「ゾンビ・アット・ホーム」シーズン2・第3話のネタバレ

In-The-Flesh

今回はシーズン2から登場した新キャラ・フレディ(PDS患者)中心のエピです。

結婚式の映像。幸せそうな夫婦。フレディは自室で、自分の結婚式の映像を見ているよう。そこに妻・ヘイリーが2階から降りてきます。2人でニコニコしている夫婦。かと思いきや、さらにもう一人男性がやってきます。これがヘイリーの今の恋人さんのよう。つまり、フレディは自分の死後、妻が新恋人と同棲している家に同居しているのです。

帰宅するゲーリーとジェム。「帰れないよ」というジェムを「秘密にしろ」と説得しているゲーリー。彼女を落ち着かせます。「隠し事をしたまま、家に帰れない」というジェムは、震えながら家に入っていきます。
そこにキーレンも帰宅します。隠していたコートを着て、車庫で座り込んでいるジェムを見つけたキーレン。いかにも様子がおかしい彼女に、声をかけます。「いいことあったな?」という的外れなキーレン。ヘンリーのことを話題に出しますが、ジェムは気まずそう。

ジェムは自室で銃を取り出し、それを見つめています。そして引き出しに隠します。

議員にお茶を持ってきたサンドラ。しかし、彼女は手が離せないようです。鍵穴から覗くサンドラ。「もうすぐ、何もかもうまくいくわ」という彼女ですが……。

ヘイリーの誕生日でイチャイチャする新恋人と彼女。フレディは彼女の誕生日をすっかり忘れています。恋人時代の思い出話を始めるフレディ。それに怒った今カレ・アミールは「出てけ」と言い出します。

森の中で、死んでいるヘンリー。その手元には、ジェムへのプレゼントが落ちています。

同じ朝、ジェムは家族に「愛してる」と言いながら出ていきます。「おかしなこともあるものだ」みたいなノリのパパ。そこにエイミーも来てキーレンを連れ去ります。

サンドラと議員の話。やたらと話しかけてくるサンドラ。あの夜のことを聞き出そうとする議員ですが、サンドラは話そうとしません。そして議員のもとを訪れたのは、ジェム。自首しにきたといいます。

キーレンとエイミー。エイミーはサイモンに夢中です。キーレンは、彼と何を話したのかをエイミーに打ち明けられません。

不吉な預言者の言葉を呟いているサイモン。

フレディと他の女性患者が一緒に歩いています。フレディは自分を不運な男だと思っています。交通事故で死んだこと、帰ってきたら妻が他の男と同棲していたこと、その家に一緒に住まなければいけない(隣の部屋で一人寝)という残酷さ。奉仕活動のせいでタダ働きなのもイライラの原因のよう。
しかし、相手の女性は「私たちはラッキーだ」「今にわかる」と言い放ちます。

キーレンとエイミーは集会場に到着します。患者への新しい仕事の割り振りが決まったようです。
仕切るのはフィル。監督役をするのはディーンのよう。ホテルや診療所、柵の設置などに人が割り振られます。ただし、エイミーはフィルの手伝いとして(事務員として)集会所に残されることに。フィルの差し金のよう。きょろきょろして落ち着かない彼。

抜け出して、妻へのプレゼントを買いに行きたいフレディ。しかし、監視役のディーンはまだ窓ふきバイトの抜けがけのことを怒っています。フレディはディーンにワイロを握らせ、作業を抜けます。

議員とジェム。
「ゲーリーは悪くない」というジェム。彼女はヘンリーを撃ったことを告白します。彼を殺した場所を聞き、眉をひそめる議員。ジェムをどこかに誘い出します。

フレディは車を売りに出すため、倉庫にやってきます。倉庫の扉は壊れていて、うまく閉まりません。

サイモンとキーレン。エイミーを利用するなと警告するキーレンですが、「彼女は愛されたいだけ」「僕はその気持ちに応えているだけ、利用なんてしていない」と語ります。
診療所についた彼ら。医師のルッソ、久しぶりの登場。檻の中にいる2体のゾンビ(治療前)を見せられ、その檻の中を徹底的に掃除するように指示されます。檻越しに、ゾンビと手を触れ合わせるサイモン。さっそくキーレンは作業を始めようとしますが、サイモンは何かをたくらんでいるようです。

