「ストレイン」シーズン3・第1話『無敵のニューヨーク』のネタバレ

ストレインS3

「ストレイン」のシーズン3を見ました。スケールがだんだん大きくなってきて驚きます。正直、シーズン4をどうするんだろうという不安がいっぱい。あと、ヴァシリーがかなり痩せたような気がするんですけど、気のせいでしょうか??
個人的にはエイブラハム、ヴァシリーはやっぱりカッコイイ!新しくがっつりレギュラーになったクインランもクールです。また、悪の魅力が開花してきたのはパーマー。今シーズンでの後半の演技はものすごい熱量です。それに反して、アイヒホルストの出番が少し減ってしまったのが残念。エフは主人公だったはずなんですけど、あんまりいいところがないですね……。基本的に年配のキャストの魅力が高く、特に悪役の2人は本当に雰囲気があるというか、イヤ~な奴なのがスゴイですね。デル・トロ監督の特徴なのかもしれないけど、悪役が完膚なきまでにワル、というのが好きです。
このドラマにおいては善人ゼロ。全員が暗い過去(犯罪歴含む)と闇を抱えているのも特徴的です。ホント、全員が「闇堕ち」してるんですよね。ストリゴイと化した人たちだけでなく、人間として踏みとどまっている人たちも闇属性なんです。

登場人物

エフ:疾病対策センターで研究者をしていた。妻のケリーがストリゴイと化し、息子のザックを連れ去られてしまう。また、彼を公私ともに支えていたノーラを失ってしまった。そのため、やめていた酒を再び始めてしまった。
ヴァシリー:害虫駆除の仕事をしていたため、地下道や駆除の知識が豊富。エイブラハムとよく行動を共にしている。ダッチとは彼女の元恋人を巡って別れてしまった。
エイブラハム:マスターのことを追い続けてきたストリゴイ・ハンター。前シーズンでオクシド・ルーメンを手に入れ、マスターの弱点を探し続けている。
ダッチ:凄腕ハッカー。前エピソードでヴァシリーと別れ、元恋人とも決裂。その後、友人たちと行動を共にしていたようだが……。

クインラン:前シーズンで登場した、ストリゴイと人間のハーフ。マスターの息子でありながら、彼を恨み続けてきた。エイブラハムと協力し、マスターを消滅させることを誓う。マスターを殺したいあまりに先走ることもあるが、彼らを裏切るような行動には出ない。「ザ・ボーン」という別名がある。
ガス:母親思いのギャング。マスターの渡米計画に知らず知らずのうちに加担してしまった。皮肉屋で口が悪いが、戦闘能力は高く、仲間思いである。
エンジェル:前シーズンで登場した元プロレスラー。ガスが恋仲になった女性のレストランで働いている従業員だったが、そのレストランを経営する一家をニューヨーク外に逃がし、街に残ったガスと共に戦う。脚が悪いが、戦闘能力は高い。ガス同様、仲間思いであり、いいコンビである。

フェラルド議員:ニューヨークの市議会議員。ニューヨークの街を守るため、ヴァシリーやエフと協力するが、実際のところ人間が劣勢であるという情報を外に漏らさないために必死。

パーマー・エルドリッチ:莫大な資産を持つ実業家。幼少期から病弱な体質に悩まされ、そのことから不老不死にこだわるようになる。マスターに資金協力するも、前シーズンで恋仲になった若き美女・ココを失い、さらに体調を崩している。マスターを裏切るような行動があったことから、現在は信頼されていない。アイヒホルストとは犬猿の仲。今シーズンでは、彼の複雑な家庭環境も明かされる。エイブラハムとも旧知の仲だが、彼をも裏切ったことがあるため、そちらからも信用されていない。
トーマス・アイヒホルスト:マスターの忠実な僕であるストリゴイ。元ナチス軍人であり、その当時から非常に残忍かつ傲慢な性格をしていた(だが、当初はそんな性格ではなかったことも前シーズンで明らかになっている)。非常に優秀であり、マスターの右腕的存在ではあるが、マスターが自分を「器」として選ばないことに苛立ちを感じている。
マスター:何千年も生き続けてきたストリゴイ。「悪」そのものである。前シーズンにてロック歌手・ボリバルの体を「器」として選んだ。
ストリゴイの長老たち:マスターと敵対している3人の長老。彼らは「新世代」の長老であり、他にも旧世代の長老が3名いるが、行方不明である。ストリゴイたちを統べているが、マスターを恐れながらも自分では動こうとしないその姿勢をクインランは忌み嫌っている。

