「ジェニファー・ロペス 戦慄の誘惑」

theboynextdoor

2015年のアメリカ映画「ジェニファー・ロペス 戦慄の誘惑」を見ました。現在は「The Boy Next Door」。「The Girl Next Door」(隣に引っ越してきたセクシー女優に男子高校生が恋をする話)は好きなんですけど、これはちょっと……。
・ジェニファー・ロペスが覗いたり覗かれたり
・若い男に手を出したらストーカーされたよ!
・でもなんとかするよ!
という感じの話。

あらすじ

隣人との間に生まれた禁断の関係が次第に恐怖に変わる様を描くサスペンス・スリラー。監督は「ドラゴンハート」「ワイルド・スピード」などのヒット作で知られるロブ・コーエン。「アウト・オブ・サイド」「Shall we Dance?」のジェニファー・ロペスが主演。
夫と別居し息子と2人暮らしをしている高校教師のクレア。夫からの再三の復縁要求にも、浮気したことが許せない彼女は苛立ちを募らせていた。そんなある日、ガレージの故障で困っていたところを青年ノアに助けてもらったクレアは彼がお隣さんだと知り、次第に若いノアに惹かれていく。ところが関係を持って以来、ノアは執拗にクレアに付きまとい始めるのだった。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=352761

ネタバレ

夫・ギャレットの浮気で別居中のクレア。親友のヴィッキーに慰められている。
ギャレットと再度関係を築きながらも、彼のことが信用できない。
息子のケヴィンはハチに刺されて以来アレルギーを持っており、昏倒して失禁した経験からいじめられている。

隣人の親戚が引っ越してくる。彼はノア。おじさんに骨髄移植をするために越してきたのだ。壊れた車庫のシャッターを直してくれるノア。ケヴィンは学校のマドンナの美女の店(ホームセンター的な雑貨店)で、彼女に遭遇してどぎまぎしている。

ノアはクレアが教師をしている学校に転入してくるという(ケヴィンも同じ高校に通っている)。
ムキムキの上半身裸ノアが車の修理をしている様子を、クレアはガン見している。

おじが入院しているので、ノアに毎日家で夕食を食べるように勧めるクレア。ノアはクレアの専門分野である古典に詳しく、話が合う。ノアは「あなたにセクシーさを強調する靴なんて必要ない」と口説く。

風呂上がり、裸のノアを覗くクレア。

ヴィッキーとWデートをするが、仕事を否定されてクレアは怒っている。クレアとノアは、勢いでセックスしてしまう。
翌朝、クレアは急いで部屋を出て行く。朝食を持ってくるノアだが、クレアは「私は教師」「付き合えない」などとグダグダ言いまくり、ノアは「ガッデム!」と拳でそのへんを叩く。

ギャレットとケヴィンがキャンプから帰宅する。そこにノアがやってくる。復縁に近付く夫婦を、ノアはこっそり観察している……。

クレアのクラスに、ノアが編入してくる。彼はハッキングして、勝手に編入の許可証を作ったのだ。
ノアは、父の悪口をケヴィンにも吹き込む。「物を買い与えて黙らせているだけだ!」
そして、彼に銃を撃たせる。ケヴィンはすぐ影響され、反抗的になり、ボクシングを始めるという。

ボクシングの練習中、アレルギー反応を起こしたケヴィンをノアが助ける。

クレアのもとに、花束が届く。夫からかと思いきや、それはノアからだ。口論するクレアとノア。関係を見せびらかそうとするノアだが、その様子を目撃している職員がいる。
ケヴィンは片思いの相手をダンスパーティに誘う。

ギャレットとデートして、キスするクレア。彼の車を見てやきもきしているノア。彼女とのセックスを思い出してモヤモヤしている。
翌朝、ノアは「このアバズレめ!」と彼女を罵る。ケヴィンはノアの味方につく。

