「ゾンビーバー」

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2014年の映画「ゾンビーバー」。
・おバカホラーとしていろんなタレントさんが大絶賛(という戦略をとる配給会社を、信用していいのだろうか?いや、してはいけない)
・ゾンビ×ビーバー、おバカなティーン、エッチなシーンに下ネタ。B級ホラーの皮をかぶったB級ホラー。しかし、ゾンビ映画というより動物パニック映画の色合いが濃い。

あらすじ

北米ではお馴染みの野生動物ビーバーがゾンビ化して若者たちを襲う生物パニック・ホラー・コメディ。監督はこれが長編デビューのジョーダン・ルービン。ある日、仲良し女子大生3人組が湖畔にキャンプにやってくる。やがて彼女たちの彼氏たち3人も合流して乱痴気騒ぎへ。そのさなか、バスタブで一匹の凶暴なビーバーが発見されるが、仲間の一人が撲殺して事なきを得る。ところが翌朝、捨てたはずのビーバーの死体が消えていた。実は、湖は医療廃棄物で汚染されており、そこに棲息しているビーバーたちはゾンビ化していたのだった。そうとは知らず水遊びに興じる6人。そんな彼らを悪夢の惨劇が待ち受けていた。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=352793

登場人物

メアリー:眼鏡をかけたマジメ女。だが、実は……?
ゾーイ:おかっぱの女の子。彼氏とのセックスしか頭にないアホ娘。
ジェン:恋人と別れたばかり。彼女の傷心旅行にメアリーとゾーイが付き合っている。
トミー:メアリーの恋人。なかなかバカ。
バッグ:ゾーイの恋人。バカ。
サム:ジェンを追いかけてきた、元カレ。こいつもそこそこバカ。

あらすじ

危険薬品を運んでいるトラック。だが、シカをひいてしまい、湖(というか池)に化学薬品が落っこちてしまう。

一方、メアリーたちは傷心旅行に出かけていた。サムと別れたジェンを慰めるのだ。だが、別荘にはたいしたものはなく、ゾーイは不満気。
親切なグレガーソンさんというお隣さんが挨拶に来る。

水着で泳ぎに出かける彼ら。ゾーイはトップレスになってしまう。だが、そこにクマが襲ってくる。不愛想な爺さんが助けてくれるが、そのスミスという老人はすぐに立ち去ってしまう。

夜。トミーたちが、女子たちがいる別荘にやってくる。ジェンはサムをおいかけてきたのだ。居場所を漏らしたのは、ゾーイ。彼らはカップル同士、ひたすらヤリまくる(とにかくヒドイ!)。

しかし、ここである事実が明らかになる。主人公のメアリーは、サムと浮気していた!そしてその浮気が原因で、ジェンはサムを振ったということがわかる(ジェンは相手が誰だかは知らない)。メアリーは自分から白状する気はなさそうだ。

と、バスルームにゾンビのビーバーが現れる。女性がキャーキャー騒ぐなか、男性陣がビーバーを殺す。そして、ポーチにその死体をおいておく。

翌朝。ビーバーの死体は消えている。怯える女子。だが、彼らは湖に泳ぎに行く。無邪気に泳ぐ彼らだが、何かが迫る。ふと、痛がって溺れるバッグ。当初はふざけていると思われる彼だが、自分の足を持って湖から出てくる。湖の上にある板(よくアメリカのホラー映画でもありますが、湖の上に板があるのは何でなんだろう?ひとやすみ用?釣り用?)の上に避難する彼ら。だが、ビーバーはそれを削り取る。

飼い犬を湖に放り込んで、その隙に逃げる彼ら。

湖に入っていなかったジェンは、助けを求めて家へ。だが、電話線は噛み切られている。しかも、ビキニ姿でゾンビーバーと戦う羽目に。おまたにゾンビーバーが迫る!しかも、半分に切っても彼らは襲ってくる。

