「フロム・ダスク・ティル・ドーン」シーズン1・第7話のネタバレ

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ここが本当に、私たちのいるべき場所なの?
たしかに私たちの見世物は最高よ。時間もたっぷりある
でもこのままでいいの?主の足元にひれ伏すだけ
私たちはただの下僕ではない。兄弟姉妹として、苦しみを分かち合っている
実際のところ、彼らの力は弱く、私たちは強い

女はカルロスに助けられながら、血の浴槽に浸かっている。たっぷりと血を浴び、準備をする女。彼女はカルロスとキスをする。そして「ショータイムよ」と呟く。

ステージではビキニを着て、首に蛇を巻いて踊るサンタニコがいる。セクシーに踊る彼女に、男たちは見とれる。彼女は舞台から消えてセスの背後に現れたと思ったら、また舞台に移動して、ポールダンスを激しく踊り続ける。彼女は自分の脚づたいにテキーラをたらし、それをリッチーの口の中に注ぐ。そして彼とキスを交わす。舞台上に招かれるリッチーはそれに応じようとするが、後ろから現れたフレデリコが彼の手をナイフで刺し、舞台に釘付けにする。リッチーを挟んでセスとフレデリコは睨みあい、女は困惑する。そして女は醜く顔を歪めて吸血鬼に変化して、フレデリコに襲いかかる!

女は襲いかかってくる男に噛みつき、腹を切り裂き、腕をもぎ取る!女すらも容赦せずにかみ殺す!
ナルシソたちは、それを笑いながら見ている。バンドも軽快に演奏を続けている。店内の窓やドアが封鎖され、ポールダンサーたちが次々吸血鬼に変貌する。先ほど、スコットを貸せと牧師に迫った老人も噛みつかれている!

ゲッコー兄弟の残したマークについて教えてくれたタナー教授(セックスマシン)と再会するフレデリコ。彼は股間の銃で次々ヴァンパイアを撃っていく。だが、セックスマシンすら吸血鬼に軽々と跳ね飛ばされる!

牧師一家は店のすみっこに避難するが、やはり襲われる。十字架は彼らに聞かず、むしろ食べられてしまう!スコットがショットガンに手を伸ばし、女ヴァンパイアを撃ち抜く!

ゲッコー兄弟にもヴァンパイアが迫る。呼び込みの男もヴァンパイアに変化してセスを襲う。ようやく、セスは彼らがヴァンパイアだと気付く。心臓を狙い、命中すると彼らは消え去る。いつの間にかバンドメンバーもヴァンパイアに変化しており、9人の男(神)たちもこのショーに満足している。

この騒ぎのなかでも、ゲッコー兄弟に執着するフレデリコ。だが、ヴァンパイアが行く先を阻む。「お前はここでおしまいだ」という女ヴァンパイアは、フレデリコに噛みつき、穴に落とす。しかし、唐突にヴァンパイアたちはそのまま店の奥に引っ込んでいく。

元の姿に戻った女(地獄のサンタニコ)と再会したリッチー。「あなたを待っていた」という女の腹を撃ち、リッチーを疑うセス。それを牧師が止める。牧師一家と兄弟以外、生き残りはいないようだ。撃たれた女は消えてしまう。スコットはマヤやアステカの伝説を引き合いに出して、蛇の伝説を語る。そこにまだ生きていたセックスマシンが「その読みは正しい」と話に割り込んでくる。

この店は、蛇の姿をした軍神のアジトなのだ。そして彼らが崇めているのは蛇の目なのだ。

店の裏では、傷付いたサンタニコが傷口に血をかけ、それを癒やしている。

セックスマシンは、倒れているヴァンパイアの口腔内を見せながら、その歯の仕組みについて説明する。心臓を突き刺せば死ぬというヴァンパイア。倒れている彼らを次々始末する兄弟や牧師一家。

サンタニコは怒り狂い、レンジャーを始末しなかったカルロスを激しく叱る。カルロスは彼女のしもべなのだ。

リッチーは、彼女が誰かを殺してほしいのだと推測する。誰かを殺して、自由になりたいのだ。セックスマシンは、この店は神殿の頂点にあると分析する。蛇神に捧げ物をするための場所なのだ。床は微妙に傾いており、その模様に沿って店内に流れた血が中央に開いた穴に集めまっていく。セックスマシンは、店を「巨大なジューサーだ」と言う。

