「ウォーキング・デッド」シーズン5・第14話のネタバレ

walkingdeads5

14話のあらすじ
第14話 見捨てない(原題:Spend)

町ではそれぞれに仕事が与えられ、持ち前の能力を発揮し始めていた。ダリルはアーロンと共にスカウトに、グレン、ノア、タラは物資調達だ。今回は停電した町の電力復旧に必要な器機を入手するため、嫌がるユージーンとエイデン、ニコラスと共にある倉庫へ行く。内部は安全に思えたが、突然ウォーカーに襲われエイデンはパニックに陥る。一方、町ではキャロルがサムの訪問を受け、ゲイブリエルはひとりディアナを訪ねていた。
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14話のネタバレ

さて、シーズン5もこのエピを入れて残り3話!
このエピソードから、非常に重たい話が増えてきます!

冒頭。神父、教会(として使用されているスペース)に足を運びます。
「ようこそ」と置かれているウェルカムフルーツ。神父は顔を歪め、聖書のページを次々と破り捨てます。

ダリルは前エピで出てきたバイク(自分で修理したらしい)にまたがり、外へ。アーロンとスカウトに出かけていくようです。

ノアはディアナの夫・レジと早朝に会っています。ノアは彼に建築を学びたいと伝えます。
頼られて嫌な気分はしないレジ。自分のノートをノアにプレゼントして、「すべてを記録するんだ」と言います。微笑むノア。

洗顔しながらしかめっつらをしているエイブラハム。ベッドではロジータが寝ています。

送電網の電力問題を解決するため、物資を探しに行くチームにメンバーとして加えられるユージーン。彼は研究者ではなかったのですが、機械にはめっぽう強いようです。
ノア、タラ、グレンも行きますが、そこにはエイダンとニコラスもいます。幸先悪そうなチーム。
グレンとエイダンの喧嘩の行方が気になりますが、ディアナはグレンに「もう一度言うわ、ありがとう」と牽制します。
車から流れてきたBGM「♪ドンツクドンツク “You are die”!」という曲に肩をすくめるグレンたち。

ジェシーのガレージで壊されていたフクロウのオブジェを発見したリックは「割れ窓理論」について話します。「窓を守れば、社会全体が守れる」。こっそり意味ありげな顔をするジェシー。誰が彼女の家のオブジェを壊したのか?

エイダン、ニコラスとグレン、ノラ、タラ、ユージーンが物資(機械)を探しにやってきたのはとある倉庫。
ノアは射撃がうまくなっており、一発でウォーカーを仕留めます。

アレクサンドリア組はやはり呑気で楽観的です。立てる計画も雑!
慎重に振る舞いたいグレンと、彼の言うことを聞くタラやノア。ユージーンはやはり尻込みしています。
「生きたいなら役割を果たさなきゃ」というタラですが、ユージーンは「DCに向かおうと言った私の功績も認めて(自分が嘘をつかなかったら、この街につかなかったと主張)」「この物資探しは自分には合わない、戦いが苦手だし戦う気もない」と語ります。

探索していると、やはり正面玄関にウォーカーの群れを発見。正面突破は無理なようです。再度集合して、裏口から建物の中に慎重に入るグレンたち。倉庫は真っ暗です。

と、倉庫の仕切りのフェンス越しに大量のウォーカーを発見する彼ら!暗闇で見るウォーカーは気分が悪いですね。

ここでタラとユージーンは必要な機械を見つけます。と、エイダンは運悪くウォーカーと遭遇しちゃいます。防護服を着ているウォーカーを撃つエイダン。なかなか倒れません。
しかし、彼はウォーカーの防護服に手榴弾が服についていることに気付かなかったのでしょうか。グレンが止めるもの聞かずにエイダンは撃ち続け、手榴弾が爆発します。

爆発で吹き飛ばされ、壊れた棚に刺さって動かないエイダン。
ニコラス、グレン、ノアは無事。しかし、フェンスに開いた穴から続々と入ってくるウォーカーであります。

タラは頭を打って血を流しています。意識不明のようです。ユージーンは無事でした
迫りくるウォーカーを、タラと自分を守るために銃で狙うユージーン。手がブルブル震えています。しかし、背後から急にウォーカーが出現。そこにグレンがやってきて彼を助け、全員が脱出へ。

キャロルの家。
彼女の犯行を目撃したサム少年が家に忍び込んで、勝手にクッキーを探しています。(こいつ躾が……)
やたらとおしゃべりしてきて、「クッキーちょうだい!」「くれないなら作り方教えて!自分でやる!」とサムに言われるキャロル。キャロルは少年にチョコレートを盗ませます(クッキーに必要だから。チョコクッキーなの?ちなみにクッキー本体は出てこないよ)。しつこい少年を突き飛ばすように外に押し出すキャロル。
そういえば銃を盗んだ時もチョコをとっていったし、キャロルのチョコはなんか意味があるのかしら? (※後日談:特になかった)