ケリー:ストリゴイと化したエフの妻。当初は知能のほとんどないストリゴイだったが、エフ対策として利用価値があると感じたマスターに取り立てられ、力を与えられる。
ザック:エフとケリーの息子。前シーズンでケリーに自らの意思でついていってしまう。今シーズンでは、ケリーに囚われている最中、ある一面を徐々に見せるようになっていく。

第1話 無敵のニューヨーク

リージス航空753便がニューヨークに降り立ってから23日が経った。ノーラを失い、一人でザックの帰りを待ち続けるエフ。その事実を知らないフェットとセトラキアンは、マスターを追い詰めようと、それぞれのやり方で動いていた。一方、順調に思われたフェラルド市議の掃討作戦には、ほころびが生じ始めていた。
http://video.foxjapan.com/tv/strain/s3/episode/index.html

ネタバレ

ストレインS3e1

あれから23日が経った
23日前
リージス航空753便が降り立ち世界を恐怖に陥れた
対応がいたずらに遅れたのは政治家たちの衝突にマスコミの余計な介入
有識者の的外れな意見が原因だ
隔離作戦は成功したと思われたが
餌と共に捕食者を閉じ込めたことでストリゴイの進化が早まり
一層の災いをもたらす結果となった
アメリカ政府は緊急措置として
修平軍と陸軍予備軍の大規模な配備を発表
ニューヨークから敵を一掃すると宣言した
だが疫病は各地に飛び火し
軍は大都市に再配備されることになった
パニックの連鎖を防ぐために脅威は我々の想像を絶するものだった
疫病を根絶する機会は今だけ
今を逃せば……未来はない

ローワーマンハッタン
チャイナタウン
モットストリート

ストリゴイに血を吸われて襲われている中国人女性。特殊部隊が突入するが、既に手遅れだ。女性にとどめを刺し、ストリゴイに確実にダメージを与えつつ、彼らは進んでいく。
彼らが指示を仰いでいる「ネズミ捕りの名人」は、ヴァシリーだ。彼は部隊が体につけたカメラの画像を見ながら、指示を出している(彼はおそらくニューヨークで一番、地下道に詳しい男だ)。
ヴァシリーの後ろから「ニューヨークは勝つ!」と叫ぶ野次馬たち。彼も微笑みながら「ニューヨークは勝つ!」と叫び返す。
地下道で、ストリゴイを撃ちまくる部隊たち。彼らは虫に注意しながら“ボス”を探している。軍人が手にしているのは、マスターに体を捧げたストリゴイ、ボリバルが表紙の雑誌だ。彼らは勇ましく先の見えない地下道を進み続ける。

OP。
キャストやスタッフの文字の上にくねる寄生虫の影。
地下鉄から登って見える暗いニューヨーク、マンホールの上のネズミ、自由の女神越しに見える日食。
全てのはじまりの飛行機。
黄色い注射器と変化していく細胞。見開かれる瞳。
スコープで何かを狙う軍人たちと、闇を走るストリゴイ。
シーズン2で登場した人間工場のフックと、遠くからゆっくりとこちらにやってくるストリゴイ達。
橋の上を走る車と、少しずつ汚染されていくニューヨーク地図。
エイブラハムの仕込み杖から、剣が抜き出され、ストリゴイの首が飛ぶ。
そして大量のストリゴイが、3人の男を取り囲んでいく。
(服装や体型からヴァシリー、帽子とマントからエイブラハム、スキンヘッドだからクインラン?ここにエフがいないのは、何かの暗示なのか??)
そのストリゴイたちはあっという間に男たちを取り囲み、その群れがオクシド・ルーメンの表紙のマークに重なっていく。

