「ストレイン 沈黙のエクリプス」シーズン1・第6話のネタバレ

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あらすじ

第6話 皆既日食 OCCULTATION

ネットや携帯に通信障害が出る中、皆既日食のときが近づく。レッドファーン機長殺害容疑でFBIに追われるエフは、別居中の妻ケリーの家に身を寄せ、ケリーにザックを連れて街を出るよう強く促す。感染しヴァンパイアとしてよみがえった者たちは愛する家族のもとへ戻る習性があるため、セトラキアンは753便の犠牲者の家を訪ねて歩き次々と処刑していく。一方、危険を感じたノーラは母親を連れてセトラキアンの質店へ。やがて陽光がなくなった街のあちこちで人々がヴァンパイアに襲われていく。

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ネタバレ

ネット障害が起きていることを告げる報道の声が立て続けに流れていく。「このままなら、ホントにこの世が終わるかも」という、ジョークめかした話すら聞こえてくる。

自宅のある部屋に入るアイヒホルスト。泣きじゃくる青年を鎖でつないでいる。じわじわと血を吸っているらしい。彼が鎖を巻き取ると、嫌がっていても青年は石台の上に自分の首をさらけ出す。
「だがこの世界が変わるのを待つ間、あと何回か食料になってもらわないと困る」
男にかぶりつくアイヒホルスト。

クイーンズにあるエフの家。FBIがやってくる。彼らは妻に自分たちの連絡先を渡すも「カミさんの恋人がいる家に?あり得ない」と笑って去っていく。

ダイナーにて、ネズミの話で愚痴をこぼしている男たち。彼らは街の害虫駆除業者のようだ。
「何かに地下から追い立てられている」と話している。居合わせたヴァシーリは危険を感じているが、彼に業者たちは「でもおかげで商売繁盛だ、お礼を言っといてくれ」とからかいの声をあげる。

ハーレム。ガスはスパーリング中だ。またお迎えの男が現れる。アイヒホルストの使いだ。
「必ずお連れしろと」と、銃を見せられて、ガスは従うしかない。

エフは家に入り、ケリーとザックに実家に帰るように言う。マットはそれを立ち聞きして、FBIからもらった電話のメモをいじっている。
「私に指図しないで」
彼が去った後、マットとケリーが喧嘩を始める。バーモントに行くかどうかで揉めるケリーたち。
「黙って話を聞きなさい、あなたはこの家でお客なの」
同居を早まったかも?とまでちらつかせられ、マットは慌てて謝る。

エイブラハムは名簿にある乗客の家に乗り込む。誰の姿もなく、食卓には食べ物が残っている。リビングには遺影がある。地下室に降りていくと、血の手形がたっぷりついているのが見える。地下室にいた吸血鬼をまず1人殺すが、感染させられたらしき他の家族が立ち上がる。
しかし、突然心臓病に苦しむエイブラハム。慌てて外に逃げる。日光が差し込んでいるので追ってはこられない吸血鬼たち。すんでのところで逃げられた。なんとか回復した彼はキッチンでわざとガス漏れを起こし、火をつける。

ブルックリンのノーラの家。うたたねしていたら、母の掃除の音で目が覚める。そこへ電話がかかってきた。ジムからだ。局長がエフをFBIに逮捕された、殺人容疑で。その言葉に驚くノーラ。なぜ?

タクシーに乗り込むも、死にそうなエイブラハム。
「ここで死ぬなよ」
と運転手は慌てる。ハーレムは遠い。彼らは離し続ける。
「日食が始まる前に帰りたい」
「携帯もイカれた、日食も来る。最期の審判の日みたいだな」
「私と一緒に止めよう」
「そんなの無理だろ」

アイヒホルストに会いに行くガス。
「積み荷を調べようとしたから、約束は無効だ」と言われてガスは焦る。
「箱は開けていない」
「言い訳するな、まだ働いてもらう」
アイヒホルストはガスに、病院の下に冷凍されている死体を盗み出し、始末する仕事を依頼する。報酬は800ドル、断れば母親は国外退去。
「なぜ人は愛を恵みだと思うのか
実際には愛に寄って人は縛られ、身を滅ぼすのに」
アイヒホルストには、愛は理解できない。
ガスが彼に殴りかかると、彼の顔のドーランがとれてしまう。その本当の肌の色に恐れおののくガス。そして、素早すぎる動きでガスたちを圧倒するアイヒホルスト。
「救い主になるか、破滅するか。選ぶのは君次第だ」
アイヒホルストは立ち去る。

