「ジュラシック・ワールド」

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2015年の映画「ジュラシック・ワールド」を見ました。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で主演していたクリス・プラットがこちらも主演。にしても、この映画に関してはわあ、ステキ!と思えないのはなぜでしょう。
こういう映画にいてほしい「お調子者キャラ」と「賢いじいさんキャラ」が足らないから飢えているのでしょうか。子役のキャラ付けもよくわからない。
とはいえ、恐竜がもうムチャクチャしちゃう!ガブガブ食べるぞ!というところに面白みを感じればいいのでしょうね。たしかに恐竜のシーンはすごいんですよ。
ちなみに監督は「彼女はパートタイムトラベラー」の人だそうです。この映画も面白いけど、ラストがトンデモネー感じ(とりあえずぶっ飛んだ)だったので、それを楽しめる自信のある方はご覧くださいませ。

あらすじ

最新のバイオ技術で現代に蘇った恐竜たちが巻き起こす恐怖の惨劇を描き大ヒットしたSFパニック・アクション「ジュラシック・パーク」シリーズの第4弾。新たに建設された恐竜のテーマ・パークを舞台に、遺伝子組み換え操作で誕生した新種の恐竜によって引き起こされた史上最大のパニックの行方を圧倒的スケールで描き出す。主演は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のクリス・プラット、共演にブライス・ダラス・ハワード。監督は長編デビュー作となる前作「彼女はパートタイムトラベラー」で注目を集めたハリウッド期待の新鋭コリン・トレヴォロウ。
コスタリカ沖のイスラ・ヌブラル島では、かつて多くの犠牲者を出した“ジュラシック・パーク”に変わる新たな恐竜テーマ・パーク“ジュラシック・ワールド”がオープンし、連日多くの観光客でにぎわっていた。この日は、パークの監督官クレアの甥で16歳のザックと11歳のグレイの兄弟が来園していた。しかし多忙なクレアは兄弟に割ける時間などなく、彼らの相手を部下に任せることに。折しもパークでは、Tレックスよりも巨大で凶暴な新種の恐竜“インドミナス・レックス”を遺伝子組み換え操作で創り出し、新たな目玉アトラクションとして準備中だった。獰猛なヴェロキラトプルさえ手なずけてしまう動物行動学の専門家オーウェンは、そんなパークの経営方針に警鐘を鳴らすのだったが…。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=351033

登場人物

オーウェン:熱血男。動物行動学の専門家だそう。
(途中で軍隊からスカウトしてきた云々という話があったので、オーウェンがそれだと勘違いしていたけど違うみたいです。たぶんホスキンスですよね。もうひとつのブログで間違ったこと書いてすみません)
クレア:パークの監督官。多忙。オーウェンとは過去に何かあったようで……?
ホスキンス:オーウェンの上司に当たる男。恐竜を生き物だと思っていない横暴な性格。
グレイ:クレアの甥。兄。女好き。
ザック:グレイの弟。恐竜好き。

ネタバレ

・クリスマスにジュラシック・パークに行く兄弟。実は、親はこの間に離婚協議する予定。
「何かに追いかけられたら逃げるのよ」と母は軽口をたたく。
・ジュラシック・パークにやってきた兄弟。VIP待遇で宿泊できる。
・クレアは新種の恐竜(2種の恐竜のハイブリッド)をスポンサーにプレゼンしたり、トラブルに対応したりで忙しい。フェンスが壊れたせいで恐竜が逃げたりもしている(伏線)。
・このパークのCEOはヘリの免許をとったばかり(伏線)。

・兄弟はお目付け役の女性(クレアの部下)から逃げて、パークを自由に巡る。
クレアは姉に叱られ、兄弟と一緒に過ごす時間を作ることを約束する。
泣き出した姉に「ゲッ、ママみたいなこと言わないでよ」というクレア。今時「ゲッ」ってのも珍しい。
・兄弟、シャチのような恐竜(モササウルス?)のショーを見る。

・オーウェン、クレアに乞われて新恐竜「インドミナス・レックス」について分析する。壁の外を知らず、協調性がない。つまり、人間にとって大きな脅威になるだろうし、他の恐竜も殺しまわるだろう。
知能の高い新恐竜は、逃げたふりをして森の中に隠れ、スタッフを1名食い殺す。そして今度こそ逃走する。
・森に逃げた新恐竜、GPSを抉って逃走する。追ってきた警備を食べまくる。木漏れ日の上から、血が滴る。クレアは一部施設を閉鎖することを決める。

