「ウォーキング・デッド」シーズン5・第15話のネタバレ

walkingdeads5

15話のあらすじ
第15話 探り合い(原題:Try)

スカウトのために町を出たダリルとアーロンは、Wの文字が描かれた死体をいくつも発見し不穏な気配を感じていた。サシャは相変わらず町になじめず壁の外へ出てウォーカーを倒し続け、同じように繰り返し外へ出るイーニッドを心配するカールは彼女を追い、その理由を尋ねる。妻子に暴力を振るうピートへ処分を決めたリックだが、ディアナから静観するように言われる。しかしジェシーを守りたいリックは彼女の気持ちを確かめに行く。
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15話のネタバレ

サシャが森の中に持ち出して、撃ち抜いていた写真立て。それを踏みつけながら、ウォーカーが進んできます。

ディアナの家は息子・エイダンを失い、とても静か。エイダンが「調達」用に作ったミックスCDを聞く一家。

「お前には度肝を抜かれたぜ
真似しようと努力した
空高く飛び翼を燃やした
もう何も信じない」

この歌詞に、それぞれの光景がかぶさります。
料理をしているキャロル。メッセージカードに何かを描こうとしています。そこに、家の外にやってきたサムが見えます。

「神の破片を舐めまわせ
自分の憎悪を味わうんだ
皮は剥げ 崩れ落ちる
このマシーンの時代は終わった」

※これは翻訳が悪いと思う。「マシーンの時代は終わった」ってなんぞ?
Huluの翻訳班、言い回しが古かったりすることあります。

何かを狙撃しようとしているサシャ。ひたすら、彼女はウォーカーに執着します。

CDを止め、泣いているディアナとレジ。そこに誰かが尋ねてきます。
「お悔やみを申し上げます」というメッセージ付きの、キャロルの差し入れ。
ディアナはそれを受け取らず、キャロルお手製のパスタを道に放置して、メッセージカードを家族の目の前で燃やしてしまいます。

ウォーカーを狙撃するサシャ。

森の中で、ウォーカーを撃っているダリルとアーロンです。ダリルが森の中で誰かが火を燃やしているのを見つけますが、これは果たして……?

ニコラスはディアナと面談しています。
なお、()内はグレンの意見です。
・グレンが、ウォーカーを撃っていたエイダンを妨害した
(そんな事実はない、エイダンは手榴弾を誤射した)
・グレンたちは勝手に逃げようとした
(それはニコラスのほう)
・自分は助けようとした
(そんな事実はない)
・タラもニコラスたちを手伝ってくれたがケガをした、引き留められた
(エイダンを助けたかったから)
・ロビーでもグレンは暴走してニコラスを見捨てようとしてた、自分も死んでいたかもしれない
(ニコラスは指示を無視して、ドアを捨てて逃げた)
・ガラスを叩いて、ニコラスを犠牲にした。
(ノアを助けようとした)

グレンはリック相手に本当のことを話していますが、彼はノアが目の前で死んだことを非常に悔いています。
しかしニコラスはひたすら「あいつらが悪い」とディアナの面談で言い続けています。
そこにカットインしてきたのがもうひとりの息子。スペイシーはとにかく印象が薄いのですが、イケメン枠として後に入ってきたりするのかな?

「じゃあ、グレンと一緒に戻ってきたのはなぜ?」と聞かれて困惑するニコラス。
とにかくニコラスとグレンは外出禁止、銃も没収となります。
苦々しげに「気付いているだろ」とニコラスに言われているディアナですが、「あなたにどこまでわかる?私は大局を見てる」と返します。彼女はどこまでニコラスの言葉を信じるのでしょうか。

グレンはあくまでアレクサンドリアの住人も「仲間」だと捉えています。ノアはこの街に希望を持っていたから。だから、この街に住みたいと言うのです。
リックは「彼らは現実を見る勇気がない」と言い、「だから彼らのルールには従えないんだ」と続けますが、グレンは「何とかしてこの街に残るべきだ(努力をすべきだ)」と言います。

ジェシーのことを思い出すリック。キャロルも彼女の家を自宅のポーチから見ています。サムは母親を拒絶して、ジェシーは思い悩んでいるよう。
(ちなみに、2棟ある家にどのように分かれて住んでいるかは今シーズンでは不明)
キャロルはサムから聞き出しています。

DVがある日は、サムは鍵付きのクローゼットに隠れさせられること。
先月は床に母が倒れていた、しかも血を流して気絶していたとキャロルに教えてくれたようです。

リック「なぜ気にかける」
キャロル「わかるでしょ、あなたも同じ」
リック「なぜ」
キャロル「彼女と話してた」
リックも、ジェシーを“仲間”だと思っているのか。

「エドが生きていたら、私はここにいない」
「いるさ」
このリックのセリフが優しいですね。

池に浮かべられた子供の船を見ているリック。自身の銃を握りしめています。
そこにピートがやってきて親しげに話しかけますが、彼を拒絶するリック。忌々しそうに立ち去るピート。リックは銃を使わずに済んだようです。

