「ストレイン 沈黙のエクリプス」シーズン1・第7話のネタバレ

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あらすじ

第7話 才能への褒美 FOR SERVICES RENDERED 生存者ジョーンの夫は通りでヴァンパイアから逃れるも、自宅に入った途端、ヴァンパイアと化した妻の餌食となる。セトラキアンの質店に身を寄せる指名手配犯として逃亡中のエフとノーラは、感染者のゼロ号であるマスターを殺す計画に協力することに。セトラキアンが宿敵アイヒホルストと、その黒幕マスターとの戦いのために準備してきた武器や物資を整備する。エフとセトラキアンはジムを使ってアイヒホルストをおびき出し、昼間は暗闇に身を潜めているマスターの居場所を突き止めようとする。 http://video.foxjapan.com/tv/strain/episode/index.html

ネタバレ

どこかから帰ってきた男。クタクタのようだ。この男はどうやら、生存者のひとりである弁護士・ジョーンのダンナらしい。ニーヴァから彼に電話がかかってくる。「奥様の面倒を見に行って」と言われるも、家に帰ろうとしない夫。子どもたちについて「明日朝イチで家に送り届けてくれ」と指示を出す。ふと、窓の外に目をやる男。何かが自分を見ている気がする。 乳母の言葉が気にかかり、自宅に戻る夫。近所はみんな留守のようだ。日食のせいだろうか? タクシーに乗ってくるも、クレジットカードが使えない(ハッカーの仕業)。家の中に金を取りに行く夫。 と、そこに血だらけの男が現れる。「フランコか?」と夫は声をかけるが、既に彼は変成している にじりよってきた男に襲われるが、タクシーに逃げ込んで助かる夫。タクシー運転手は吸血鬼たちを撃つために外に出るが、逆に襲われてしまう。 「ジョーン!」家の中に逃げ込む夫。だが、やってきたジョーンも明らかにおかしい。髪は抜け落ち、顔も青白い。口が割れて、何かが夫めがけて飛び出してくる。 ノーラ、エフ、エイブラハムは計画を立てている。 「証拠を公表すれば」とまだ言うエフだが、「奴らは悪賢いし、資金力もある」と返すエイブラハム。 ここで、マスターを殺せば子孫(吸血鬼たち)は死ぬと彼は語る。エフは「生物学的におかしい」と反論するが、「悪魔を倒したければわしを信じろ。わしは知ってる、あんたは知らない」と言われてしまう。 「あんたは自分で仕切りたいだけなんだ」と、エフの身勝手さを指摘する。 ここで、彼らに内通していたジムを仲間に引き込んで、マスターの根城を探すことになる。 「わしらは勝てる」とエイブラハムは勝機を見出す。 エイブラハムの過去。 金属を加工しているチームを見ているエイブラハム。そこにアイヒホルストがやってきて、大工職人たちを集める。 「ここの木を使ってユダヤのお守りを彫った者がいる」と言われ、震える彼ら。仲間たちを射殺し、「本人が名乗り出るまで1人ずつ撃っていく」とまで言う。エイブラハムはすぐさま名乗り出る。「手を見せろ」と、囚人番号を読み上げるアイヒホルスト。 エイブラハムはアイヒホルストに連れられて、2人で話をすることになる。 「あれは悪魔よけだろう?」と彼に聞くアイヒホルスト。「特別な仕事をやろう」と言い出す。 それこそ、棺(※空港に持ち込まれたもの)を彫る仕事だ。通常の仕事は免除され、1人でこの仕事に従事することになるエイブラハム。 ガスは留置所で、裸にされて調べられている。吸血鬼のことを話すも、ヤク中だと思われてしまう。怒るガス。警官は言う。 「ここはニューヨーク、不気味なことは日常茶飯事だ」 ジムはガンの治療に嫁を送り出そうとしているが、そわそわと窓の外を見ている。 彼は自分も治療に同行しようとしている。その様子から、何があったか問いただす嫁。 「あなたの嘘はわかる、メガネをいじるから。