血まみれのタラを連れて、管理事務所に立てこもるユージーンたち。
タラの出血を早く止めないと!しかし、エイダンの唸り声が聞こえます。まだ彼は生きていた!しかし、ニコラスは彼を見捨てようとします。
それを恫喝するユージーン。「彼女なら助ける」と、エイダンを助けることを望みます。

エイダンを助けるため、グレンとニコラス、ノアは外へ!
ユージーンはタラを守ると決意します。このエピソードのユージーンはすごくカッコイイ!

突然話が代わり、モール建設地から建築資材をとってきているエイブラハムやトビンたち。空を飛ぶ鳥を見て、ハーハーするエイブラハム。
(このハーハーの意味がわからない。「平和すぎてコワイ」なのか、「見張りしろよ」なのか?)
と、ウォーカーたちがそこにやってきます。ちなみに街の人は彼らのことを「徘徊者」と呼んでいるようです。

偶然、重機から落ちてしまってウォーカーに囲まれた女性・フランシーンを見捨て、退却しようとする仲間たち。
エイブラハムはそれが信じられません。彼は走ってフランシーンに駆け寄り、安全な重機の運転席に彼女を押し上げ、自分は建築現場にあったものを武器に戦い出します(この武器が謎。チェーンに見えるけど……???)。フランシーンには自分の銃を渡します。
なぜか笑っているエイブラハム。仲間たちのなかにはエイブラハムの姿を見て感銘を受け、彼を援護しようとする者まで出てきます。

フクロウのオブジェの件で「妻を心配してくれてどうもどうも」とお礼を言いに来たピート。ローリの話を持ち出されて困惑するリックですが、「無傷に見えるかもしれないが、我々夫婦にもいろいろあった」と語るピートに同調します。ここで子どもたちの診察を提案され、リックは受け入れます。
「仲良くしよう 共に暮らすんだから」と言うピートですが、ジェシーを巡っていつか喧嘩になりそうな気もします。ピートは、何か隠しているのか?
リックはふと、自分の結婚指輪を触ります。

ユージーンとタラ。
タラは止血しているものの、危ない状態が続いています。ぐったりする彼女に声をかけ続けるユージーン。入口からの光を見て、彼は行動を始めます。
タラを抱え、ひとりで外に出て車のところに行こうとするのです。そこで止血をしようというのか。彼は事務所から出て、ウォーカーを撃ちながら進みます。ユージーンが初めて銃を使っているシーンかもしれません。

エイダンのところに駆けつけたグレンたち。ニコラスは諦めムードですが、グレンはエイダンを励まします。肩や腹に鉄材が刺さっているエイダンを、なかなかそこから引き抜くことができません。
突然ニコラスは「置き去りにしたのは俺たちのほうだから」とエイダンに囁きます。
パニックになって戦略を放棄して、仲間を置き去りにした過去を持つエイダンたち。その見捨てた仲間をさも悪者のように言って、いい人ぶっていたのであります。結局間に合わず(というか、これだけ出血していたら引き抜いた時点で失血死しそうだ……)、エイダンはウォーカーたちに食べられてしまいます。けっこう長尺で、もりもりと食べられるエイダン。絶叫タイム。グレンたちは倉庫から脱出します。

なんとかフランシーンを助けたエイブラハムは怒っています。なぜ、彼らはフランシーンを見捨てようとしたのか。これが日常茶飯事なのか。
「マニュアルがあるから(こういう時には仲間を見捨ててもいいと教えられていると暗に主張)、なあフランシーン」と言った瞬間、そのフランシーンにブン殴られるリーダー。エイブラハムは彼らを仕切り直し、監視役を出してこのまま作業を続行することを決めます。まるでリーダーのようにてきぱき支持を出すエイブラハム。
彼の有能さが、いつか危険を招かなければいいのですが……。

グレンとノア、ニコラスは倉庫から脱出しようとしますが、
中からも外からもウォーカーが!回転扉(デパートとかにあるやつね)の1/4が正面ウォーカー、1/4が内側から来ているウォーカーに面してしまいます。
そして残りの部分にニコラス、グレンとノアが入ってます。四面楚歌。

wakkingdead

※意外とわかりにくくなった図解。きたねぇ。

フランシーンの件を、ディアナとレジに伝えるリーダー・トビン。他全員が残って、彼の指示を仰ぎながら仕事をしていると報告しているのです。
ここでエイブラハムが指揮官に繰り上がり、リーダーのトビンはディアナに「後悔させない」と言って立ち去ります。それを横で見ているマギー。マギーはディアナの補佐をしているためか、横でこのやり取りを見ています。

