不倫する人に訪れる不幸をどう思うか?
「不倫をするメンタルなんだから、不幸が訪れて当たり前」?それとも「関係ない。かわいそう」?
私はどちらでもない。ただ、釈然としない。
フランス映画『REVENGE リベンジ』。2017年の映画。
不倫相手と砂漠地帯にある別荘に行ったら不倫相手の友達・スタンに乱暴され、助けを求めたもうひとりの友人・ディミトリには見殺しにされたジェニファー。
口封じに応じようとしないジェニファーは妻にバラすと言い出し、リチャードは彼女を崖から突き落とす。しかし、ジェニファーは死んでいなかった…!
というお話。まぁいくら不倫をしていても殺されるのはいけない。ノー殺人!!だが、こういうリスクをはらんでいるからこそ、不倫をしちゃいけないわけで…
なお、ジェニファーは不倫をしていることは自分で理解しています。
まずジェニファーは拷問好きディミトリを殺して物資を奪い、スタンを射殺(ここで出てきた、ガラスの破片を踏み抜くシーンが一番痛そうだった)。リチャードとは激しく家の中で追いかけ合って、辛くも勝利。
狩りを趣味とする成人男性たちにどうして彼女が軽々と勝ち続けたのかはわからない。
強すぎる。
もともとは「ロサンゼルスに行って有名になりたいわぁ」とか言いのけてる(何もしていなさそうだし、何になりたいのかもわからない)アホ女という設定ではあるのですが、過去は軍人だったのか?というくらい有能。
そもそも砂漠地帯に別荘を持つっていう発想もよくわからない。まわりに人が来ないからいいのかな。維持費やばそうだけど。エアコン壊れたらどうするんだ。エアコン修理の業者がくるまでに干からびそう。
あと、彼女が腹の傷を焼いてふさぐのですが、その時にディミトリが愛飲していたエネルギー飲料の缶を裂いて使うんですね。この缶のロゴが肌に焼き付くのはなんともダサかった。ひどい言い方ですまん。
でも日本でいうところのリポビタンDのロゴが肌に焼き付くのなんて、かわいそうだけどちょっと笑っちゃうじゃん。あだ名絶対に「リポ腹」とかになるじゃん。
最後に。リチャードを襲うジェニファーがすっぽんぽんなのもシュールであります。全裸ってけっこうハンデなんだなと気付いた。靴はいてないとすべって大変だし。
ちなみに主演のマチルダ・ルッツ、フランスでリメイクされた『カメラを止めるな!』に出演しているんだとか。美人さんだし、スター女優になることを期待しております。