「ウォーキング・デッド」シーズン6・第2話のネタバレ

walkinddeads6

あらすじ

第2話 不意打ち(JSS)

レジとピートの命が絶たれた壮絶な事件の後、普段の穏やかな生活を取り戻し始めたアレクサンドリアの住民たち。リックたちがウォーカー誘導作戦を実行している一方で、町ではレジを失い意気消沈のディアナをマギーが励まし町を発展させるよう促していた。そんな中、リックたちが不在の状況下で、突如町の中に大きな異変が巻き起こる。

http://tv.foxjapan.com/fox/program/episode/index/prgm_id/20091

ネタバレ

「不意打ち」

イーニッドのかつての記憶。車を修理中にウォーカーに襲われ、自身の両親が食べられていくさまを車の中で見つめている彼女。
(おそらく、両親が彼女だけでもと車に隠したのでしょう)
イーニッドはひとりで逃げ続け、怯えながら涙を流しています。指で地面に「JSS」と綴ります。

そして森の中で、ウォーカーと車を見つけた彼女。躊躇なくウォーカーを殺して車の中に閉じこもります。汚れたガラスにやはり「JSS」と描きます。

さらにぼろぼろになったイーニッド(時間が経過したのだろう)。なんと亀を見つけて、生のままむさぼっています(食べられるの……??)。その骨でもJSSとメッセージを作ります。
徘徊中、アレクサンドリアを見つけた彼女。一度は立ち去ろうとしますが、扉を開けてもらいます。その手の甲にも「JSS」の文字があって……??

食材を選んでいるキャロル。奥さんたちとおしゃべりを楽しんでいます。しかし、呑気な奥さんと会話中にちょっと対立しちゃいます。「製麺機があればいいのに」と調達の苦労を理解していないような女性に「2本の手で作ればいい」「それよりタバコをやめたほうがいい、呆れた趣味よ」「それより身を守ることを覚えるべき」と正論アンド正論をぶつけるキャロルさんに「そ、そうね」と同調する他の女性たち。

ポーチに座り来んで落ち込んでいるサムと遭遇し、「もう過ぎたこと、忘れなさい」というキャロル。しかしサムは彼女の家のポーチから動きません。

ジェシーは長男・ロンの髪の毛を切ろうとしています。しかし反抗して「話したいだけだろ」と怒る彼。ロンはまるで母親のジェシーが悪いように振る舞います。
「パパは危険だった」
「リックのほうが危険だ」
「彼は関係ない」
「友達だとしても?」(親しくなった方が危ないと言わんばかり)
「ええ、友達よ」
どこかへ行ってしまうロン。

ディアナを外に連れ出すマギー。畑を作ろうと持ちかけます。トマトやニンジンの種を見つけたというマギーは「レジは発展を望んでた、あなたもよ。今もよね?」と言います。「あなたが頼りなの、頼れると証明して」とスコップを渡されたディアナ。

ユージーンは街の発展についてタラにこぼしています。それを話し半分で聞いているタラですが、デニース(白人女性、眼鏡で大柄)という女性が医務室に居合わせたことにびっくり。新しい医師のようです。
「君はドクター(医者)?」
「あなたはドクター(博士)?」
と言われて、決まり悪いユージーン。グレースは精神科医ですが、医者として期待されることにかなりのプレッシャーを感じているそう。外科医を目指して挫折した過去があるからです。
アスピリンを持って行こうとしたタラは、頭痛とめまいを感じています。記念すべき患者第一号を診察しようとするデニース。しかし彼女をちゃかすようなことを言うユージーンに、女性陣は呆れています。

妹を連れてお散歩しているカール。そこで偶然、ロンとイーニッドがハグしているところを見かけてしまいます。そこで神父に話しかけられるカールですが、神父は自分の弱さを反省しているよう。改めて(以前、カールは神父に戦い方を教えようとしたことがある)「自分に戦い方を教えてほしい、学ぶ準備ができた」とお願いしに来たのです。しかし「みんなに話して(大人に頼んでくれ)」というカールに「そうだね」と残念そうな神父。そのあからさまな落ち込みを見て「3時に来て、鉈から教える」という、意外と親切なカール。
でも、好きな女の子がロンに抱きしめられているのを見て、やはりつらそう。

料理をしているキャロル。ふと外を見ると、タバコを吸っている冒頭の女性が見えます。キャロルがイラつく暇もなく、血まみれでナタをもった男が登場して彼女をブッタぎります。

その叫び声を聞いたディアナとマギーは、驚きます。見張りに話しかけるディアナですが、火炎瓶で炎上した見張りのリチャードはそのまま落下!マギーは銃を取り出して走り寄ります。あまりの事態に言葉を失うディアナ。