ディアナは彼らを受け入れたものの、大事な地位がリックたちにどんどん奪われていくことに不安を感じているよう。

クッキーを作るためにチョコを盗んできたサム。キャロルは「働きに見合った分しかあげないわよ」とサムに告げます。
「前からお料理上手なの?」と話しかけられ、余計なおしゃべりをするなと言うキャロル。
サムはおしゃべりですね。
サム「友達じゃないけど話したっていいでしょ」
キャロル「好きよ。悲しいことを忘れられるから」(死んだ旦那からのDV?)
「嫌なことがあると、僕は物を壊す」というサムの言葉ににぴんときたキャロルは、「フクロウの像を壊したのはあなた?」と聞きます。どうやらそれが真相のよう。
「どうして、ここにくるの?」と、しつこくサムが彼女の家を訪れる理由を聞きます。

「どうして銃を(盗んだの)?」
「自分の身を守るためよ」
「僕も銃が欲しい」
「必要なの?」
「僕じゃなくて……」
「誰のため?誰を守るの?」
もう、お母さんのDVされてるフラグがすごい。

ウォーカーに囲まれて絶体絶命のグレンたち。
と、トラックを運転するユージーンが音楽でウォーカーを引きつけて、ここで正面はがらあきになります。このすきに、扉を割ろうとするグレン。しかし、言うことを聞かないニコラスは隙間を作って自分だけ逃げてしまい、反対に内部のウォーカー側に押し出されたノアとグレンはピンチに。
「僕を離さないで」と言ったノアですが、ウォーカーに足をつかまれ、グレンから引きはがされます。と、回転扉のガラスに顔を押し当てられ、顔をかじられるノア。お食事タイムです。この場面が、シリーズでも史上最強に気持ち悪い。今シリーズから捕食シーンが多くなりましたが、ノアは顔も引き裂かれて殺されます。
何もできなかったと、涙を流すグレン。

ユージーンのところにやってくるニコラスは、車を奪って逃げようとします。そのニコラスを走ってきてぶん殴るグレン。「ノアは?」と聞くユージーンに、答えられないグレン。

キャロルはサムの家(ピートとジェシーの家)を訪れます。サムにもジェシーにも会わせてもらえないキャロル。ピートはDV野郎なのでしょうか。

ノアの後部座席に残したノート(レジに冒頭もらったもの)には「ここからすべてが始まる」と書かれています。

神父はディアナのもとを訪れます。
「悪魔は自らを光の天使と名乗る」と言い出した神父。
どうやら、リックと仲間を「善人ではない」「彼らの行いは口にもできない」と言い出したのです。

ピートはジェシーとサムを虐待している。キャロルはリックにそう告げます。

外の世界ならばそういうこともある、それを生き抜いた彼らは「重要な資源」とディアナは神父に返します。このやりとりはすべて、マギーが立ち聞きしているのですが……。
「それでも彼らは危険だ」という神父は「いつか彼らは自分たちの命を優先させ、全てをぶち壊す」と、自分の古傷を語るようなことを言い出します。

リック「虐待をどうしてわかった?」
キャロル「聞かなくてもわかる」
DV被害者としての傷。それは想像以上に深いものなのか。

「彼は偽りの使徒なのだ、ここに住む資格はない」という神父。ディアナはこの発言をどう受け止めるのか。そしてこの後、グレンたちが帰ってくるわけですが……。

「ピートの運命は決まった、残りの方法は1つ」というキャロル。
キャロルはリックに「彼を殺すのよ」と告げます。エエエエ~!

14話の重要なできごと

・「見捨てない」というタイトルが非常に深いエピ。
グレンとエイダン。キャロルとサム。グレンとノア。ユージーンとタラ。エイブラハムとフランシーン。そしてリックとジェシー。
助けられた人、助けられなかった人。
共通して感じられるのは、リックとその仲間たちはどんな状況でも「見捨てない」ということ。アレクサンドリアの人たちは簡単に見捨てるのに。
・リック、ジェシーのDVを助けられるのか?
・グレンの活躍(というか、葛藤)が目立つエピ。
エイダンは死んでしまったものの、ニコラスが彼を苦しめることになりそうです。
・神父が狂ってきましたね。
サシャと神父の存在が、この先どうなるのか……?
・次回はダリルとアーロンの協力回!