「フロム・ダスク・ティル・ドーン」シーズン1・第9話のネタバレ

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寝タバコで火事をおこした父。そして寝ていた自分を起こしてくれたセスと逃げた(父を見殺しにした)過去。それを思い出し、はっと目覚めるリッチー。

サンタニコがリッチーに噛みついたことで、彼の体の一部が死ぬといい、サンタニコは彼に顔を寄せる。「ごっこ遊びをしましょ」という彼女の顔は、いつの間にかモニカのようになっている。彼女は思いきり、彼の顔にナイフを突き立てる!リッチーは彼女につかみかかるが、ものすごいスピードと力だ。リッチーは自分のその力に驚きながら、それを受け入れるようなそぶりを見せる。

セックスマシンは、通路の途中にある(通路に彫られている)マークを動かして重ね合わせる。すると、新しい道が彼らの前に現れる!

なんと、地上に出たセスたち。リッチーがキャンピングカーに女を連れて乗り込むのが見える。ここで彼は牧師たちと別れ、セスはリッチーを追う。牧師たちはスコットを探すために地下に戻るようだ。
キャンピングカーに戻り、リッチーに話しかけながらいるはずの女(サンタニコ)を探すセス。だが、彼はセスに噛みつこうとする!しかし、そのリッチーを殴り倒したのは、もうひとりのリッチー(眼鏡をかけていない)!「悪いな、妙なことになった」と彼は肩をすくめる。どうやら、これはセスを騙すための罠だったのか(後から現れた彼が本物だった)。

ケイティは、母が自殺するために薬を飲んだことを、迷宮の中で理解する。父がスピードを出しすぎたのは、母を病院に連れていくためだった。
と、彼らの前にフレデリコが現れる!彼はスコットがヴァンパイアになっていたことを伝えるが、牧師とケイティは自分の目で確かめたいと戻り続ける。フレデリコは兄弟を追おうとするが、牧師たちを見捨てられず、彼らのもとに戻らざるを得ない。

リッチーと会話して混乱したセス。彼らはキャンピングカーを降りるが、そこはなぜか大きな倉庫の中だ。
彼らは心の迷宮の中に迷い込んでしまった。そこから逃げるにはパズルを解き、ゲームに勝利するしかないと姿を現したサンタニコは言う。ここは神殿でもあり、牢獄なのだというリッチー。セスは5年刑務所にいたが、サンタニコは500年も囚われていた。逃げるには、迷宮を通るしかないのだ。

カルロスとスコットは、店から出る。そこにはキャンピングカーがある。彼らはキャンピングカーを荒らし、債券を探す。ふと、近くの車につけられた手形を見つけるカルロス。だが、その車の中のカバンには何も入っていない(セスがこの車に債権を隠したようなシーンはあるが、やはりここには隠していなかったようだ)。カルロスは家族を捜してやると約束してスコットを噛んだ(仲間にした)が、それを裏切る。スコットは既に、カルロスのしもべになっているのだ。スコットは走って逃げていく。

セスはゲームに挑戦すると決める。サンタニコはそのまま消えてしまう(彼女が協力するとズルになるからだという)。そして目の前には車や写真、図面が現れる。ゲッコー兄弟は、セスが刑務所にブチ込まれるきっかけとなった強盗事件を、もう一度やり直すことになる。セスがこの強盗事件を起こしたのは、父をヒューストンから追い出したビッグ・ジムという男に一矢報いるためだった。この事件にリッチーは関わっていない(だからこそ、セスは捕まった)。

彼らは着替える。リッチーの体には傷が残っている。生きのびるためには仕方なかったんだというリッチー。

ゲームは、その場で死んだら終わりだ(現実でも死ぬことになる)。彼らはまず金の受け渡し現場?に行くが、セスが刑務所で喧嘩した男や、リッチーが嫌うセスの友人が用心棒役として登場する(現実には、彼らはこの事件に関わっていない)。それはやはり、ここが神殿の迷宮だからだ。セスはバッグを奪うが、そこにはバラバラ死体が入っている。セスと喧嘩をした男は吸血鬼に変化して、彼らを襲う。ピンチのセスをリッチーが助けるが、今度はリッチーが吸血鬼となり、セスの知人のプリチャードという男を噛み殺す。