床をつたって集まった血を、下のフロアで楽しんでいる9人の男(神)たち。

セックスマシンは、彼らに序列があると推測する。

さらに9人の男たちは、“とれたて”の人体を味わっている。

まだヴァンパイアの襲撃は続くだろう。どうしたらこの襲撃を逃れられるのか?スコットは武器を集めるべきだと主張する。だが、リッチーはもっといい作戦があるという。

ディナーを楽しむナルシス。彼はカルロスの失態(レンジャーを始末しなかったこと)をねちねちと責め、彼の靴を舐めろと命令する。

セスたちは戦いの準備をしている。だが、セスはリッチーが裏切ってヴァンパイアの仲間になっていると感じている。だがリッチーも、セスが金を元妻に渡したことを知っているようだ。

牧師とセックスマシンの会話。牧師は神が、セックスマシンはゲッコー兄弟が、彼らを助けてくれると思っているようだ。スコットは父のようになりたくないから戦うという。ケイティは父をかばう。

セスは店を出たら、リッチーと縁を切ると断言する。

カルロスはナルシスの靴を舐めるためにかがみこむが、そこにサンタニコが現れる。ナルシソは「なぜゲッコー兄弟やレンジャーを宴に呼んだのか」を問いただすが、彼女は「今夜は特別」「皆が驚くようなことが次々起こる」と予言して微笑む。

店内では、準備が終わったセスたちが構えている。
ナルシソは、サンタニコの冒頭の発言を嘲笑う。
「神々は弱く、強欲で虚栄心が強い。どんなに私を見下しても、結局はあなたも同じクレブラに過ぎない。肉体を支配されても、魂までは渡さない。私たちの長い苦しみは今夜で終わりよ。だから選んでちょうだい。私に協力して、自由に生きるか。それとも、神々の下僕として死ぬか。どちらを選ぶ?」
ナルシスは牙を剥き出すが、突然苦しみだす。蛇の毒の入ったグラスは、ナルシスのものだったのだ。ぐったりしている9人の男は、サンタニコとカルロスによって次々殺される。

ステージには、悪魔のような容貌の男(バーテンダー?)と女ヴァンパイアが登場する。しかし、店内にいた人間の死体も起き上がり、彼らに牙を剥く。血を吸われて変化したのだ。
「食うか食われるかの戦いだ!」
セックスマシンはバラバラになったドラムのパーツを叩いて、戦いの合図を鳴らす。

しかし、吸血鬼に銃は全く効果がないようだ。ヴァンパイアはにじりよってくる。だが、セスとリッチーが用意していた爆弾が無事に爆発して、ヴァンパイアたちは吹っ飛ぶ!傷を負った彼らに迫る、生き残ったヴァンパイアたち。スコットやゲッコー兄弟がそれぞれ戦うが、ギリギリの戦いが続く。スコットは突き飛ばされ、隙間にから下のフロアに落ちていく。
それでも、削った椅子の足でヴァンパイアを両側から刺し殺す兄弟。また、チェーンソーを武器に、ケイティはヴァンパイアの体を裂く。そして、生首すらはねる。
スコットを探しに行きたい牧師とケイティ。だが、リッチーの前にサンタニコが現れる。

フレデリコは、妻と娘の夢を見ている。夢だとわかっていても、それを楽しむ彼。「アールから電話で、地獄の手前で待ってるって」と妻が言い出す。そして鼻血を噴き出させる。

彼が気が付くと、すぐ下には粉砕機(人間ジューサー)がある(床下に人間粉砕機があったのだ)。手前で引っかかっていた彼は、偶然にも助かったのだ。そのまま彼は上に這い上がっていく。

サンタニコは、リッチーに助けを求める。だが、セスは耳を貸すなと声をかけ続ける。

まだ生きているナルシソを、鎖で拘束するカルロス。今度は自分が主人になるという。

リッチーはサンタニコに「皆を解放しろ」と命令する。しかし次の瞬間、フレデリコが背後から現れ、リッチーを撃つ!その血を浴びたサンタニコは発狂したように叫ぶ。セスを突き飛ばし、サンタニコはリッチーをさらっていく。

その瞬間、看板のネオンサインが落ち、店の外すらも真っ暗になる。