トンデモアイドルホラー「ザンビ」第3話のネタバレ

ザンビ

明らかに変わった亜須未を避けるようになった楓。調理実習では自分の指をすりおろす亜須未の姿を見て戦慄する。しかも、亜須未は疑われると同時に「実家に帰省した」ということで姿を消してしまう。

聖と仲良くなっていく楓。父親が好きだったスピッツを一緒に聞くなど仲を深めていくが、ザンビが亜須未以外にもいることを知り、その正体を探ることにする。

いじめられっ子の鈴音は、優衣の部屋の掃除を命じられていた。しかし、その部屋には大量の抜け毛があり…?
また、ザンビ村では以前殺し合いが発生したことも明らかになる。

担任は今まで以上に楓をかまうようになる。その真意とは?

楓は優衣がいたあとに爪が落ちていたのを見つけ、やはりザンビだと確信する。優衣と鈴音がいるところに乱入する楓だが、優衣はザンビではなかったことがわかる。もうひとりのザンビは、鈴音だったのだ。
ザンビ化した鈴音は足に熱湯をこぼしても平気な様子を見せ、目の前で変異していく。

という第3話ですが、特筆すべきは亜須未を演じている秋元真夏さんの演技ですね。とにかくハマっている。
調理実習で指をすりおろしているシーンは、ホラーを見慣れた私でも直視し難い気味の悪さがありました。器用な方ですね。

とはいえメインは「いじめられっ子がザンビに変身しちゃった」という展開なのですが、気になるのはこの学園のいじめ問題なのである。チャペルでお祈りを捧げるようなお嬢様学校でこんなあからさまにいじめが行われているのには違和感があるし、ドラマ後半になってもいじめられている子ばかりが出てくるし(そのわりにいじめっ子が優衣のグループ3人くらいしか登場しない)、ギスギスした雰囲気に満ちています。これを「思春期の女の子特有の苛立ち」が表面化したもの、と捉えるべきかというとそんなわけはなく。
あんまりピンとこなかったです。ホラー映画で人間関係がうまくいかない要素としていじめを多様するというそのセンス、ちょっといかがなものか?