どうして仕事を外されたのか?」「エフのトラブルに関係しているの?」と質問攻めにあっていると、そこにエフがやってくる。 ノーラとエイブラハムも後ろにいる。 ジムがワイロを受け取ったせいで伝染病が広がりつつあることを、嫁にまで暴露したエフ。 「あなたはそんなつもりなかったんでしょう?こんな身勝手な男の言うことを信じるの?」とエフを憎んでいるらしい嫁は怒る。エフに協力するのか、嫁と共に去るか。どっちをとるのか?選択を迫られるジム。 「ごめん」 彼は、エフに協力する方を選ぶ。 「もういい」 嫁はタクシーを呼んで出ていく。ジムに男の特徴について聞くエフ。 「トーマス・アイヒホルストだ」 と、エイブラハムは確信する。だが、ジムは嫁に弁明したいと後を追いかけていく。とりあえずその場で待つことになる3人。 「そいつとあなたにどんな因縁が?」 「古い因縁だ。奴もストリゴイ、出会った頃は人間だったが、中身は化け物だった」 エイブラハムの過去。 「腕がいいな、父親に感謝しろ」 とアイヒホルストに褒められるも、ジロリとにらむエイブラハム。アイヒホルストは上機嫌だ。 「仕事は楽しいか」 「収容所のことを忘れられるので、そういう意味では楽しいです」 彼自身はアートは苦手、他の生徒の作品を盗んで提出して及第したと暴露する。しかしエイブラハムは「才能は人それぞれ、あなたがその地位になるまでには他の才能(人を騙し、出し抜き、冷酷に殺せる才能)があったはず」と暗に彼を皮肉る。 「人を使うのがうまい、適材適所を心得ている。私は正しかった」 また睨むエイブラハム。アイヒホルストはエイブラハムの才能を本当に認めているようだ。 「お前が羨ましい!」 とまで言う。金属加工をしている職人たちがいる場所につながっている扉を、じっと観察しているエイブラハム。 その頃、ニーヴァはジョーンの娘と息子を家に引き留めようとするが、娘のセバスチャンが彼女を諌める。自宅に帰すべきだと言うのだ。「奥様が本当に病気なら、子どもたちを家から連れ出すからね」と言いながら、ニーヴァも娘に従う。恐怖のあまり、十字架を握りしめるニーヴァ。 パーマーは相変わらず具合が悪いようだ。そこにアイヒホルストがやってくる。 「エルドリッチは大切な仲間ですからね」 「ファーストネームで呼び合う仲じゃないがね」 と、パーマーは彼を突き放す。パーマーの執事のフィッツウィリアムのことを噂する彼ら。 「彼は私を疎んじている。」 「人を見抜く力があり、用心深い」 彼の父はパーマーの両親に使えてきた。先祖代々、仕える者と仕えられる者の関係だったという。 「マスターに伝えてくれたんだろうな」 というパーマーの要望をはぐらかすアイヒホルスト。サイバー攻撃に注目が集まっていることに満足気だが「いまいましい伝言があった」という話題になる。 ジムが「機長の死体は破壊していない、大金と引き換えに死体を渡すと取引を求めてきた」というのだ。パーマーはアイヒホルストに怒っている。アイヒホルストももちろん、ジムに怒りを感じているようだ。 警察に拘留されているガスとフィリックス。彼は具合が悪そうだ。 あんなことしたからバチが当たったんだと嘆く親友に「医者が来るまで待て」となだめるガス。だが、一向に医者は全然来なさそうだ。 ジムの嫁は完全に愛想を尽かして出ていく。彼はエフのもとに戻ってくる。 うまくいくか不安がるが、「アイヒホルストは挑発には必ず乗る」と革新しているエイブラハム。 銀のナイフを渡され「銃のほうがありがたいけど」というジムに「確実なのは銀だ」と断言する。 エイブラハムの過去。 A230385とエイブラハムは呼ばれている。彼の体に入れられた数字のタトゥーは収容所にいた時の番号だったのだ。 夜、1人で作業をしているエイブラハムのもとを訪れ、急かすアイヒホルスト。かなり酔っている。 エイブラハムのルーマニアの話を聞く彼。小屋のすみで排尿している。