「CLOW’S BLOOD」Episode1のネタバレ

CLOWSBLOOD

huluオリジナルドラマ「CROW’S BLOOD」を見ています。
・「SAW」の監督が!という触れ込みですが、まぁダーレン・リン・バウズマンなんですけどね。ジェームズ・ワンではない(まあ、どっちでもいい。どうでもいい)のであります。しかも、この監督「製作総指揮」として関わっているそうで。もう、誰のプロジェクトで誰のアイデアで誰の演出なのか、はたからはわからないぞ。
・「再生能力」(iPS細胞)が「感染」する、つまりは「死ねない・死なない」恐怖も描かれております。
・びっくりするほどグロなところもあるけど、笑ってしまうのはなぜなんだ。
・キャスティングが妙。オカマの監察医(チョイ役)にリリーさん出てたり、保険医に壇蜜さん出てたり。謎配役。
まだラストまで見てないので何とも言えませんが、不思議なドラマだなあ。AKB48「セーラーゾンビ」、SUPER GiRLS「超絶 絶叫ランド」(なんだこのタイトル……)、NGT48の「ひぐらしがなく頃に」などなど、アイドルグループ×ホラードラマはいろいろありますが(まあ「耳袋」とかは割愛)、このドラマはホラーファンは見ても損はない。と思う。あと、制服が黄色ベースに緑のスカーフというスゴイ配色です。

登場人物

磯崎薫(渡辺麻友):どこにでもいる(といっても、こんなにかわいらしい女子がどこにでもいるわけはないのだが)平凡な女子高生。好奇心旺盛で、真希のことを調べ始める。沢田に恋心を抱いている……?
戸川真希(宮脇咲良):謎の転校生。目の下のクマが特徴的。何を考えているのかよくわからない。脚がめちゃくちゃ早い。
沢田武(三浦貴大):オカルト雑誌「謎と真実」の編集者(字面的には「ムー」より「噂の真相」みたい)。取材を通じて、薫と急接近する。どうでもいいけど、桐谷健太と顔が似ていますね。

宇津井麻衣(柏木由紀):薫のクラスメイトで女王様タイプの性格。意地悪で攻撃的。だが、病気の母を持つ心優しい性格という一面もあるという、すさまじい設定(弱いのを隠すために強がっているらしいっす)。
野尻葵(入山杏奈):薫のクラスメイト。優等生で、1人で行動することも多いが、秘密を多く持っている。実は年上の彼氏がいるのだが、それが実は……。

谷中ヒカリ(木崎ゆりあ)、淀川圭子(加藤玲奈)、片山奈美(向井地美音):薫の友達。

※薫、真衣、ヒカリ、圭子、奈美で仲良しグループらしい。仲良しそうに見えないところがポイントかもしれない。

古郡千沙(横山由依)、松村しのぶ(松井珠理奈):不良。やたらとヤクを欲しがっている。暴力的で凶暴という印象だが、あんまりキャラ紹介されないまま事件に巻き込まれていくので、元の性格がよくわからないよ。

小笠原孝治(長谷川朝晴):クラス担任。ジョビジョバ懐かしい。
立花:瀬戸教授の助手。真希のことを信用しておらず、瀬戸を心配している。
瀬戸教授(別所哲也):再生医療の研究者。いろいろあって、どんどんおかしくなる。英語うまいけど、顔見るたびにハムがちらつくぜ!

ちなみに、エキストラ的な感じでAKB48メンバーがちらっと出ているシーンもありますが、おそらく教室の大多数は普通のエキストラさんです。

ざっくりとネタバレ

再生医療の学会にて、発表をしている瀬戸教授。
彼を逆恨みしている車イスの男(なぜか染谷将太)が、隣に座っていた男の首を掻っ切って殺す。「自然の摂理ならば(死んでも)仕方ないって言ったよなあ?」

タイトル後に、突然の格言タイム。
あらゆる物事に救済はある。死を除いて(誰の言葉か忘れた)

クラスに転校生がやってくる。真希だ。
先生からの質問に答えず、無表情の真希をクラスメイトたちは笑っている。
だが、葵は真希に見覚えがある
「私たち、どっかであったことあるよね?」「誰も私のこと知らないよ」
(ここで、喋らないキャラかと勘違いしていたのでなんとなく驚いた)
薫を見つめる真希。それに気付く薫。
次の瞬間、ガラスにカラスがぶつかる!(バード・ストライク)
ニヤニヤしている真希。