「あちこちから人が来ている」と言うカールに「妹を守って」と言い飛び出していくキャロル。アレクサンドリアの中には、たくさんの無法者が侵入したよう。道路には血だまりができています。

ロンを探しに行くというジェシーに、泣きながらすがるサム。サムを鍵付きのクローゼットに隠そうとしますが(父親のDVから守るためか、中に鍵がついているクローゼットなのです)そこに侵入者が!母と子はクローゼットに隠れ、銃を構えます。

アレクサンドリアではひたすら殺戮が続いています。

リックとカールの家にも、誰かが侵入!?と思ったら、それはイーニッド。
「お別れを言いに来たの」
「(そんなことより)裏口を見張ってくれ」
と返すカール。
出ていきたいという彼女に「行かせない、一緒に妹を守って」というカールです。その言葉に素直に従い、彼女はナイフを握りしめます。「侵入できても全員出られない、全員殺す」と意気込むカールですが、さりげなく彼女を止め続けます。
「行くなんて言うな」
「わかった、言わない」

草むらから様子をうかがうキャロル。住民を殺すもの、鎖でつないで引っ立てていくものもいます。殺した人間の血を額になすり「W」の傷をなぞる男もいて―??
彼らは全員、額に「W」の傷を彫りこんでいる
なんと、住人をバラバラにしている人間も見えます。

冒頭、キャロルと立ち話をして彼女の料理を褒めていた女性も襲われています。その男を殺し、彼女を助けるキャロル。しかし彼女は腹を切られており、非常に危ない状態。キャロルは彼女が助からないと判断。そのまま窒息させ、頭にナイフを突き立てます。

あまりにも多すぎる侵入者に翻弄される男たち。見張り役のスペンサー(ディアナの息子。もうひとりの息子は身勝手な行動から、前シーズンで死亡)もドキドキしてしているのか、うまく照準を合わせられません。そこに、トラックもやってきます(バリケードを破ろうというのか?)。銃で運転手を撃とうとするスペンサーですが、そのせいでトラックがバリケードに激突。大音量でクラクションが鳴り響きます。
※これが前話のクラクションの原因です

悲鳴とクラクションがこだまするなか、診療所には怪我をした女性・ホリーが運び込まれてきます。自信がないと言っていたデニースは、いきなり重傷患者の面倒を見ることになってしまったよう。ロジータやタラが援護に駆けつけるなか、ユージーンは怯えて外に出ようとしません。必然的に、デニースを手伝うことになるユージーンであります。

スペンサーは、トラックのクラクションを止めようと四苦八苦。そこに森の中からモーガンが走ってきて運転席でウォーカーと化した運転手を殺し、クラクションを止めます。乱入者のことを聞き「助けに行くぞ」と言われて即答できないスペンサー。モーガンは「隠れてろ」と言い放ちます。

モーガンは街に入って早々に、斧を持った男と対峙。その足元には、足をバラバラに断たれた死体があります。睨みあう2人。「即死か、いたぶるか」(お前を殺すから、殺され方を選べということ)と聞かれて「ここから出ていけ」というモーガン。「じゃあいたぶろう」という男を、颯爽とやっつける仮面の男!と、それは顔を隠したキャロルでした。自身も「W」と額に書き、侵入者に擬態しているのです。武器庫を守らなきゃというキャロルに「殺すことはなかった」と言うモーガン。殺した方がよかったと主張するキャロルに「不本意なんじゃないのか」という言葉がぶつけられます。戸惑う彼女。

ディアナはスペンサーを見つけますが「中に入って人を助けよう」というマギーに反発。ディアナは「武器がない」「中に入っても足手まといになるから入らない」「中の人のためにも入らない」とワガママなことを言います。呆れて立ち去るマギー。ディアナはトラックの運転席に乗せられますが、そこにはウォーカーの死体があります。そっと目を閉じるディアナ。そのトラックを守るスペンサー。

ホリーのケガは致命的なことがわかり、手術をしなければ助かりません。しかし、デニースはその自信がないので手術を断ります。「やってよ、彼女を助けて」と怒鳴るタラ。そこにユージーンも出てきて「臆病な自分はもうイヤだろ?」と説得します。その言葉から、手術をすることを決意するデニース。

ロンは村の中を逃げ回っています。と、ヒャッハー男に見つかるロン!それを助けたのはカールでした。「頼む、撃つな」と命乞いをする男ですが、銃を奪おうともみあいに。その反動で男を殺してしまうカール。「中に入れ、守るから」とカールに声をかけられますが、そこにイーニッドがいたのを見て「イヤだね」とつっぱり、立ち去るロン。