ケヴィンをいじめていた男の子をタコ殴りするノア。実は共闘のヴィッキーは、彼を退学処分にする。実は彼は前の学校も、素行不良で退学になっていたのだ。彼はヴィッキーにすごむ。

ダンスパーティに出かけるケヴィンと、クレア(クレアは教師として出席する)。
ケヴィンの片思い相手の少女から「男子トイレが詰まってるんですって」と言われ、クレアはトイレに向かう。そこには、「俺はクレアと寝た」と落書きがされている。ノアが現れ彼女を脅し、首を締めようとするが、「あなたの言葉なんて誰も信じない!」と叫ぶ。

深夜。クレアはまた、隣家を覗く。ノアはケヴィンが片思いしていた女の子とセックスしている。(彼は自分をエサに、ケヴィンと彼女をダンパに行かせたのか?)

翌日、教室にノアとクレアがセックスしている写真のコピーが大量にばらまかれている。教室を締め切り、慌てて回収する彼女。プリンターからもぶりぶり写真が出てくる。なんとか片付ける彼女。
校長はクレアを心配している。しかし、彼女がノアに体罰をくわえたのではないかと思っている。

ケヴィンはギャレットの車を運転しているが、スピードを出している。慌てるギャレット。しかも、ブレーキが利かない。道の脇に置かれている水入りドラム缶(交通事故防止??)に突っ込み、助かる親子。誰が車を壊したのか?

ノアは家に来て、写真をネタにクレアを脅す。ノアの家を訪れるクレア。彼の求めていることがわからない。ノアは、クレアと駆け落ちしたいという。

クレアはヴィッキーに相談する。彼女も協力してくれるという。

ノアは、クレアを尾行している。だが、クレアの車を運転していたのはヴィッキーだった。彼の家に侵入し、写真のデータを消そうとしているクレア(他にバックアップとってある可能性があるとか考えないのか?)。
地下室に侵入すると、彼女の写真が大量に壁に貼られている。セックス動画を消すクレア。しかも、彼が車に細工した証拠も見つける。
突然、隣家のじいさんと遭遇するクレア(入院してたんじゃないのかじいさん)。だが、家の扉をドンドン叩く音がする。ヴィッキーに電話をすると、彼女が通報してくれるという。だが、扉を叩いていたのは息子だった。

ノアはヴィッキーの家にいた。

クレアは、ノアの父親が交通事故で死んでいるのを知る。

ノアは、ケヴィンとギャレットをヴィッキーの家に呼び出す。彼女の車を修理しているから助けてほしいというのだ。

クレアはヴィッキーの死体と遭遇する。通報するも、ノアに捕まるクレア。
「愛する人を守るのはヒーローの務め」というノア。彼は父親と浮気相手を交通事故に見せかけて殺していた。そして実の母は、自殺していた。

どこぞの納屋でギャレットはボコボコにされ、ケヴィンは傷付けられている。ノアはギャレットにガソリンをかけるが、クレアはそれをなんとか阻止しようとする。ノアは目にケヴィンのアレルギー用の注射器を刺され、目をぐりぐりされて潰される。
最後はケヴィンが彼を銃で撃ち、さらにたまたま立っていたところに滑車?が落ちてきて頭に当たる。クレアは夫と息子とともに、炎上する納屋から脱出する。

遠ざかっていく救急車が見える。

感想

・なんでクレアはちょいちょい、ノアの裸を覗いているんだろうか。
・前半はエッチな展開、後半はスリリングな展開が楽しめます。たぶん。
・ノアは自殺した母を忘れられず、浮気した父とギャレットを重ねて見ていたのでしょう。クレアに対する思い込みの強さも、そこに原因がある?にしても、骨髄移植はいつしたんだ。嘘なんだろうけど。
・全体的に古臭い話なのですが、これで2015年の映画なのがビックリであります。にしても、たまたま立っていたところにモノが落ちてきて潰されるってすごい確率の話であります。