「ゾンビーワールドへようこそ」

zombieworld

2015年の「ゾンビーワールドへようこそ」を見ました。アメリカ映画。
だっせぇタイトル!原題は「SCOUTS GIDE TO THE ZOMBIE APOCALYPSE」です。
・ボーイスカウトとストリッパーが、家族や好きな子を救うために頑張る!
・ゾンビたくさん!笑いたくさん!
という、まあ、概ねシンプルな印象のゾンビコメディでございます。

登場人物

ベン:主人公。マジメな性格。ボーイスカウトである。
カーター:お調子者でエロガキ。ボーイスカウトの一員。だが、モテないのでベンを誘ってやめようとしている。だが、オギーにはそれを秘密にしている。
オギー:おデブちゃん。ボーイスカウトの一員。カーターに反して、ボーイスカウト大好き。
隊長:ボーイスカウトのリーダー。おじさん。

デニース:この映画のヒロイン。現在はストリッパーだが、ベンたちの高校の先輩でもある。カーターが惚れ込むほどの美貌とスタイルを持ち、男前の性格をしている。

ケンドル:ベンの姉。美人。
ジェフ:ケンドルの彼氏。いけすかない奴。
クロエ:ケンドルの友人。男好き。

ネタバレ

バイオタイン研究所。マヌケなTシャツを着た清掃員が、掃除をしている。彼は重要な部屋に入りこみ、機械をいじって患者を殺しかける。ミントのお菓子を食べさせ、心肺蘇生をさせようとする清掃員。しかも、腹に手が入ってしまう。この患者こそ、ゾンビだ。そのせいで、彼もゾンビになってしまう。

その頃、ボーイスカウトを続けるか悩んでいるベンとカーターは、鹿をひいてしまう。その鹿は、気が付いたら消えてしまっている。死んでいるはずなのに、なぜ?

隊長はボーイスカウトのキャンプの用意をするため、森の中を歩いている。冒頭の清掃人のピーターの名札が、森に落ちている。そして、ゾンビ鹿に襲われる隊長。カツラが落ちる。

ベンとカーターは、その日の夜に行われる上級生たちのパーティに入れてもらうため、酒を買いに行く。だが、なかなかうまくいかないところをデニースという少女が助けてくれる。彼女は彼らの先輩であるが、今はストリッパーをやっている。

オギーと合流するベンたち。ベンたちは、オギーにボーイスカウトをやめたいことや、夜抜け出してパーティに行くことを打ち明けられない。でも、その計画をオギーに知られてしまい、幼なじみの少年たちは大喧嘩をする。

街に戻るベンとカーター。だが、どこにも人はいない。
なので、ストリップクラブに侵入する彼ら。ストリッパーが出てくるが、彼女ももちろんゾンビ。ポールダンス中に首がちぎれてしまう。そのゾンビに割れた瓶を刺すが、それが顔に刺さり、瓶の注ぎ口からドンドン血が出てくる。

オギーは隊長の家に向かうが、いない。

外にも大量のゾンビが湧いてくる。(4足歩行のゾンビも出てきます)
ベン、カーター、また助けてくれたデニース

オギーは隊長の家で、脱糞し始める。するとそこに隊長ゾンビが戻ってくる。隊長に追いかけられるオギー。地下室へ落下した拍子に、スプレーとライターで顔を燃やし、櫂でブン殴る。

警察に行くベンたちだが、ゾンビ警官が銃を乱射してくる。消火器やオノで対抗するが、しつこく追いかけられ、檻の中に入るしかない。

オギーは燃えてしまった隊長(まだ元気)を縛り、そのまま放置する。
(オギーは彼が病気だと思っている)

檻のまわりを囲んでいるゾンビたちも疲れてしまっている。オギーのことをデニースに相談するベンだが、「高校で人気者でも、卒業したら無意味だよ」(カッコをつけて友情をないがしろにしてはいけない)と説く。彼女はひとりのほうが楽だからと、彼氏も作らない。
ここで突然、駐車場の大音量の音楽にひかれてゾンビたちが外に出いく。助けてくれたのはオギーだ。
ベンたちは、外に落ちた鍵をデニースが持っていたコンドームで作ったロープで拾おうとする。オギーはベンたちと合流に成功する。