クイーンズ
ウッドサイド
ケルトンストリート

エフはうつむいて少し眠ってしまっていた。彼は何かの気配で目を覚まし、酒瓶の横にある銃を握る(アル中だったのに、また酒を飲み始めた)。振り返ると、何かがいる。それはストリゴイとなったザックだ。彼は肌の色が抜けるように白くなり、髪の毛も薄くなり、すっかり風貌が変わっている。
「すまない、ザック。許してくれ」
エフは息子に銃を向けるが、弾が出てこない。ザックは家の中に入ってくる。慌てるエフを、ゆっくりとザックの口から出てきた触手が狙う。ようやく銃が撃ち放たれる!

と、彼はドアを叩く音で目を覚ます。夢を見ていたのだ。
中に入ってきたのは男たちだ。エフは自分の自宅にいたのだが、既にそこは避難勧告がなされているエリアである。当初は、ストリゴイではないかとエフを疑う男たちだが、エフの正体を確認して驚く(軍人というより、自警団のようだ)。エフの身分なら、食事も避難場所もやすやすと確保してもらえるだろうに、という男たち。
「人を待ってる」
「人を待ってるって、誰をです?」
「……息子だ」
男たちは何かを察したようで、気まずそうに引き上げていく。

目を覚ますと朝だ。テーブルには酒瓶と、彼がそこに刺したらしいナイフが見える。
エフは荷物をまとめ、武器をバッグに入れて外に出る。タクシーに乗る(盗難車だろう)エフ。犬がゴミを漁っている横を通り過ぎる車。街にいる人は、みな足早だ。

ブルックリン
レッドフック
リチャーズストリート

エフは彼らの拠点(本来はヴァシリーの家だが、今は彼の実験所のようになっている)に戻ってきた。そこからは生活感は失われており、実験に使用されるだろう薬品や器具が並んでいる。
「仕事の時間だ」
そこに、来訪者がある。議員のフェラルドだ。彼がいま研究に没頭している生物兵器用の材料を持って来たといい、部下の男たちがそれを運び込む。彼女はエフの昨夜の軽率な行動(ザックを待つために自宅に泊まったことを怒っている。エフは貴重な研究者であり、現状を把握している希少な人物だから、死なれては困るのだ)を責めるが、彼は意に介さない。フェラルドは単純な実験など他の人物にやらせ、エフを自分の参謀に取り立てたいが、彼は生物兵器のための実験にかかりきりになっている。
「マンチャーズ(化け物)」とストリゴイを呼ぶ議員。エフはなんとなく眉を顰める。
報道では人間たちの快進撃を伝えているが、現実ではそうではない。彼女は焦っている。だが、議員からは生物兵器の致死率が100パーセントではなかったと聞かされ、エフも焦る。彼の生物兵器は絶対ではない。改良する必要があるし、量も足りない。
彼女はエフに先手を取れと命令する。「負けるのは時間の問題だ」とするが、何も聞き入れないエフに「シャワーくらい浴びなさい!」と言い捨てて彼女は出て行く。

クイーンズ 
ホリス 
197通り

タクシーで移動してきたエフ。彼は建物の中に侵入する。
「致死率が75% 潜伏期が短すぎるのか 長すぎるのか 
免疫がついたか 連中は学習している」(※エフのナレーション)
薬品の倉庫に入り、必要なものを盗む彼。ついでに市販されている薬を見つけ、それも持っていく。

マンハッタン  西54丁目

マンハッタンでは、武器や生活品、食料を交換するマーケットができあがっている。エフは盗んできた薬と食料を交換し、酒ももらっていく。そして、テーザー銃も受け取る。

エイブラハムはオクシド・ルーメンを翻訳している。そこにはクインランもおり、彼に協力している。
「“7つの災いは 神の顔に対峙した時 滅びる”」
「“神の顔”?“主の御顔”?」
「“主が 御顔を向け あなたに平安を賜るように”」
クインランは、オクシド・ルーメンを直訳するのは危険だ(正しい意味が見つからないかも)と彼に言うが、エイブラハムはそれをはねのける。クインランは力をつけ続けるマスターの存在を恐れているが、一度失敗したエイブラハムは本の知識を全て知ることが先決だと述べる。