ヒトラーのことで意見が対立する2人。ふと、アイヒホルストの提案で銃を目の前に置かれ、撃てるものならば撃ってみろと挑発される。しかし、そのチャンスを活かせないエイブラハム。 「何もしないでいるほうが楽だろう、安全だ。 お前の信じている神が本当にいるなら、神はお前をどう思うかな」 ジョーンの子どもたち、キーンとオードリーは自宅につくなり、勝手に中へ飛び込んでいく。自宅前に停められているタクシーはもぬけの殻だ。 「ラスさん!」 子どもの悲鳴と共に、ジョーンの夫がリビングに倒れていることがわかる。そこに変成したジョーンも登場する。まるで魔物のような姿に、全員が怯えるしかできない。 ニーヴァの娘のセバスチャンが、ジョーンに傷を負わされる。しかし、逃げようとしてもドアロックされていて外に出られない。じわじわ追いかけてくるジョーン。なんとか、鍵のかかる部屋に閉じこもる。 「ママはどうしたの?」 「悪魔に取りつかれてしまったの、飢えた悪魔に」 「エサは何?」 ジョーンはガラスの扉の外で、彼らを舐るように見ている。 アイヒホルストをおびき出すため、駅にいるジム。ノーラやエフも雑踏に紛れている。 「荷物はどこかな?シルヴィアは一緒じゃないのか?ユダヤ人は?」 いつの間にか現れたうえ、全てを見抜いているアイヒホルスト。 「夫婦で新しい秩序の一員になれるのに。 選択を誤れば、シルヴィアは長くつらい死を迎えることになるだろう」 だが、彼は脅しに屈しない。アイヒホルストはせせら笑う。 「妻は死んだものと思え」 地下鉄のほうへ逃げていくアイヒホルスト。追いかけるが、線路の奥でまかれてしまう。そこに誰かやってくる。と、ジムだった!安心するエフたち。罠だと気付いたエフは、エイブラハムが危ないことを悟る。 地下鉄のホームでは。咳をしている人が多い。アイヒホルストを尾行するエイブラハム。しかし彼は電車の中に飛び乗った後、すぐに降りてしまう。後に続くエイブラハム。 2人きりのホームには、緊迫感しかない。 「旅の始まりも終わりも、駅で行われるだなんて」と、彼との出会いを思い起こすアイヒホルスト。エイブラハムが手にしているサルデューの剣を取り戻したら、さぞかしマスターが喜ぶだろうと語る。 だが、エイブラハムを守るため、エフがアイヒホルストを銀の銃弾で撃つ。よろめいた彼は、地下鉄にやってきた猛スピードの電車に爪を立て、それにひっついて走り去る。 エイブラハムの過去。 飢えている彼に食べ物を見せびらかすアイヒホルスト。 「食え」 受け取ってしまう彼。 「細部まで良く表現したな、実に崇高だ」 大きな棺が完成間近なのがわかる。 ジョーンの家。とうとう追い詰められているニーヴァや子どもたち。だが、誰かがジョーンを射殺する。 「こっちに来い」 明らかに吸血鬼の顔をしている謎の男は、黒のアーミールックで武装している。仲間も後ろに見える。こわごわ寄るニーヴァ達。 「ケガをさせられたか?」 子どもたちを連れてこいと指示する男。丹念に体を調べる。 「もっとこっちへ、よく見せて。ようし、君は大丈夫」 息子も娘も無事だ。ニーヴァも、だがセバスチャンは手を怪我している。 「子どもを連れていけ」 子どもたちを連れていこうとするニーヴァだが、セバスチャンだけは引き留められて殺される。悲鳴をあげるニーヴァ。 「静かにしろ、死体には触るな。彼女は穢れている」 男は何者なのか。

感想

・ジョーンの家での追いかけっこは本当に怖い。しかもガラスの扉の部屋に閉じこもるっていうのも怖い。 (何度も触手をぶつけて攻撃してきているのが丸見え) ・地下鉄で走ってる電車にツメを立てて去るアイヒホルストが、ちょっとおかしい。ハットリくんみたい。 ・ジムの嫁がワガママすぎるようにも思うのですが、こういうモンですか? ・エフも癌の嫁に余計なことを言い過ぎではないでしょうか。まあ、こういうところが嫌われるということか?