ローワーマンハッタン。FBIに逮捕されたエフ。機長を殺してないと主張するが、信じてもらえない。

死体を盗む仕事に早速行かされるガスを迎えに来たのは、ジムだ。ジムは彼に投げるように白衣を渡す。

ノーラは母親と一緒に行動している。電話帳でエイブラハムの店を探して、地下鉄に乗りこむ。

職場に戻るヴァシーリ。「オゾンパークで家が爆発」という報道が聞こえてくる。エイブラハムの仕業だ。しかし、彼の職場には誰もいない。仲のいい女性職員の携帯を覗くと、赤ん坊を抱いた彼女の待ち受け画像が見える。彼女が子持ちだったことを始めて知るヴァシーリ。苦笑する。
電気をつけようとするが、つかない。ライトをつけ、倉庫を覗きこむ。
「もっと強力な薬が必要だな」
倉庫にもネズミが出ている。ここでヴァシーリは倒れているボスを見つけるが、彼はもう感染している。口から触手を伸ばすボスだが、日光で焦げてしまう。倉庫のすみにいた女性職員も感染している。そのまま無言で日光を当てるヴァシーリ。

正直に全てをFBIに打ち明けたけれど、信用されていないエフ。「彼を拘置所に移そう」とFBIは言い出す。
「半年後に法廷で会おう」
慌てて、自白するフリで「死体の置き場所を教える」とエフは言う。
「ここにいたんじゃなにも答えは見つからないぞ」

ケリー、親友とお酒を飲んでいる。
「離婚は殴り合いと同じ」
エフの火遊びは、既に彼女たちにバレている。
「エフにもマットにも関係ない、好きにすべきよ」
ケリーに避難しないのかと聞かれ「私はクイーンズの女よ、遠慮する」という親友だ。

死体袋を川に捨てようとしているジム、ガス、ついてきたフィリックス。つい、フィリックスは死体袋を開けてしまう。そこからホースのように触手が出てきてしまい、びっくりする2人。急いで死体を川に捨てる。

ブルックリン。父親のもとを訪れるヴァシーリ。
「金の無心か」
「がっかりさせて悪いが(違う)」
という息子。
父は研究者であり、ウクライナ出身の建築学者だ。どうやら、仲が悪い親子らしい。
「まだ許せないのか」
建築学を専攻していた息子が大学院の奨学生を断って“ネズミ退治”の仕事に就いたことが許せない父。彼は両親を街の外に逃がすために来たようだ。
「行くな、母さんのために」
「逃げろ」
とだけ言い、出ていくヴァシーリ。

日食がやってくる。それを専用メガネで見ようとしているケリーとザック。
「バーモントに行く?街に残る?」
「パパは行けって言ったよ」
普通に暮らさなきゃね、という2人。彼らは街に留まるようだ。楽しそうに日食を待っている。

とうとう、ニューヨークに日食が訪れる。FBIに搬送されているエフだが、渋滞に巻き込まれている。そこに、検視官のベネットが歩いていく。明らかに編成している彼。車のドアをこじ開けて、次々と人間を襲っている。
「ほっとけよ、関わるな」
とFBIの1人が制止するが、もう1人が飛び出していき襲われてしまう。エフと共にいたほうも触手にに噛まれてしまった。彼から鍵を取り上げ手錠を外して、逃げるエフ。
「助けて」
「言っただろ、すまない」
そのまま、逃走する。

マットは職場で携帯をいじっている。ケリーを怒らせたことを後悔しているようだ。「女はメールじゃ許さないよ」とちゃかす同僚たち。と、噛まれた同僚がフラフラと現れる。「お前たちがやったのか!」と、襲撃者に立ち向かいに行くマット。

ガスが帰宅途中で、ベネットに遭遇してしまう。フィリックスに襲いかかるベネットをなんとか組み伏せ、倒すガス。しかし、フィリックスの体のなかに寄生虫が入ってしまう。そのまま、彼らは警察に捕まってしまう。

そして日食が終わる。

エフはエイブラハムの店を訪れる。中からエイブラハムが出てくる。
「覚悟ができた」
「ついてこい」
地下室に案内されるエフ。中には、ノーラと母親がいる。
「2人とも覚悟ができたようだな。作戦を始めよう」

感想

・ベネットが街をパニックに陥れるさまは、ブラピのゾンビ映画を思い出させる。
ベネットがモヒカンなのがいい味出してます。
・ガスとジムで機長の死体を川に捨てたのですが、これって処分になるのかな?魚の中に寄生しそうですね。魚の吸血鬼……??
・登場人物のなかでも無敵キャラに近いヴァシーリですが、ウィークポイントである両親が登場。
ただし、彼らはシーズン1ではもう登場しません。
・FBIが使えなさ過ぎて泣ける。
・ケリーとザックがエフの言うことを聞かなかったせいで……
・アイヒホルストに監禁されている青年が「彼岸島」を思い起こさせますね。