ブルックリン
カドマンザプラザ東165
ニューヨーク特別司令室

市議の司令室を訪れるヴァシリー。フェラルドは忙しく働いている。
ヴァシリーは海軍特殊部隊とともにストリゴイの巣を2つ殲滅させたが、ストリゴイもこちらを上回る勢いで進化していると報告する。議員はとにかく人員が足りていないと言い、派遣されてきている海軍特殊部隊にマンハッタンを一緒に守ってくれるように働きかけてほしいと言うが、ヴァシリーは自分にそんな権限はない(部隊は上に忠実だから)と話す。

街の検問は相変わらず厳しい。エフの車はそろそろガソリンが切れそうだ。

グリニッチビレッジ
ブリーカーストリート

エフの乗った車はゆっくり地下駐車場に入っていく。彼はガソリンを放置車両から抜きとるつもりなのだ。しかし、やはり地下に潜んでいたストリゴイが彼を襲う。彼はストリゴイを銃で撃つが、敵も抵抗する。しかも、ストリゴイはどんどんと集まってくる。銃の弾は切れるが、エフの操る銀のナイフがストリゴイの顔を溶かしていく。なんとか車を出すも、新しいストリゴイが次々エフを襲い続ける。タクシーのボンネットの上にストリゴイを乗せたまま、駐車場を飛び出すエフの車。あっという間にストリゴイは焼け焦げ、車の上から転がり落ちる。

ハーレム 東115丁目

ガスは自分の血を抜いて、洗面器に貯めている。彼はストリゴイになった母親を拘束し、自分の血を与えて生かし続けているのだ。だが、獣のような母親は口から触手を飛び出させ、もっと血をよこせとねだる。ガスはみじめな姿になった母のために、復讐を誓う。

円を描くように配置された3人の長老たちの前に、クインランがやってくる。ラーと名乗るストリゴイの兵士(彼は「サン・ハンター」という肩書があるらしい)が、喋れない長老の翻訳をすると名乗り出る。長老に話しかけるクインラン。長老たちはクインランを人間(エイブラハム)と手を組んだ裏切り者だと思っているが、彼はもともと自分が一匹狼だと主張する。そして、長老たちを何も行動を起こさない怠け者だとまで罵る。
旧世界の7人の長老のうち、残りの者からは連絡がない。もしかしたら彼らは殺されているのかも。それならば、次はあなたたちの番だとクインランは長老たちに宣言する。
「セトラキアンは泥棒かもしれないが、戦士だ」と、エイブラハムの能力を高く評価すらしている。オクシド・ルーメンの中身について知りたがる長老たちだが、本当に知りたいのは「マスターを殺す方法は自分たちにも効くのか」(つまり、マスターの弱点を探ることが自分たちの弱点をあらわにするのではないかと考えている)という一点である。「情報を共有しろ」と食い下がるラーと長老だが、クインランへの脅しは、まったく彼の心に響かない。
「よかったな、お互いの敵が同じで」
クインランは悠々と立ち去り、ラーは苦々しげにそれを見つめている。

街を歩くヴァシリー。荷物を倒した老婆を助けようとするが、逆に銃で牽制される。
「好みのタイプだ」と大笑いするヴァシリー。
『オリンピアン・クラブ』では、エイブラハムがオクシド・ルーメンを読みふけっている。ヴァシリーは4日間留守にしていたのに、エイブラハムは気付いていなかったようだ。それぐらい熱中している。既に1週間もそれを読み続けているエイブラハムだが、まだその本の真相にたどり着けていない。ヴァシリーは聞かれてもいないのに自分が海軍を手伝ったことをベラベラ喋るが(ストリゴイの巣を潰したことを自慢したくてたまらない)、政府がようやく重い腰を上げたと喜ぶ。生返事を続けるエイブラハム。と、彼の背後に何かが忍び寄っている。クインランだ。
クインランはマスターを見つけたら自分を呼ぶように主張するが、ヴァシリーは海軍特殊部隊の方が強いと傲慢に述べ、クインランを強く罵る。ヴァシリーは彼を部屋から追い出すが、それをたしなめるエイブラハム。ヴァシリーはまた仕事に戻るという。そんな彼にエイブラハムは「幸運を」と述べる。
「(マスターに)出くわしたら、よろしく言っとくよ」
ヴァシリーは出て行く。