タクシーで森に行くジェムと議員。「遺体を見る必要がある」という議員を案内するジェムです。

フレディの嫁・ヘイリーは社内で昇進試験についての話を聞いています。すると、そこにやたらとうるさいクラクションの車が。もちろん、フレディです。「ドライブに行こうぜ」という彼。「あの事故を思い出すからイヤ」という彼女。(交通事故でヘイリーだけ助かり、フレディは死んだのか?)
しかしフレディの言い回しについつい乗せられ、大事な研修の途中なのにドライブに出かけてしまうカレら。

ジェムと議員は森の中を歩いています。気を病むジェムに、「ヘンリーはゾンビ時代に人を殺している」「でも、その罪を問われていない」「だから、あなたも気に病むことはない」と言い出します。ジェムを「村や家族を守ろうとしただけ」と弁護する議員の言い方は、やはり引っかかります。しかし、ヘンリーの死体は消えてしまっています。

ヘイリーとフレディは車を止めて、プロポーズの思い出の場所でおしゃべり。今カレと仲直りしたという彼女にちょっとイラッとしつつ、プロポーズの話を語り合います。そして「やり直そう」というフレディ。ヘイリーはそれをつっぱねます。どこか遠くに行こうというフレディの話は、やはり現実味がありません。

フィルとエイミーの会話。エイミーをアシスタントに指名したフィルですが、エイミーは「友達(サイモン)と一緒じゃなきゃ嫌」とむくれています。

ゾンビの檻掃中。受付の女性は「(さすまたみたいな)棒を使え」と言います。まるで動物のようにゾンビを扱う受付の女性。いや、動物以下です。おとなしいゾンビを引きずろうとする彼女をサイモンは遠ざけます。彼らを施設に送ったほうがいいというキーレンと、自分たちで薬を投与する、逃がそうというサイモン。キーレンに対して「お前は施設のことを何も知らない、やつらは残酷なんだ」と言うサイモンには、なにやら重い過去がありそうです。

森の中を、死体を探して歩き回るジェムたち。何かが焼けた跡を発見して、怯える2人。と、そこに現れたのはゲーリー!
ゲーリーがヘンリーの死体を焼き、骨はバラバラにしていろんなところに埋めたというのです。彼は確実に死んでいたというゲーリー。何かを考えている議員。

ヘンリーの母は、フィルのもとを訪れて息子の捜索について話をしています。息子を有能だと語るこの人は、「息子には超能力がある」とキーレンの母親に語っていたその人でもあります。

かかってきた電話に「悪夢の村です」と出て怒られるエイミー。しかし、その手はブルブルと震えています。「寒いの?」と聞かれたエイミーは肩をすくめますが(死んでいるから温度はわからない)、暖房の温度をいじるフィルを見てカレの気持ちに気付き、「バカね」とつぶやきます。

サイモンは診療所で洗剤をわざと捨てています。そして、キーレンに予備の洗剤をもらわせます。
受付の女性が目を話している隙に、鍵をかすめとったサイモン。それをキーレンは責めます。「奴らを選ぶか、仲間を選ぶか」と問いかけるサイモンに「関わりたくない」というキーレン。サイモンは諦めて、鍵を返します。
「お前を見誤っていたよ」とサイモンは苦々しげに言います。そして「失望した」と診療所を出て行ってしまうサイモン。

フレディは家に帰り、スーツに着替えます。青い腕時計に気が付き、それを外して引き出しにしまい メモを書き、テーブルの上に何かの包みとともに置いていきます。

集会所に戻ってきた議員。ヘンリーの話を聞きますが、彼女は意に介しません。エイミーの姿を見て「追い出して」と言い出す議員。渋るフィルに「Get out!」と声をかけます。憮然として出ていくエイミー。

ヘンリーの母親のもとを訪れる議員とフィル。議員は「PDS過激派の仕業ではないか」と語り「最初に生き返った者を過激派は探している」と明かします。この村は最初にゾンビが出たとされる場所であり、そのなかで最初に生き返った者こそ、特別な力を秘めていると過激派は考えている。ヘンリーがそうならば、そのせいで拉致されたのではないかと議員は語るのです。
しかし、ヘンリーは「目覚めた時に、死者たちが墓の上を歩いていた」と語っており、最初の生き返りではないことが判明。議員の口調に、変な感じがするティム。