神殿の中を彷徨うフレデリコやケイティ。ケイティの純粋な発言、発想に驚くフレデリコ。彼らは神殿の深部に入っていく。人間の骨がたくさん転がっており、そこでは四つん這いの白い人間(チャナーン?)が、ケイトに襲いかかる!牧師やフレデリコが怪物をひきつけ、ケイトはひとりぼっちになる。が、暗がりからセックスマシンが現れる。フレデリコと牧師、ケイティとセックスマシンと別れてしまう。

兄弟は車の中で、リッチーが血を吸ったことが原因で喧嘩になる。しかし、リッチーがいつの間にかプリチャードに変化して兄弟は驚く。元に戻るリッチー。

ナルシソはまだ生きている。カルロスはここでこのまま死ぬか、彼に協力するかを選ばせる。上から目線のナルシソだが、ゲッコー兄弟が迷宮の中にいることを知り、表情が暗くなる。サンタニコが逃げ出したら、代償を払うのは彼らなのだ。

兄弟はホテルに到着するが、目当ての場所の前にはなぜか、口うるさいモーテルの受付の爺さんがいる。どうすればいいのか?
リッチーはビッグ・ジムのもとに行き、話しかける。ビッグ・ジムは彼の本心を探る。リッチーは隠しポケットにあった銃で、ビッグ・ジムをテーブルの下から狙っていると告白する。そのふてぶてしさでリッチーは気に入られ、5分後に指定の場所に来いと呼びつけられる。

セスは計画通り進み続けている。だが、気が付いたら彼は死んだはずの父の前にいる。父は彼を座らせ、拳銃を時間内に組み立てさせる。一度組み立てに成功するが、遅すぎると怒られる彼。目の前の銃はまたバラバラになっている。何度も小突かれるセス。いつの間にか、彼は少年の頃の姿に戻っている。彼らは母が出ていった理由で喧嘩になる。父は銃を頭につきつけ、もう一度組み立てろと命令する。その状態で成功するセス。父はリッチーは救えないと彼に言う。「あいつは悪人だ」
変な臭いで、彼は振り返る。父から、セスはリッチーがライターオイルをまき、父に放火したことを知る。リッチーは親殺しだ。

リッチーはビッグ・ジムの用心棒とエレベーターに乗っている。そこに電話がかかってきて、ビッグ・ジムは彼を殺すことを明言する。だが、リッチー自身も持っていた銃は空砲だった。その銃で奪って彼を殺そうとしていたビッグ・ジムの用心棒は驚く。ヴァンパイアに変化した用心棒とリッチーは、エレベーターのなかで激しく取っ組み合う。

セックスマシンは、ある場所を見つけ、動かずに他の人間を待とうとケイティに提案する。彼は「いけにえは神々と契約を結ぶ行為だ」と言い出し、ケイティを困惑させる。その頃、追われているフレデリコと牧師は、ナイフを盗まれたことに気が付く。セックスマシンの仕業だ。彼はナイフにとりつかれている。そして、ケイティを祭壇に捧げようと感じているのだ。セックスマシンもまた、以前カルロスと接触していたのだ。ふと、追っ手の声がしなくなる。恐る恐る扉を開くと、追っ手を捕食しているスコットの姿がある。牧師はその光景に驚愕する。

ケイティを縛っているセックスマシン。

セスはホテルの部屋で、金を受け渡そうとしている。彼はカバンのなかに時限爆弾を隠す。ピート(1話に登場した雑貨店の店員?)に再会するセス。撃たれそうになる直前、カバンの中の時限爆弾が見つかる。部屋の扉の暗証番号がわからないが、セスは落ち着いて「高い酒の値段」(1話で登場、金庫を開けるための暗証番号だったような?)を打ち込む。

爆破事件が起き、ビッグ・ジムの部屋に用心棒が駆け込んでくる。だが、それは吸血鬼のパワーで力を変えていたリッチーだった。そこにセスも合流する。

迷宮に入ったセスとリッチーを待っているサンタニコ。白ヘビを撫でているカルロスが空現れる。リッチーは私のために何でもするという彼女だが、「誰でもそうだ」と彼は言う。債券は結局見つかっていない。それを知って、サンタニコは眉を顰める。
「ゲッコーが迷宮から出てきたら、全員の立場がはっきりするでしょう」
と、カルロスは言う。