全員が戻ってくるが、ゾンビーバーに家を囲まれてしまう。

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そんななか、ゾーイとサムは喧嘩になる(殺されたのはゾーイの犬だった)。ゾーイは、サムとメアリーが浮気していたことをバラす。ジェンは当然起こる。足を噛み切られたバッグは死にそうだ。バッグ、トミー、ゾーイは病院に行くことになる。残りのメアリー、ジェン、サムは家に残る。

隣の家の面々は騒動を耳にしているが、様子は見に行かない。隣の夫婦がかわいがっている犬が、いつの間にかゾンビーバーになっている。夫はそれに気付かず、ビーバーの頭を撫でている。

病院に行くために車に乗ったトミーたちだが、途中で道が塞がっている。そして、トミーは潰されて圧死してしまう(唐突!)。そこに通りかかったスミスが、バッグとゾーイを助けてくれる。

家に残されたメンバーは、ゾンビーバーと戦っている。

スミスはビーバー熱についてゾーイに説明している。それが、ゾンビーバーを巻き起こした原因なのだろうか。ゾーイとバッグ、スミスは隣の家に逃げ込む。だが、隣人夫婦は殺されており、電話線を切られている。

メアリーはビーバーについて調べているが、ジェンと浮気のことで揉めている。

寝室では、親切なおばちゃんが死んでいる。夜行性のビーバーは、まだまだ攻撃してくるだろう。

ジェンは感染していた。前歯が伸び、ビーバーそっくりの顔になるジェン。彼女はメアリーを襲い出す。

バッグもビーバーに変化してしまい、スミスは食われてしまう。

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ゾーイは、元親切だったおばさん→現ゾンビーバーに髪の毛をもぎとられる。彼女は2階から飛び降り、気絶してしまう。

メアリーとサムは、ジェンから逃げる。そして、自分たちが感染していないか裸になって確かめることにする。もちろん、そのままセックスする。

一方、ゾンビーバーが感電して燃え始める。

股間をジェスビーバーに食べられたサム。メアリーも絶対絶命だがゾーイが家にトラックを突っ込ませ、助けてくれる。スミスや隣人夫婦もゾンビーバー化して襲ってくるのが、ゾーイとメアリーは逃げ続ける。

ゾンビたちに囲まれるものの、なんとか逃げる彼ら。車に乗り込むが、その上にゾンビーバージェスがくっついている。急ブレーキをかけて彼女を振り落とし、轢く2人。「もともと、彼女のこと嫌いだったの」。

しかし、ケガをしているゾーイを見て、メアリーは「ゾンビになるのでは」と恐れる。必死に弁解するゾーイ。だが、メアリーがゾンビーバー化して、それをゾーイが殺す。
逃げる彼女だが、車が走ってくるのを見て必死で手を振る。
それが冒頭の薬品を運んでいる業者(シカをはねた)。
「女の子がいるぜ」
「そーだな、見てるか?」
そのまま前を見ていない2人は、ゾーイを轢き殺してしまう。冒頭のシカのように。

そして、今度はクマにたかっていたハチがゾンビになるフラグが立つ。

感想

・全体的にヒドイ(ごめんなさい、悪い意味で)。期待してみると、あまり喜べない。
・下ネタ多め、グロかわいい?ビーバー多め(しかもパペット)だが、ゾンビ描写はマイルド。ホラー映画のわりに、怖さはない(だからホラー映画を普段見ない人でも、怖がらずに見られるのかもしれない)
・脚本が「悪魔の毒々バーガー」とか「悪魔の毒々おばあちゃん」みたいな感じ。ああいう開き直りをしている映画だとすると、いい映画なのかもしれない。
・ただし、男の子の死亡シーンはあっさり、女の子の死亡シーンもあっさり。死亡シーンがもっとおバカでいてほしかったな。
・やっぱり「最終絶叫計画」にはかなわないんですかね。