帰宅して、作業場で待っているというメモを見つけたヘイリー。

ゲーリーと議員はパブで密談しています。
「今後は気を付けて」
「俺だって死体の処分は苦手だ」
保身に走っているのか?と議員を糾弾するゲーリー。しかし、議員はヴィクタス党が「第二の復活についての情報を集めている」「1人目の復活者が誰か探さなければいけない」と語ります。
ゲーリーは議員を「おかしい」といいつつ、協力することを約束します。

サイモンは、仲間の患者たちに診療所のゾンビのことを語ります。彼らを外に出してやるべきだと語るサイモンは、「君たちも檻の外に出ろ」「自分らしく生きろ」と語ります。つまり、メイクを落としてコンタクトを外し、過去と決別せよというのです。そうすれば美しくて完璧になれる、と。
さい の仲間にはフレディに「いつかわかるわ」と話しかけていた女性、そしてそのパートナーらしき男性の患者。 ヘンリーの同級生の女子高生患者もいます。

バースデーケーキを運んで来ようとするアミールに「話があるの」と言い出すヘイリー。そしてヘイリーは車庫へ。プロポーズの時に渡した?らしい缶ジュースのプルトップを渡します。数年分のプレゼントを渡すフレディ。
「君にふさわしい男になる」
ヘイリーは「アミールに話したわ」と言います。フレディは緊張します。しかし、「別れましょう」と言われてしまいます。

「幸せだったのに」「いや、幸せだったのよ」
ドライブをした時は彼を愛していたけれど、今はアミールが好き。「新しい人生を歩んで」「恋人を探して」というヘイリーはさらに「アミールと私は大人の関係なの」と続けます。 アミールは知的で、無駄遣いもしない。インテリな会話を楽しめる。 フレディはふざけつつも傷付き、そして別れを受け入れます。

家にいるアミールは引き出しの中で鳴り響く時計に気が付きます。そう、フレディは投薬の時間を忘れていたのです。しかし、車庫の扉は壊れているので彼らは外へ出られません。

鼻から黒い液体を垂らすフレディ。ゲーリーに電話したヘイリーは、駆けつけたアミールにも助けを求めます。「俺を殺せ」というフレディは、ヘイリーにハンマーを握らせて頭を下げます。
しかし、ヘイリーはできません。

キーレンの家。ジェムは居留守を使いますが、フレディがゾンビ化したと告げられて驚くキーレン。そのまま家を飛び出します。

どんどんとおかしくなっていくフレディ。ヘイリーに「やれよ(自分を殺せ)!」と叫びますが、その直前で黒い液体を吐き戻し、その拍子にヘイリーはハンマーを落とします。それでも、ハンマーを彼女に蹴り渡そうとするフレディ。しかしとうとう、彼女を襲い始めます。

倉庫の扉を車で牽引して開けようとするゲーリー。ようやく開いた倉庫の隙間から中に入り、暴れるフレディのもとにかけよるキーレンです。追いかけるゲーリーは怖い顔。自身のコンタクトをとり、フレディの目を見つめて話しかけ、落ち着かせるキーレンですが、ゲーリーは彼を施設送りにしようとします。
「薬が切れただけだ!」その言葉を聞いて駆け寄り、キーレンに薬を渡すアミール。冷たくゲーリーを見ます。薬を投与したので、フレディは大丈夫なはず。しかし、ゲーリーはフレディを縛り上げます。

ゲーリーは本当に彼を隔離施設に送るようです。フレディの顔を土足で踏みつけながら「俺は容赦しない」と言い放つゲーリーを強く見返すキーレン。しかし、何もできないまま、フレディを荷台に乗せたトラックは走って行ってしまいます。

キーレンの家。ジェムに声をかけて、呼び出すゲーリー。フレディのことを伝えて、ジェムにも来てほしいと言いたかったようです。しかし、すっかりジェムは自信喪失しています。

ヘンリーの焼ける匂いを思い出させられ、「しかたない」と思ったというジェム。 ゲーリーもそう思ったと言い、「本当は何より君に会いたかったんだ」と言い出します。そして、ヘンリーが作ったジェムへのアクセサリーを彼女の腕に巻くのです。そして……キス。
ジェムとゲーリーはキスしてしまいます。

キーレンが訪れていたのはサイモンの家。まだ起きているエイミーは、眉をひそめます。
「どうした?」というサイモンに、激しくキスをするキーレン。サイモンもそれを受け入れ、唇を重ね合わせます。