「フロム・ダスク・ティル・ドーン」シーズン1・第8話のネタバレ

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かつて、メキシコに渡った征服者。男が、剣を地面に突き立て、宣言をする名誉を得ている。
その男はカルロスにどことなく似ている。

倒れているリッチーの上に、サンタニコは乗っかっている。なぜ、サンタニコが噛みついたのに彼は何ともないのだろうか?(本来なら、骨と皮だけになるらしい)
とにかくレンジャーを殺せというサンタニコ。カルロスは早くリッチーを仲間にしようと持ちかけるが、彼女は彼自身が望まなくてはダメだと主張する。そして「もうすぐわかるわ、味を感じるくらい近付いてる」「レンジャーの首を持ってきて」と囁く。

セスは、フレデリコを殺さんばかりに怒っている。だが、他の人間は彼に味方する。出口の位置を探すためにも、息子(スコット)を探し出すためにも、牧師は彼の協力が必要だという。だが、吸血鬼に噛まれたフレデリコをここに置き去りにしたほうがいいと、ケイティやセックスマシンは考えている。

その頃、スコットはどこかの通路に落っこちていた。ヴァンパイアの声を聞いて怯える彼だが、背後に何かが迫っている!

店内にフレデリコを残したまま、粉砕機のそばに降りていくセス、セックスマシン、牧師、ケイティ。セックスマシンのミスにより、彼らは武器を全て粉砕機に落としてしまう。

リッチーの落とした件のナイフのおかげで、拘束を解いたフレデリコ。彼は皆の後を追う。

目を覚ましたリッチーの目の前には、サンタニコが待ち構えている。リッチーは彼の仲間になる気はないようだ。だが、彼女は自分を「囚人」だといい、解放してほしいとまた頼み込む。

店内で、カルロスと対峙するフレデリコ。激しく戦うが、カルロスにまた噛まれてしまう(一度目はサンタニコ)。カルロスはフレデリコがサングリタという特別な種族の出身だと見抜くが、その力をまだ発揮していないとも気付く。だか彼はカルロスに木の杭を投げて貫き、2本のナイフで手をソファーに釘付ける。そして、心臓を貫こうとする。

リッチーはサンタニコに怪我を負わせる。彼女は、自分がどうしてヴァンパイアになったのかを教える。彼女は特別な夜に生まれたことから、神に選ばれた。彼女には罪もないいけにえ(つまりは、罪のない普通の人)の血が捧げられた。それを拒否して逃げた彼女は、蛇の穴に落とされ、そのままこの聖地まで歩いてきたのだという。生き血を求める彼女は、それ以来ずっとこの地に囚われてる。だからこそ、自由を求めているのだ。リッチーはもうすぐ死ぬ。怖ければ自分の仲間になり、自分を解放してほしいとサンタニコは願う。
でも、だからといって自分が犠牲になることはないとリッチーは思っている。

セスたちは地下に潜り、通路を移動している。セックスマシンが、自分のニックネームがラテン語の「機械仕掛けの神」というつづりをもじったものであることを明かす。そして、この地下世界が冥界であることを通路に刻まれている印から見抜く。追っ手が迫り、セックスマシンはケイティたちを見捨てようとするが、セスが助ける。ケイティは怒りの金的(セックスマシンの股間を蹴とばす)をかます。

倉庫に入りこむセス一行だが、そこには黒人の男がいる。彼もここに迷い込んだ人間のようだ。だが、彼はここに長く住んでいるようでもある。ケイティは弟を探していると話し、セスは武器を分けてくれと試す。セスは運試しのゲームに挑戦するが(ルーレット)、成功して好きな武器をもらえる(「10分間のお買い物タイム」と呼ばれる)ことになる。男は神殿の中心まで行ったことがあるというが、彼はそのことを語りたがらない。

フレデリコははどうして彼らがリッチーに執着するのか尋ねるが、カルロスは答えない。

リッチーを説得し続けているサンタニコ。不老不死の体も、富も手に入るのに。でもやはりリッチーはイエスと言わない。それをスコットが後ろから覗き見ている。

「善と悪の違いがわからない」というカルロス。
彼はもともと征服者であり、兵士であり、クリスチャンだった。だが、彼は強欲だった。先住民に頼み、カルロスは神殿に向かった。そこにはサンタニコがいた。次の瞬間、彼は噛まれそうになる。しかし、彼はそれより先に、サンタニコの首輪を外していた。驚く彼女。カルロスは仲間を神殿に導き、皆殺しにした。それ以来、彼は彼女の従者として生きている。カルロスは永遠の命と若さ、富、そしてサンタニコを求めていたのだ。

しかし、サンタニコはカルロスはずっと強欲だったと語る。だから、彼女を解放できないのだ。彼女はリッチーに自分を救ってほしいのだ。

カルロスはフレデリコを挑発する。そしてフレデリコの背後には……ヴァンパイアとなったスコトットが立っている!彼はサンタニコの話を立ち聞きしており、それを全部カルロスに伝えてしまう。スコットは既に彼らの仲間になっているのだ。サンタニコがリッチーを選んだと知り、彼は顔を歪める。フレデリコは吹き飛ばされてしまった。

黒人男性も一緒に連れていくべき(共に行動して外に出る手助けをしよう)とケイティは主張するが、闇の中で迷っている人間を助けることはできないと父は語る。男は扉を開け、「片道切符だ」と語る。ケイティはしつこく彼を誘うが、男は「自殺する気はない」と突っぱねる。しかし、ケイティは「人はひとりだと道を失う。ここで生き残っても朽ち果てるだけ」と言う。

だが、彼らの進むべき道は恐ろしい過去を見せる(自分にとって一番嫌な記憶を追体験させる)という。この男はフロスト軍曹と名乗り、自分自身この道を通った時、かつて戦いに巻き込んだ子供の死を見てしまったという。

ケイティは気が付けば、通路で1人ぼっちになっている。そこには死んだはずのママがいる。ママは自分が家族に必要ない、死んだほうがいいんだと独白する。彼女が油断した瞬間、何かがケイティを連れ去ってしまう!

気が付けば手足を縛られ、はりつけにされているケイティ。そのチャナーンという生き物(部族のような姿をしているが、人を襲って生きている)を撃退するため、セスとセックスマシン、牧師は戦う。セックスマシンは、これはいけにえの儀式だったと分析する。しかし押し寄せるチャナーンに、彼らは困惑するしかない。それを助けてくれたのはフロスト軍曹(倉庫に閉じこもっていた黒人の男)だ。だが、彼はそのままチャナーンに襲われて、自分の武器を爆発させて死んでしまう。

サンタニコは巧みにリッチーを言いくるめ、首に噛みつく。