翌朝。
ミショーンは起きて、ノアの来ていた衣類を広げています。彼のことを思い出しているのでしょう。そして警察の制服をベッドに広げてため息をつくミショーンですが、ここにロジータがやってきます。彼女が看病しているタラの容体は安定しているようですが、反対にサシャの様子が不安定になっているよう。

彼女たちは森にサシャを探しに出ます。
戦闘用の服ではなく、小奇麗でカジュアルな服を着ている2人は新鮮ですね。
アレクサンドリアに来て以来、外に出るのが初めてのふたり。
「妙な気分」
「いい傾向じゃない?」
「そうかな」
と語り合います。

ユージーンの嘘が判明し、希望がなくなったというロジータ。でも、ここに来て良かったという風に話すロジータに「でも、ノアを失った」とミショーンは返します。また、街にいることを「眠っている気分」とも言うミショーン。
ノアを忘れたくないという彼女ですが、「忘れるのと変わるのは違う」と指摘するロジータです。ミショーンが日本刀を持ち歩かなくなったことをしっかりチェックしています。

息子の墓?(お墓が4つくらいあるけど、そういや誰の死体も持って帰れていないのでは……?)の前にいるディアナとリック。
彼らはピートのことを話し合います。
実はピートのDVについて知っていたディアナですが、彼が外科医であるため、今までスルーしていた部分も多かったよう(機嫌を損ねたら診察してもらえないから)。
リックは「夫婦を別居させるべき」と言いますが、ディアナは彼が納得しないはずだと主張します。
それなら、リックはどうするのか?

「殺す、俺たちの手で」
「人間は殺さない。ここは文明の街よ」
「警告に背けば死ぬ。それが今の文明だ」
こう主張するリックですが、ディアナは「追放」を口にします。
追放にもデメリットがある。彼らが戻ってきて襲撃したら?でも、処刑は許されない。
2人の話し合いは平行線です。
「人間は誰でもいずれ死ぬ。いつだれが死ぬかは君が決められる。……あるいは俺が」
「もう決めてる。あなたを殺さない……でも、追い出すかも」
と、本音を見せるディアナ。

森の中にある、ウォーカーの死体を見つけるロジータとミショーン。後ろから撃たれています。サシャのしわざだと感じる2人。
これは「狩り」だ。そうミショーンは思います。

カールはまた森に消えたイーニッドを探しています。
(カールが声変わりしていることに、改めて気が付く……)
イーニッドはカールを「正直、あなたが怖い」と拒否しますが、彼女の身を案じているカールは帰りません。
「何をしているんだ、ここで」
「あなたと一緒」
というイーニッド。
森の中を駆ける2人。久しぶりに、子どもらしい笑顔を見せるカールです。

と、森の中でウォーカーに遭遇。キッチンタイマーを投げ、ウォーカーを引きつけるイーニッドです。どことなく楽しそうですね。

グレンはニコラスのところに行きます。
調達で4人も死んだのはニコラスのせいだというグレン。
「5人の死を忘れるな、『壁』があるから君は生きている」と警告します。
グレン「外に出るな、1人でも複数でも」
ニコラス「お前は何様だ」
グレン「お前の正体を知っている者だ」
このセリフはかっこいいですね。

「二度とあんなことはさせない」と誓うグレンですが、この因縁が後々響いてきそう……。
ニコラスのプライドを傷つけたらしいグレン。
彼にはあくまで「君を救うためだ」というグレンですが、これは本気でしょう。

ウォーカーから走って逃げたカールたち。
「たまには外に出るべきでしょ、感じるべきよ」
と、ぬるま湯のような街の雰囲気に染まりたくないというイーニッド。
彼女だけは、リックたちの価値観に近い考えの持ち主のようです。

森の中でウォーカーに追い詰められている夢を未だに見るというカールですが、それはイーニッドも同じよう。彼女も、心に大きな傷を持っているのでしょう。
「ロンはいいやつだ」というカールですが、イーニッドもそれに同調しつつ、ロンはこの恐怖に共感してくれないと言います。
(イーニッドとロンはカップルなのか?)
イーニッドがカールを拒否するのは、2人は似すぎているから?

ママのナイフを出すイーニッド。自分の過去を話したがらない彼女に、カールは自分の過去も凄惨だと語ります。
しかしここでもウォーカーの大群が現れ、木のうろに隠れる2人。狭いうろのなかで向かい合って隠れ、イーニッドの手を触るカール。キスしそうな雰囲気ですが、そうはなりません。
「あなたも、私を怖がっている」
と耳打ちされるカール。イーニッドは子どもなのにやり手だぜ!
しかし、その近くを通るウォーカーの額には、やはり「W」の文字!