昼食タイム。薫や麻衣のグループに混ざって座ろうとする真希を、麻衣が一括する。
「私は皆と仲良くなりたいって思ってるよ」
「空気読んでよ、イッちゃってるの?」
「行くってどこに?」
(なんだこのやりとり)
だが、次の瞬間、黒い血が真希の弁当のごはんに垂れている。真希の鼻血は黒い。彼女たちは驚くが、薫が真希を保健室に連れて行く。

保健室では、養護教諭(壇蜜さん)が真希の血圧を測ろうとしているがうまくいかない。彼女は諦めて、真希に病院に行くように言う。
だが、真希はそれを無視するつもりだ。病院に長期入院していたようなことをにおわせる真希。
「この世界ってね、愛とか理解とか希望でつながっているんじゃないんだよ。恐怖でつながってるの。薫が感じる恐怖で」
「恐怖に縛られた世界は平和なの」
真希は独自の理論を展開する。
薫をサボりに誘う真希。だが、薫は逃げてしまう。

瀬戸教授はバーで飲んでいる。そこに娘から電話がかかってくる。

体操着に着替えている薫たち。そこに真希も来る。
麻衣は真希に冷たくするが、麻衣が学校の陸上記録保持者だと知り、「私があなたの記録を抜いたらどうする?」「もし私に負けたら、きっと恥ずかしいよね」と挑発する。

校庭で走る薫や麻衣、真希。真希は陸上なのにローファーを履いていて、当初はまったくやる気を見せない。だが、急に猛スピードで走り出し、麻衣を抜いていく。悔しそうな麻衣。

葵は家で、陸上大会について検索する。妄想の中で、顔を隠して走る真希を追いかけている葵。だが、彼女が振り返ると顔が黒い血まみれで、それをなすりつけられる。葵は黒い血で顔を汚しながら自分のベッドに倒れ込む。だが、そこは彼女の家であり、黒い血は顔についていない。それでも、葵は真希の正体を知ってしまった。

葵は、真希を屋上に呼び出し、秘密を知っていると話す。自らも秘密をたくさん持っていることを明かす葵。
不良の千沙としのぶは、校庭でふざけている。次の瞬間、彼女たちの上に葵が転落してくる!葵の足は大きく折れ曲がり、体はぐちゃぐちゃになっている。その返り血を浴びて絶叫する2人。

薫は葵のお見舞いに行くが、真希が病院で誰かと話しているのを見かける。麻衣や仲間たちとお見舞いに行くも、葵は元気だった。骨折の跡も治ってしまっている!

薫は帰り道、誰かにつけられていると感じる。振り返ると、それは……!沢田という編集者だった。彼はネットに流されていた葵の飛び降り動画を見て、彼女に取材を申し込む。

自宅に帰った薫。母親に沢田のことを好きになったのではとからかわれる。
(どうでもいいけど、母親が薫を「ワッ!」と驚かすシーンが連続で2回あります。このドラマで一番びっくりした)

薫は葵と電話をしている最中にピンと来て、真希が瀬戸教授の娘であることを突き止める。

実は、瀬戸教授の娘は真希だった。学会終わりで待ち合わせをしていた父娘だったが(母はガンでもう亡くなっている)、真希は父の目の前で車に轢かれ、さらに別の車にも轢かれてしまう。
(どうでもいいけど、このシーンがしつこくてちょっとウンザリしました)

薫は真希が一度死んだことを知ってしまう。

翌朝。薫は目の下にクマを作りながら、走り込んでいる葵を見つける。ケガをした直後に運動している葵を見て級友たちは驚くが、葵は元気そのものだ。だが、葵は微笑みながら、黒い鼻血を出している。

感想

・葵の飛び降り直後シーンは作り物感があって、グロでもなんだか許せるのですが、交通事故のシーンはちょっと……「轢かれるという展開をそんなに丁寧に見せなくても」と思った。突然カメラの中に車が飛び込んできて轢かれる!というシーンってホラーにも良くありますが、大抵不愉快な気持ちになるのはなぜなのでしょうか。
・どうでもいいけど、薫と聞くとブタゴリラを思い出してしまう。でもまゆゆはかわいいですね。
・三沢と薫のシーンはラブコメ調になるので、大変な違和感がある。
・このドラマの不良はナンカチガウ感がすごい。