だが、ゾンビたちから彼を助けてくれたのは黒人兵士だ。彼はベンたちに、現状を教えてくれる。

ゾンビたちに気付いておらず、パーティを続けているらしい姉を助けるために会場に向かうベンたち。だが、教えられた場所には誰もいない。ジェフに騙されたのだ。オギーはそれをバカにし、また喧嘩になる。
カーターはずっとケンドルが好きだと言うことをバラされてしまう。

黒人兵士も感染していたことがわかり、ドアで頭をぺしゃんこに潰される。
そして、ベンたちは午前3時にこの街に空爆が起こると聞かされる。

ケンドルの日記から、パーティ会場を探すことにしたベンは、皆と共に帰宅する。だが、そこに隣人ゾンビババアも襲来し、どんどんゾンビが集まってくる。
その一方で、ベンを励ますデニースは、自分でキスの練習をさせる。

日記を見つけ、家から脱出するベンたち。2階から庭にあるトランポリンに飛び降り、その勢いで壁を飛び越えようと画策する。
だが、家の中にゾンビが押し寄せてくる。ババアに噛まれる者もいるが、入れ歯だから助かる。そのまま尻をなめまわすババアゾンビ。窓ギロチンで死亡する。

ベンはトランポリンで飛ぼうとするが、うまくいかない。ゾンビのじいさん(バスローブのみ)の股間に思わずつかまり、どんどんチ○コが伸びる。さすがに痛そうなゾンビじいさん。最終的にそれはちぎれ、ベンが投げたチ○コはじじいの口の中に入ってしまう。

隣人ババアの家に入るが、そこにはゾンビネコがたくさんいる(かわいい♡)。
車を奪うベンたちだが、隊長ゾンビを轢いてしまう。

パーティ会場に向かう手前。デニースは軍に事情を説明しに行くという。
「ボーイスカウトとして世界を救う!」
彼らは雑貨店で武器を探し、作る!

パーティ会場では、クロエが男といちゃいちゃしている。男に舐めさせ、自分はヘッドフォンをして海外ドラマを見始めるクロエ。男を殺したゾンビが、入れ替わりでクロエの股にしゃぶりつき、そのまま噛みつく。
ジェフとケンドルは、ジェフの嘘(ベンたちにニセの場所を教えた)ことがバレ、喧嘩になる。噛まれたクロエがそこにやってきて、ジェフに噛みつく。

ゾンビが大乱入するなか、3人のボーイスカウトもそこにやってくる!それじれ、芝刈り機やくぎ打ち機、ボール飛び出す機械(ロボピッチャみたいなやつ)で活躍。
ゾンビ化したジェフをブッ殺し、ケンドルを助ける!
そして、扉を閉めてゾンビたちを閉じ込める。

だが、逃げた先にはドアがない。彼らは自爆することにする。オギーと和解するベンとカーター。オギーも「ボーイスカウトをやめたいことに気が付いていたが、気を遣ってくれていることに甘え、続けさせていたところがあった」と謝る。
死ぬかと思った直前、デニースが登場。彼らを助けてくれる。

隊長はまだ生きているが、手榴弾で爆発する。

ベンはデニースにお礼を言う。そして、気になっていた女子に思いを告げる。カーターはケンドルを口説いている。キスしているベン。

だが、パーティ会場では、まだゾンビ化したまま生きている隊長が「最悪……」と呟いている。

感想

・よくありがちな「雑貨店で使えそうなもの集めるぞ!」「組み合わせるぞ!」「最強武器だぞ!」という展開が、ボーイスカウトがやっていると妙におかしい。「ボーイスカウトだから助かった~」(ホッ)みたいな、知識総動員ぶりがおかしい。
・女の子がみんなぷりぷりでかわいいです。ダサダサ男の子もかわいらしい。
・ゾンビのメイクがかなり気合が入っているし、動きがコミカルなのもいい。
全体的に、ドロドロネガティブゾンビ映画ではないので、かなり見やすそう。「ゾンビランド」くらいの軽やかさはあります。
ゾンビ好きなら外せない、くらいのゾンビコメディ!