森の中で、缶に隠してある銃を出すニコラス。(リックの銃をとったのはニコラス?)

サシャはウォーカーの群れを撃ち殺しています。ひたすら撃ち続けるサシャ。
咎めに来たミショーンたちに「帰って。防御はウンザリ」と言い放ちます。
ウォーカーの群れを殺しまくるサシャに、かつての自分の姿を見るミショーン。
(彼女も顎を裂いたウォーカーを連れて旅をしたり、日本刀でウォーカー殺しまくったりしてましたね)
しかし大量にウォーカーが押し寄せてきたことで、ミショーンとロジータも加勢せざるを得ません。ミショーンは銃で、ロジータは体術で対抗。カッコイイ!

弾切れで襲われたサシャを助けたミショーン。でも、サシャは相変わらずイライラ。ほっといてよ!と突っぱねます。ミショーンに対して「あんたは何もできない。あそこに染まった」「私を助けられない、誰も……」と言いながら、泣きそうなサシャ。
立ち去るサシャを追うロジータと、考え込むミショーンであります。

ダリルとアーロン。森の中でバラバラの死体を見つけます。ウォーカーの体の一部が落ちています。他は持ち去ったのか?
そして、人間を縛ったまま餌にしたのか、むごい死に方をしているウォーカーが見つかります。木にしばりつけられ、胴体と首だけ残っているものの、腹は裂かれて血まみれの女性ウォーカー。この遺体にも、「W」の文字があります。
とどめを刺すダリル。

ジェシーにDVのことを尋ねるリック。しかし、ジェシーはそれを「平気よ」と言います。
リックのやろうとしていることは、逆効果だという彼女。しかし、ジェシーが殺される!と警告するリックです。
「なぜ首を突っ込むのか?」とリックのやり方を批判するジェシー。
「私は結婚してる、私のことは放っておいて。自分で何とかする」と続けます。

リックは通りに出ます。
目に入るのは住民たちの他愛ないおしゃべり、読書を楽しむ人。犬の散歩をする子ども。
急に耐えられなくなり、戻ってジェシーの家に侵入するリックであります。サムが母のために銃を欲しがっていたと伝えるリック。
壁の中も外も同じだ、食料や屋根はあるけれど生き方は変わらない。目を背けるな戦え、でなければ死ぬ。
そう言いつつ、君に死んで欲しくない。君を助けたいというリックです。
「イエスと言えばいいだけ、俺はできる」というリックですが、「誰にでもこういうことするの」というジェシー。この女なんなんだ。
「いいや、しない」と小さく言うリックに「イエス」とようやく言うジェシーです。

しかし、そこにピートが登場。一触即発ムードになります。
子どもを守るために戦うと決めたジェシー。夫に出ていくように迫ります。明らかにイライラしだすピート。お前が外に出ろ!と怒り出し、お互いに爆発して大喧嘩に。喧嘩が強い医者だねえ。窓ガラスをぶち割って、通りに飛び出すピートとニックであります。

狙撃をしているサシャ。ふと、走っていく街の中の人間がその射程内に入ります。彼らはニックとピートの喧嘩にかけつけようとしているのでしょう。
遠巻きに喧嘩を見ている人たち。カールやグレン、キャロル、怯えるサム。ロジータやイーニッドも見えます。止めようとするジェシーやカールを突き飛ばす2人。殺意をもって、ピートの首を絞めるリック。ニコラスと、エイブラハムに地位を奪われた現場リーダー・トビンもここに駆けつけます。ディアナの息子やレジもおり、全員集合か。
(サシャはおらず、ユージーン、エイブラハムは見えないけど)

爆発するリック。ディアナの制止が耳に入り、彼女たちに拳銃を向けます。
ここでリックの大演説が始まります。
何も動こうとしないディアナへの不満。現実を見ない街の人間への不満。街を守りたいなら、今のやり方じゃダメだ。悪い方向に向かうだけ、今から現実の世界で生きるべきだ。誰がここで生きるべきか、決める(ピートへの処分をはっきりすべき)というリック。
血まみれでクレイジーな様子にドン引きの皆さん。

ディアナの追放を匂わせる言葉にも「闘わなければ死ぬ」と言い続けるリックを殴って止めたのは……ミショーンでした!彼女はリックを殴った後、どこかを強く見つめています。
それはディアナのほうなのか、それとも……?

第15話の重要なできごと

・ニコラスとグレンの仲がこじれまくり
・サシャ、大暴れ
・リックも大暴れ
ジェシーとピートの関係はどうなるのか?
そもそも、ローリを不本意な形で失ったリックには、妻をブン殴る夫が理解できないという気持ちもありそうですね。
・ダリルとアーロンの旅も、意外な発見がありそう!?
・ディアナとリックの対立は解決するのか?それとも?
・カールとイーニッドの小さな恋の物語がリア充すぎて
・ロジータが意外とかわいらしいキャラ。マギーとはまた違った強い美人!