ローワーマンハンッタン
マレーストリート

ボリバル(マスター)の巣を調べているヴァシリー。海軍と話すが、残り2日で部隊が撤退することを知り驚く。政府はもうニューヨークを見捨てるつもりなのだ。皮肉屋のヴァシリーの顔も引きつり、ジョークすらうまく出てこない。彼は部隊を手伝うために一緒に地下に潜ると申し出るが、やんわりと断られ、やはり疎外された気持ちになる。

地下鉄の駅に降りた部隊たちはストリゴイを殺していくが、スーツを着た男を目撃する。軍人から映像を送ってもらうヴァシリー。それはもちろん、アイヒホルストだ!

ローワーマンハンッタン
チャイナタウン
モットストリート

アイヒホルストは地上に出て歩き続けている。部隊は彼を追い、教会に向かっている。ヴァシリーも慌てて向かうが、彼を待たずに軍隊は突入してしまう。半分に分かれて内部調査をする部隊だが、半数近くが、マスターの出す超音波のようなものにやられて倒れてしまう。
教会の前に到着し、軍人たちのカメラ映像を確認していたヴァシリーは彼らに告げる。
「お前らは追ってるんじゃない、追われてるんだ」
撤退する残りの軍人たち。ヴァシリーもマシンガンをもって教会に飛び込んでいく。部隊たちはもてあそばれているようだ。血の跡と叫び声をヒントに、仲間を助けに向かう部隊たち。だが、暗闇から音もなく彼らは忍び寄り、次々に仲間が消えていく。目を離した隙に、ある兵士は上半身と下半身が切断されている。

ヴァシリーは倒れていた男たち(殺されても感染させられてもいない)を救い、外に連れ出す。と、海軍特殊部隊のリーダー的存在の男を襲うマスター。彼は男を軽々と持ち上げ、口から飛び出した触手で喉元に食らいつく。

外に出たヴァシリーの後ろには、アイヒホルストが立っている。
「いい夜だ」
ヴァシリーは彼を撃つが、もちろん彼を撃つことはできない。

ザックはある部屋の中で読書をしている。そこに、静かにケリーが入ってくる。震える手で化粧をするケリー。息子に「手伝ってくれる?」と尋ねると、彼は母を手助けする。
ファンデーションを塗り、髪の毛を溶かす息子。
「マスターが一緒にいられるようにしてくれる」
「なんで?」
「マスターがご褒美をくれるから」
ケリーの目が光る。ザックは何かを考え込んでいる。

また自宅に戻ってきたエフ。食糧やウォッカをリュックから取り出し、まず酒を煽る。
食事を作り、家でひとりブツブツと喋るエフだが、何かの音がする。それはザックなのだろうか?慌てて玄関のドアを開けるエフだが、そこにいたのは感知者(シーズン2でストリゴイ化された盲学校の子供たち)だった。3人の感知者が、エフを狙う。そしてそこに、ゆっくりと現れたのはケリーだった。
「ザックは?」
「生きてるわ。取り返したい?」
ザックの無事を確認したいエフだが、彼女は多くを語らない。
「本当の君はどのくらい残っている?」
ケリーは答える。
「マスターの声が聞こえず自由なときは悲しい気持ちになる。空っぽで。
そこで渇きが感情を押しやる。でも心はある。」
ケリーはオクシド・ルーメンと引き換えにザックを渡すと言い出す。
「どちらか選びなさい。『ルーメン』か、ザックか」

感想

・想像に反して、ザックは生かされていました。しかし、なぜ?
・エフの丸坊主が非常に違和感があるので、早く髪の毛が生えてほしい……。
・議員はシーズン3でレギュラーになります。しかし、この人もいろいろ闇が深いのでそこにも注目してほしい!