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・兄弟はボール状の乗り物に乗って、草原を移動している(サファリパークみたいな感じ)。
その直後に、アトラクションは休止となる。が、彼らはそれを知らない。

・CEOの要求で、恐竜を開発した博士はいろいろなDNAを混ぜている。アマガエルの擬態能力すら備えている。

・兄弟は連絡があっても引き返そうとしない。そのせいで襲われ、恐竜はボール状のアトラクションに喰いつく。ボールは無残に破壊され、彼らはなんとか逃げ出す。追われた兄弟は、滝に飛び込んで逃げる。
・オーウェンとクレアは、甥っ子たちを追いかける。だが、草原には食い散らかされた恐竜たちがいる。新恐竜は、殺すことを楽しんでいる。クレアはオーウェンに止められるが、スカートのすそを結んで甥っ子たちを追う気満々だ。
・兄弟はオリジナルの「ジュラシック・パーク」のキャンプに到着する。じいちゃんのボロ車を修理したテクニックを活かし、古い車を修理してしまう兄弟である。そして、免許がないのに運転して脱出を試みる!
・トラブルの連続に、CEOは自らヘリを飛ばす!だが、翼竜のドームに突っ込んでしまい、CEOは死亡。翼竜も空に放たれてしまう。そして、こいつらは人間を襲い始める。

・兄弟のお目付け役のクレアの部下、ザラも翼竜にさらわれる。
①普通にくわえられる
②逆さまにくわえられる
③海水に何度もつけられる
④ザラをくわえている翼竜をモササウルスが食べる⇒死亡
・クレア、オーウェンを守るために銃乱射からの熱烈キス。
・だが、クレアとオーウェン、甥っ子たちは再会。全員でハグする
「あなたたちとは離れないわ!」というクレアだが、甥っ子たちは「僕たち、このおじさんと離れたくないよ!」とオーウェンの方を頼る(というギャグ)。

・ホスキンスは施設を乗っ取ろうとする。
・オーウェンが仕込んできたヴェロキラトプルを使って、ホスキンスは新恐竜の後を追わせる。オーウェンは反対するが、ホスキンスがやるくらいならと自分が指揮を執ることにする。
匂いをかがせて、尾行を始める彼ら。だが、新恐竜にはヴェロキラトプルの遺伝子も入っていた!
ヴェロキラトプルは人を襲い始める。クレアの乗っている車(トランク状になっていて、後部には甥っ子たちがいる)にやってきた男は血の手形を残して姿を消し、助けを求めた男は引きずられていく。運転席には翼竜が突っ込んでくるし、後部ドアは開きっぱなしで、そこの恐竜が顔を差しこもうとする。だが、少年たちはなんとかそれを撃退する。

・博士とホスキンスは組んでいた。どうやら、恐竜を軍事利用しようとしていたらしい。
・脱出の船が次々と到着している。施設管理の人間は、おもしろおじさん(おちゃらけキャラ)を残して全員脱出する。同僚の女の子に愛を告白しようとするおじさんだが、「彼氏いるんで」トフツーにフラれる。

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・ホスキンスは研究所を荒らしている。それを見咎めるクレアたち。だが、彼は恐竜に食われてしまう。
・ヴェロキラトプルに「友達だろう!」と訴えかけるオーウェン。友情が再燃する!
・ザックは、「もっと強い恐竜がいる」とクレアに思い出される。クレアはT-レックスをおびき寄せ、新恐竜と対決させることに成功する。新恐竜はヴェロキラトプル、T-レックスと戦い、傷付いていく。そして最後はモササウルスに海に引きずり込まれる。

・兄弟を両親が迎えに来る。オーウェンとクレアは一緒にいる。
「私たちどうなるの?」「一緒にいるしかないだろう、生き抜くために」
施設の中を、恐竜たちが自由に闊歩している。

感想

・あらすじ内では触れていませんが「吹き替えドイヒー」映画であります。アクションシーンや緊迫したシーンはまだしも、ラブシーンはなんか変な感じなんですよね。正直、クリス・プラットの顔に玉木宏の声が合っているような気がしない。いい声なんですけどね。線が細そうな声してるよね。
・恐竜のシーンのなかでも、ザラのしつこくいたぶられるシーンはお気に入り。何度も何度もくわえ方を変えられるシーンは意地の悪さを感じました。恐竜のシーンはやっぱりスゴイですよ。ただ、それ以外の点はめちゃくちゃ盛り込んでるなという感じ。主要キャラもすごく多い。
・この監督の映画はちょっとしたギャグとか皮肉めいた会話が妙に面白くて好き。

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