英ゾンビドラマ「ゾンビ・アット・ホーム」シーズン1・第2話のネタバレ

In-The-Flesh

あらすじまとめるのがめんどくさいので、ネタバレメインです。

ネタバレ

目を覚ましたキーレン。 彼は昨日の惨劇を思い出して外を覗く。道にはまだ血だまりが残っている。それを同じように見つめている、お向かいの家の主人・ケン。

妹は自室でバイオハザードをプレイしている。キーレンは昨日のお礼を言うために妹の部屋を訪れるが、彼女は「母と父を守るためにしただけだ」と彼を部屋から追い出す。

両親はいつものような朝を過ごしている。まるで、何もなかったかのように、キーレンの「昨日は怖かったね」というフリから話をそらす彼ら。
ここでジェムが登場し、今日はゾンビに食べられた人の追悼式典が行われることを語る。

ビルの家では、死んでいたとされるリックが帰ってくる寸前。そこにシャーリーが訪れている。
ビルは拒否反応を示しているが、ジャネットはウキウキと喜んでいる。しかしこっそり、リックの部屋に入り、その様子を見渡しているビル。

またリックとの写真を見ているキーレン。そこには手紙もある。キーレンの好きなゴッホの絵ハガキだ。「親父のことなら何とかする 約束だ」と書かれた手紙。
彼とリックにはどんな因縁があるのだろうか。

リビングで父と映画を見ていると、そこに内覧客がやってくる。狭い物置に閉じ込められ、彼は昔の記憶を思い出し始める。生き返り、棺桶のなかを必死でひっかいて、地上に出ようともがいた記憶。彼はパニックになる。

キーレンは「どうして自分を埋葬したのか?」(火葬にしなかったことを怒っている)と尋ねるが、それに答えない父。
そして父が外出した隙に、キーレンは外出して、自分が埋葬されていた墓場へ向かう。

式典では、たくさんの人がいろいろな人の死を悼んでいる。そこにはスー(キーレンの母)もいれば、リサの両親もいる。会場に英雄として迎えられたビル夫婦。しかしここで、ビルは声高らかにリックが生還したことを告げる。そのまま夫婦で会場を立ち去るビル。
「それってゾンビ?」とざわつく隊員たち。会場にはまだ、たくさんの白十字架が用意されているのが見える。患者たちを殺した後のためのものか。

墓場を訪れるキーレン。自分の墓穴を見つめていると、そこから出てきた時の記憶がよみがえる。
墓から顔を出し、自分の墓石を見ながら呆然とするキーレンの背後で、ゾンビたちが次々と蘇ってくるというかつての記憶がフラッシュバックする。

ふと、声を駆けられてそのフラッシュバックから抜け出すキーレン。墓場にいた女性が「前に会ったよね」とかけよってくる。彼女の腹につい細い鉄材を突き刺してしまうキーレン。
だが彼女は爆笑して「死ぬのは二度目よ」と笑い転げる。

彼女はエイミー。キーレンと同じ、元ゾンビ。しかも、何も理解していないゾンビだった時にスーパーマーケットで同じ女性を襲い、その脳みそを食べた仲間でもある。エイミーは彼を励ますために、「外に出るべきだ」と語りかける。バス停にいる2人の前を、軍の車が通りすぎる。

ビルの家に軍の車が止まる。「彼は自分で息子を射殺するつもりらしいぜ」と噂話が飛び交う。
そして、噂のリックが家の前に降り立つ。彼の顔の傷は大きなホチキスで止められており、痛々しい傷が残っている。
だが、彼はまるで普通に生きている人間にしか見えない。息子は父と握手をし、母の頬にキスをする。

遊園地に出かけたエイミーとキーレン。彼女はいつか素顔で外に出かけたいと語る。まるで昔からの親友のように、腕を組んで闊歩する2人。

一方、リックと射撃をしているビル。息子の勲章を褒める父。母・ジャネットは混乱しているのか、PDS患者を身内に持つ家族の電話相談サービスを利用しようとするが、つながらない。彼女は薬をガブ飲みしている。

