「ゾンビ・アット・ホーム」シーズン2・第4話のネタバレ

In-The-Flesh

エイミーとイチャイチャしているフィル。しかしもちろん夢であり、彼は母親に起こされて目を覚まします。ムッとする顔のフィル。

朝。目が覚めてウロウロして、何の気なしにお菓子を食べ始めるエイミー。そのまま吐き出します。
彼女はどうやら、「空腹」を感じたようですが……。

フィルの家には、ヘンリーのお母さんが訪れています。彼女は議員の「ヘンリーは過激派にさらわれた」という話を信じていません。シャーリーは息子に「何とかしてあげて」と言います。

PDS患者の講習会。患者たちは人間相手に挨拶する方法や言い方を練習させられています。
「不快にさせてごめんなさい」「投薬しているから安心です」というようなことを言わされる患者たち。講師はディーンです。講習にはエイミーやサイモンは来ていません。来た患者はハンコを押してもらいますが、終わりの見えない講習に辟易するキーレン。

イライラして、患者だけしかいない売春宿を訪れるフィル。それをわざわざ録画して、メモをとっているのがラム夫人です。

「待ってたのよ」という売春婦の女の子は、今日もエイミーのような恰好をしています。甘い雰囲気にひたるフィルですが「先にお金を」と言われて幻滅……。

講習会から帰ってきたキーレン。またすぐ出かけるよう。ジェムもどこかに出かけるようです。

集会所では、ディーンに「患者たちが復活した時間」を調べるように言っている議員。彼女はやけにそれにこだわっています。そして、大事な会議の時間なのに、フィルがなかなか現れないことに気が付きます。

サイモンの家では、皆が復活のことについて語り合っています。人間を批判するような話題を出すサイモン。「復活のこともついてもっと語り合うべき」という彼に「本気か?」という反応をするキーレン。その背後では、エイミーが黒い鼻血を出しています。

会議が始まりますが、フィルは姿を現しません。議員からローアトン警備隊として紹介されたのはゲーリー。そしてディーンです。「義勇軍と同じじゃない」と笑う人もいます。
しかし、突然議題として感染者の売春宿組織があることが取り上げられ、集会所はざわつき……!

と、売春婦に揺り動かされて飛び起きたフィル。会議に寝過ごしたことで慌てて売春宿を後にしますが、出入りを記録していたラム夫人に呼び止められ、唾を吐きかけられて逃げるようにその場を後にします。

議会では、売春宿のことで皆が奮起。しかし、行方不明になったヘンリーのことに誰も触れないので、母親が怒鳴りだします。「誰も子どもを探してくれない」「息子の名前すら口にしない」と怒る母親。

サイモンに警告するキーレン。「講習をさぼるな」「君の信奉者たちに化粧をさせろ」と言います。「洗脳されているのは君だ」というサイモンに、言い返すキーレン。本音を出さず、普通の会話ができない(しない)サイモンにイライラしているようです。
しかし、「君も大切だから」と自分の悪いところを教えてくれと言い出すサイモン。キーレンは彼を見つめます。

遅れてきたフィルに売春宿のことを告げる議員。慌てる彼ですが、「ヘンリーの母親を避けたのね」と議員は勘違いしています。議員は、フィルに「ヘンリーは訓練所に連れていかれた」と言えと強要します。フィルに出世をちらつかせる彼女ですが、彼は拒否します。対立する2人。

ゲーリーの家で警備隊の格好をしているジェム。付き合いはじめ、いちゃいちゃしているゲーリーとジェムです。

サイモンの家では、彼の信徒のような存在である感染者の夫婦(女性は特にサイモンに傾倒している)があることを計画しています。

売春宿のことでラム夫人のもとを訪れるフィル。しかし、彼女の家から議員が出てきてとっさに隠れます。村人の中にも売春宿の客がいたことが彼女に伝わっているようですが……。

ヘンリーが死んだ森の中を訪れるジェムとゲーリー。平気ぶっているジェムですが、二手に分かれて巡回をしているうちに、ヘンリーの幻影を見てしまいます。
彼女が走っていると、突然目の前にヘンリーの幻影が!走って逃げるジェム。それをゲーリーが抱きとめます。

エイミーは鼻血や手の震えなどの症状をシャーリーに相談しています。ルッソ先生が苦手だからとシャーリーに相談しているエイミーですが、とりあえず薬を変えることを提案されます。

壊れているトースターをいじって悩んでいるフィル。焦げている上にトーストが取り出せないでイライラしているところに、母親とエイミーが現れてギクッ!カッコつけようとしますが、どうにもきまりません。

キーレンは自分のために化粧をしてくれたサイモンに見送られながら、彼に自らキス。その瞬間をエイミーに目撃されてしまいます。

パブでは神経が昂っているジェムが大声で話しています。ゲーリーに奢ってくれる男(サンドラの旦那)。主人のパールは「私はおごらないわよ」とキッパリ。ヘンリーのことを忘れろ、誰にでも失敗はあると言うゲーリー。かなり自己中心的な言い分ですが、彼なりにジェムを慰めているよう。

ラム夫人に見逃した番組のビデオを借りに来たサンドラ。そこに入れ替わりでフィルがやってきます。彼女の家に入るも、武器になりそうなものばかりが目に入るフィル。しかし彼は話を始めます。

サイモンを家に連れてきたキーレン。わざと父のズボンを褒めさせます。そのまま家に入り、家族で食事をすることに。(といっても、キーレン達は食事ができないので見ているだけですが)

