隙を突いて車から逃げるが、なぜかマーフィのところに戻ってきてしまう。

藪から物音がするが、そこからは大量のゾンビがボールのように絡まり合いながら飛び出してくる。彼らは人間がいないから、共食いを始めたのだ。数十人のゾンビは、血痕を残しながら転がり続けている。
「目をそらすな。あれが未来だ」
というマーフィ。マーチ医師はZONAはあきらめないと彼に言うが、マーフィには別の思惑があるようだ。
「俺がいなければ、飢えたゾンビだけになる」「ブレンドの時代は避けられない」
倒れているゾンビに、慈悲を与える10K。マーフィは10Kに「数えなくなったな」と呟く。
たしかに、10Kは自分の殺した人数をカウントすることをやめている。なぜだろう?

アジアでは、「慈悲を与える」ことはしないらしい。サン博士は、彼女たちに武器を返す。それを先般の女たち(補給品を狙って走っていた3人の若い女の子たち)が覗いている。
アディのバットは電流付きにパワーアップしてもらっている。彼らは上機嫌になる。

サイモンは裸で目を覚まして、立ち上がる。その前に、仏頂面の少女が座っている。彼女はカヤ。サイモンのことを市民Zだと知っており、しかも大ファンらしい。彼女がサイモンを助けたのだ。
サイモンは2日間気を失っていた。彼女はサイモンが低体温症だったから、裸で温めたのだという。そして、サイモンは部屋の隅にいたカヤの親族、カスケーおじさんとおばあちゃんにも気づき、驚く。カヤはサイモンに下着を履かせようとするが、サイモンは恥ずかしがっている。

カヤは本当に「市民Z」のファンらしい。この土地では、ゾンビをトゥーナック(「悪霊」みたいな呼び方)と呼んでいる。そもそも、この土地には住人が少なかったため、トゥーナックも少なくて済んだのだ。サイモンは久しぶりに安らぐ。

サン博士とロジータは話をしている。サン博士はマーフィの血液を航空母艦に持って帰り、人命救助に役立てたいと考えている。「独占しないでしょ?」と尋ねられたサン博士は「もちろん」と返す。

補給品を探しているサン博士や部下たち。廃工場にそれが落ちているのが見えるが、「エンダー」が見える。エンダーはゾンビではなく人間だが、頭がイカレているのだ。彼らも補給品を狙っている!エンダーは殺されるより先に、人間を殺すことを目的としている。ゾンビのように肉を食べたりはしない。
サン博士たちはエンダーに先ほどの丸い球(レーザービームで検知して、周辺の人間を殺す)を使おうとするが、エンダーはそれを投げ返してきて、サン博士の部下が死んでしまう。モン少尉だけが生き残るが、あとは死んでしまう。ロジータたちがエンダーと戦ってやっつける。ヘクターはモン少尉の肩に刺さった大きな針を抜いてやる。

サン博士は自分の部下が死んだことを、自分のせいだと思っている。ケガをしたモン少尉に酒を勧めているアディだが、少尉は笑いながら遠慮する。だが次の瞬間、彼はその笑顔のまま、ゾンビに襲われてしまう。
アディはそのゾンビに殴りかかるが、ヘクターがとどめを刺す。
モン少尉はゾンビとなり、サン博士は初めて「慈悲を与える」ことになってしまう。

しかも補給品は奪われ、サン博士の車すらなくなっている。呆然として地べたに座るサン博士だが、ロジータは彼女に任務を続行するように言う。だが、もう物資はないし無線機は壊れている。へこんでいるサン博士のため、ロジータは「これは私たちの任務」と宣言し、「私たちが生き延びたのには理由がある」と続ける。アディやドク、ヘクターも同意する。サン博士のためにもマーフィを探そうと言ったその次の瞬間、そのマーフィが車に乗って現れる。

マーフィはロジータに、ZONAの本性(金持ちが生き残るためだけのプロジェクト)のことを話す。だが、ZONAから医師を奪ったことを自慢する。ロジータを新しい世界作りに誘うマーフィだが、反対にロジータはワクチンを作るためにサン博士に協力してくれという。だが、マーフィはそれを拒む。再度ロジータを誘うマーフィだが、彼女は銃を突きつける。だが、誰かがそんな彼女を狙撃しようとする。10Kだ!ドクはその行いに、思わず驚く。
「そろそろ選べ。オレか、人類の残りカスか」
マーフィはロジータに詰め寄る。
「それかエンダーか」
ヘクターはエンダーが走り寄ってくるのを見つける。
「ブレンドの時代だ。人生は淘汰される」
マーフィはサン博士の持ち物だった車に乗り、立ち去っていく。ロジータたちも逃げるしかない。

車で10Kを拾うマーフィ。それに乗り込む10Kのうなじには、マーフィの噛み痕が見える。

マーフィはサン博士を励まし、ドクは混乱している。ヘクターは自分の車の心配をしている(彼らはヘクターの車のところまで戻ってきている)。ロジータは改めて、マーフィを探してブレンドを探すのを阻止すると宣言する。

サイモンとカヤ、おじさんとおばあちゃんは並んでオーロラを見ている。サイモンは幸せを感じている。

物資が落ちた工場の奥からは、ザ・マンが出てきて紙を広げる。彼の足元には、物資を探していた女の子たちの死体が転がる。彼の持つ紙には「アルヴィン・バーナード・マーフィ」と書かれている。彼はそのまま、歩き出す。

感想

・サン博士って中国系なのでしょうか?唐突にアジア系俳優を加入させるという謎采配。
・一度に大量のゾンビの頭を撃ちぬける武器が怖すぎる。どういう仕組みなんだ。
・ゾンビが共食いを始めたという設定もよくわからないし、そのゾンビが絡まり合って肉団子状態で転がり続けているのもよくわからない。「ザ・シンプソンズ」にもこんなシーンあったなあ。
・急に登場したエンダーですが、別に暗躍するわけでもないです。このドラマ、正統派ゾンビ以外にもいろんな派生ゾンビを出し過ぎてこっちが負えないほど。しかも見た目には汚いおじさんなのかゾンビなのかわからないことも多いっす。