ジェムと母は、ビルの噂をする。
「リックのことをキーレンに言うの?」と聞かれて、無視する母。

エイミーは死から解放されていることを喜び、かつて人の脳みそを食べたことすら仕方のなかったことのように考えている。罪悪感も後悔の念もない彼女に驚くキーレン。

リックは母の口から、キーレンが自殺したことを聞かされる。キーレンを嫌っている父は「あいつは弱虫だ」と言い捨てる。ジャネットはそれに反発。

遊園地でキーレンが生きていることがバレてしまう。そこにリサの幻影が見える。追われる彼。
そのままひとりで森の中に逃げ込む。そこでもリサの姿が見える。あれは幻なのか、それとも?
リサは、リックとキーレンの思い出の洞窟に入っていく。

森を抜け出した彼は、掲示板にある行方不明者の掲示のなかにリサの情報を求めるビラを発見。
そのビラをもぎとり、家に帰る。

帰宅するキーレン。家族は自宅の前で、リックのことをキーレンに告げるかでモメている。

ビルはリックとビールを飲み交わす。そして出かけると言い出すビル。はたして、どこに出かけるのか?

パブでは、HVFの写真が撤去されている。ゾンビの亡骸の前でポーズをとるHVFの写真。その一方で感染者はトイレの脇を“専用スペース”にされたらしく、フィルが黙々と準備をしている。
そこにビルがリックを連れて現れる。村人たちは戸惑いを隠せない。

キーレンの家に来客が。そこには、なんと化粧を落としたエイミーが!おしゃべりな彼女はずけずけと物を言い、家族を面食らわせる。ゾンビであることをまだ受け入れられていない両親に気を使えと言うキーレンだが、現実を受け入れるべきだという彼女。

ジェムは仲間のディーンのもとを訪れるが、突如HVFからのクビを言い渡される。遊園地で目撃されたキーレンの影響。彼女は「ビルの息子だってゾンビだ」と指摘するが、それは認められない。

リックの話を聞いているHVFの隊員やフィル。彼は軍隊で死んだことを悔いていないようだ。

キーレンの自室。エイミーは彼に死因を尋ねる。自ら死を選んだと言い出せないキーレン。エイミーは白血病で死んだことを告白する。彼女の体は、その病魔の爪痕が生々しく残っている。「まるで試合のスタメン落ちと同じ」と自分の死を表現するエイミー。
自分は自殺したことを告げると、エイミーは彼を抱きしめてくれる。しかし、それをジェムに見られてしまう。

そのジェムからリックが死んだことを告げられたキーレン。彼はエイミーと家を飛び出してしまう。

パブでは、母・ジャネットも遠くの席でお酒を飲んでいる。息子に微笑みかける母。リックの元恋人・ヴィッキーは、HVFの隊員・ゲーリーと付き合っているらしい。 父からガンガン飲まされるリック。だが、直後にトイレでそれを吐き戻している。

パブに着くも、自分は入店禁止だとエイミーに告げるキーレン。自分は死ぬ前から嫌われていた、皆とはタイプが違うからと語る。 しかしそれでも、勇気を振り絞って入店する。

店に入ってきたエイミーとキーレンを別室に連れて行こうとするフィル。フィルとキーレンは同級生で、リックとも幼なじみである。

彼らは“別室”に案内されますが、そのタイミングで(トイレの前で)再会するリックとキーレン。
握手を交わす。彼らは店内に戻り、リックと同じテーブルにつくことに。リックに頭が上がらないフィルは、彼に言われるがまま。

ゲームをしながら見回りをしているHVFの隊員・ディーン。
(この人はDSでバイオハザードをしているよう)
森の中で、何かを引きずる人らしき影を目撃。慌てて、途中で傾斜を転げ落ちた彼。DSゲームがうるさく鳴り響いている。その液晶画面に照らし出されたのは、ゾンビだった。悲鳴をあげて逃げる隊員。