ジェシーたちはまだクローゼットに隠れています。しかし、侵入者とは別にロンの帰宅した声を聞き、ジェシーはクローゼットの外へ!キッチンに行き、姿が見えないロンに「外に出て!」と叫びます。次の瞬間、侵入者の女ともみあいになるジェシー。壁に叩きつけられ倒れ、銃を落としてしまいます。その銃を拾いにいった女を、後ろから髪用のハサミ(ジェシーは元スタイリスト)で刺し殺す母。何度も何度も。その光景を呆然と見ているロン。

武器庫を守りたいキャロルは、モーガンを捕虜として引っ立てていくように見せています。全然バレないですが、住人を見殺しにしてでも武器庫に急ぐキャロルに苛立ち、襲われている人を助けに走り出すモーガン。ここで彼らは別行動になります。

襲われているのは神父。助けてくれたのはモーガンでした。
一方、武器庫に辿り着き侵入者の女性を殺すキャロル。ちゃんと介錯までします。武器庫の銃を管理していたオリビアが奥に隠れていたので、銃を渡して封鎖を頼みます。オリビアは素直に銃を構えます。

モーガンは神父を襲っていた男を生け捕りにしています。
「(男を生け捕りにしているロープの結び方を)どうやって覚えた?」
「チーズの結び方と同じだ」
目を覚ました男は
「お前たちを解放しにきた」
ととろんとした目で訴えます。
「人間はこの世に属さない」
と、その瞬間撃たれる男。もちろんキャロルです。銃を受け取りながら、この状況に耐えられないような表情を浮かべるモーガン。

キャロルはマギーと合流。銃を渡してどこかに行くモーガンに「銃は慣れてない」と慌てる神父ですが、モーガンは「俺も慣れていない」と言います。

ロジータとアーロンも銃を持って巡回中。キャロルは躊躇なく人を殺していきます。

突然、5人の男女に囲まれるモーガン。
モーガンは「立ち去れ、ライフルで狙ってるぞ」と脅し(嘘)、彼らを生きたまま外に出そうとします。優しく説得され、3人が立ち去ります。しかし1人が銃を持って逃げて行き……?このモーガンの甘さが、今後重大な事態を引き起こさなければいいのですが……??

冒頭の女性の死体のそばから、マルボロを見つけたキャロル。彼女の死体を眺めながら、たばこを手に取ります。額の「W」の血文字を拭うキャロルですが、家につけられた「A」という文字を見つけ、涙をこぼします。

侵入者たちの介錯をして回っているアーロン(顔が地味なのでわかりにくいけど、たぶんアーロン)。侵入者のリュックを見つけ、そのなかから写真を見つけます。自分が徘徊者たちを説得するのに使用していた写真のせいで、侵入者が出たことを理解し、絶望して涙を流す彼。

デニースの手術はうまくいきません。もともと致命傷を受けていたモリーは死んでしまいます。タラは励ましますが、デニースは「みんな出てって」と言います。「ひとつだけ言うわ、頭を刺してね」と言い残して出ていくタラ。

ディアナとマギー、スペンサー、ロジータが巡回しています。スペンサーとロジータの会話。
「こういうことって、外では日常?」
「まあね」
「だったら、こんな世界で生きる理由は?」
「仲間のためよ」
そのためには命を懸けられるというロジータ。その言葉はスペンサーにも突き刺さったようです。
マギーは「生き延びた」と言いますが、ディアナは「全員じゃない」とつぶやきます。

イーニッドはカールの元から姿を消します。
「just survive somehow」(何とか生き延びて)
とメモを残して(略してJSS)。
ここで、キッチンタイマーが鳴り響きます。キャロルが作っていた料理が出来上がった合図。
料理ができあがるまでのわずかな時間で、たくさんの人が死んでしまったという切なさ。

モーガンは村を歩き回っています。ウォーカー化した住人を殺しているモーガン。ふと、ある家に気が付きます。誰か潜んでいないか見回る彼。嫌な予感です。
そこには長髪の男が潜んでいました。不意打ちで棒を落とし、もみあいの喧嘩になる2人。モーガンに「殺せないんだろ」と挑発してくるこの男は「(自分を)殺すべきだった」と挑発。
しかしその結果ボッコボコにされまくります。モーガンは彼を殺してしまったのか?

キャロルとモーガンの再会。しかし、お互いに言葉をかけないまま、彼らはすれ違います。平和な住宅街には、血だまりと死体が燃える煙が上がっていて―。

今回のエピソードのざっくりまとめ

・キャロルがモーガンと対立。しかし、キャロルも自分の行動に疑問を持ったのか?
・アレクサンドリアの平和ボケが改めてむきだしになった回
・人間が人間を襲い、殺しまくるという胸糞展開
・イーニッドはこれから、どこへ向かうのか?