ビデオを持って出ていくフィル。ラム夫人の説得に成功したようです。

サンドラの家に帰ってくる議員。党本部からはメッセージが届いています(早く連絡しろ、的なもの)。ラム夫人からレンタルした番組を見ているサンドラですが、そのビデオが中断され……。
目を疑うサンドラと、同じくギョッとする議員。

ラム夫人は街でばったり会ったフィルの母親・シャーリーに話しかけます。どうやら、フィルは「売春をしている感染者に改心するように言っていた」と話したようです。「おたくの息子は善行を積んでるわね」と言われて怪訝な顔をするシャーリー。

一方、サイモンに喜んでもらうために診療所に忍び込んで、ロビーの檻にいるゾンビたちを解放しようとする感染者夫婦。「不死の解放軍」(※表記はULA)と落書きをして、ゾンビたちと逃げようとします。しかし彼らは怯えてしまっているのか、動きません。しびれを切らした夫婦は先に逃げ出します。

そこに病院の受付嬢が出勤してきて、ブーブーなっている警報に「また故障ね」とイライラ。しかし、そこに彼女が散々いじめていたゾンビが出てきて彼女に噛みつきます。

キーレンの家では、食事が始まっています。キーレンとサイモンの分も用意され、困惑するサイモン。会話がもちぐはぐしています。
そこにジェムが帰ってきますが、ゲーリーを連れて帰ってきたので、サイモンとキーレン、ジェムとゲーリーという4人が顔を合わせる羽目になります。ゲーリーとサイモンは睨みあいます。

話題をそらそうとしたキーレンが出した村の祭りの話から、「議員が『反乱の記念展』をやれと言っている」話にとびます。ゾンビを殺した話を喜々として始めてしまうゲーリーに、食卓は冷え冷え。
キレたキーレンは、ゲーリーに「君は人殺しだ、僕と同じ」と告げます。

僕は生き返った。そして人間を何人も殺したと告白するキーレン。
自分が目覚めた時の話も始めます。
目を開けているのに暗くて何も見えない。生き埋めにされた気分で苦しかった。パニックになった。
棺から出てもがき続けながら、土の中を進んだ。何時間もかけて。
やがて突然、指先に気配を感じて自分がどこにいるのかわかった。
気が付けば、誰もいない墓場に立っていた。

ここでサイモンが気付きます。
「他には誰もいなかった」
ということは、彼は最初の復活者なのか?

キーレンを叱る父に反抗して出ていく彼。追いかけるサイモン。

フィルの家では、ゴミ箱の中のビデオを見つけた母。「信じているから、シルビア(ヘンリーの母親)を裏切らないで」と告げられるフィル。
(ちなみに夕食はピザとフライドポテト!ハイカロリー!)

フィルは集会場に行き、議員に話をしようとします。しかし、議員はサンドラがラム夫人から借りたビデオをちらつかせ、彼が売春宿に通っていた証拠を見せつけます。押し黙るフィルに、再度嘘をつくように強制する議員。そのまま、集会所をとぼとぼと立ち去るフィル。

ゲーリーの家でテレビを見ているジェム。部屋をノックする音で、ゲーリーは立ち上がって玄関へ(ちなみに私服がすごくダサイ)。
ディーンが議員の命令で彼らを呼びに来たのです。女たちが暴れた時のために、警備を増やすように言われたのです。

シルビアの家を訪れるフィル。
その頃、議員や警備隊、市民たちは売春宿の前でデモを行っています。(といっても、田舎なので20人くらいしか集まっていない印象)
次々と客や人間たちが捕まりますが、彼らにやや同情的なジェムは鈍い反応。売春宿で女の子たちを引っ立てる警備隊たちと、それをはやし立てる村人たち。売春婦の女性の荷物を地面に投げ捨てるゲーリーの姿を見かけて、眉をひそめるエイミー。それをなぜか誇らしげに見ている議員。

シルビアとフィル。
突然弱音を吐き始めるシルビア。彼に「本当のことを言って」と言います。それに頷くフィル。そしてシルビアの家を出て行き、彼が向かった先は……。

晒しもののようにされている売春婦や客たち。フィルはそこに現れます。そして議員から拡声器を奪い、「もうよせ」と言い出します。
「我々は自分を見失っている」
「私たちは皆汚れている、そこにいる人たちと何も変わらない」と演説。本当の自分を受け入れることが、共存への一歩だと語るのです。
しかし、集まっている街の人たちからは罵声が飛び、議員はせせら笑います。フィルは「もういい」と言い、自ら客の中に並びます。「写ルンです」みたいなカメラで証拠写真を撮影されるフィル。エイミーもそれを見ています。

サイモンの家で頭を抱えていたキーレン。彼は突然メイクを落とし始めます。そして、サイモンの顔のメイクをも、落とし始めます。

バス停でサイダーをガブ飲みしているフィルのところを訪れるエイミー。「住民に軽蔑されている、あなたは死人好きの変態でゾンビと寝ていたんだから」とからかう彼女。
酒は飲めませんが、自分はこのままで酔うことができるといつもの強気を見せます。
フィルは買春をした理由として、エイミーに「自分の好きな人がPDS患者だったから」と告げます。そして、その人こそエイミーだと告白するのです。静かになるバス停。

議員は墓場を訪れています。ある墓の前で、「心配しないで、もう少しよ」と言う彼女。その目的とは果たして?

フィルの家では、エイミーとフィルが裸でベッドインしています。クソマジメでやや天然発言が多いフィルのことを、少しずつ気になり始めているエイミー。

そして、サイモンは公衆電話で1人電話をかけ、「探していたやつが見つかった」と話しています。