エイミーとリック、キーレンの会話。エイミーを見つめている、遠くの席のフィル。「オンナみたい」とからかわれるキーレンを、一緒に笑っているリックが信じられないエイミー。
リックはどうやら、「自分は人間だ」と思い込みたいようだ。裏で吐いたのに、ビールをやめようとしない。

そこに、治療されていないゾンビが出現したと一報が入る。ビルはリックを呼ぶが、リックはキーレンを狩りに同席させるように求める。

森に到着。車にわざと残ったリックとキーレンの会話。
「話せよ なぜだ」
「生きる気力を失った」
「自分で命を絶つなんて なんてことをした(車を叩くリック)自殺なんて!期待してたのに」
「僕に?」
「美大に合格していた 村を出るチャンスだ 夢をつかめたのに」
「でも君はいない」
「忘れろよ」
「無理だ」
「あの時別れた」
「あれが?」
「そうだ」
「あの夜、僕らは2人で酒を飲んで大騒ぎした 翌日も会う約束だった
それなのに… 君は知らぬ間に入隊して連絡も途絶えた」
「お前のためだ」
「自分のためだろ? 手紙に返事もしないで」
「届いてない 本当だ! 俺を忘れたと…」
「忘れるはずない」
「君は遠くへ行く 俺を忘れて当然だ」
「それは話が違う 君は入隊して僕を忘れた 僕は違った 君を思い続けていた」

父親の言いなりになるな、と警告するキーレン。しかたない、と諦めているリック。

リックとキーレンは、森に隠れていたゾンビを見つけた。それはゾンビの親子だった。動物の脳を分け合い、見つかったら手をつないで逃げていく彼ら。
(なぜ逃げていくかは不明)
捕獲しようとしてHVFの隊員・ディーンがゾンビに噛まれてしまう。 ゾンビに噛まれても感染しないのに、自殺しようとする彼。同じく隊員のゲーリーの恋人に横恋慕しているらしいディーンは「彼女に好きって言ってくれ!」とまで叫ぶ。どうやら、デマが流布しているようだ。

政府に引き渡せば大量の報奨金がもらえる。(無傷で渡せば大金がもらえる)
だが、ビルはリックにわざわざゾンビを殺させようとする。
治療を受けさせるべきだというキーレン。彼はわざわざ、コンタクトを外して白濁した目をリックに見せる。「僕を撃てるの?」と聞く彼を、どうしてもリックは撃てない。報奨金をエサに、多数決で「そのまま政府に引き渡し、治療させる」方向にもっていくキーレン。怒って立ち去るビルと、それを追う父。

親子のゾンビはまるで動物のように捕獲されていく。それをキーレンは見つめている。

第2話にあったこと・感想など

ま さ か の 純 愛 同 性 愛
(※ちなみに私は腐女子じゃないので嬉しくはない)

だからキーレンはビルに嫌われていたのか……とか、キーレンが「オンナみたい」とからかわれていたのはそのせいか……など、思いました。そもそも、カミングアウトはしていない(隠し通した)ようなのですが。
ただ、自殺したことでキーレンの両親やジェムは察しているのかもしれない。

何度か見直して「えっ?付き合ってたの?えっえっ?」と思って、シーズン2まで見てようやく確信できました。

・ビルとリックは和解できるのか?
・ビルはキーレンを殺したいほど憎んでいるようだが……??
・リックのことをもてあましている両親(特に父)。
・エイミーは今後、このドラマのキーパーソンとなります。
キーレンとエイミーは特別な存在なので、今後にも期待!
・しかし、親子ゾンビはなんで逃げたんだろ。どこまで頭がいいんだかよくわからない。
・ジェムとキーレンがだんだん仲直りしていく過程がいいよ。

イギリスの湿っぽい曇天が何とも言えずいい味を出しています。