「Zネーション」の外伝としてネットフリックスで公開された「ブラックサマー」ですが、正直、どこらへんがZネーションなのかわからない。ただ、ゾンビメイクが共通ってくらいかな？
「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」のように、ゾンビパニック直後を描いた作品です。個人的には面白かった。
登場人物
ローズ：娘のアナを探して避難場所のスタジアムを目指し続ける。
アンナ：ローズの娘。1人だけ避難トラックに乗り、スタジアムへ送られてしまった。
パトリック：ローズの夫。実は感染していた。
スピアーズ：もともとは殺人も厭わない詐欺師であり、軍人に拘束されていた。しかし、その軍人を殺して制服を奪い、ローズとともにスタジアムを目指す。
ライアン：ローズとともに行動することになった男性。耳が聞こえず、手話で会話をする。心優しい性格。
ランス：ゾンビに襲われ続ける不運の持ち主であり、ローズとともに行動することになった男性。ぽっちゃり体型でのんびり屋。
サン：母を探してスタジアムを目指している。英語を話すことができない（おそらく韓国人？）。
ウィリアム：ひょんなことからサンとともに行動することになった男性。自分を助けてくれたサンと言葉が通じないながらも絆を深めていく。遠くに住む家族の無事を案じている。
バーバラ：車を強奪されそうになっているところをウィリアムに助けられ、サンと3人でスタジアムを目指す。いなくなった夫を探している。
カルメン：サンとウィリアムが途中で出会った女。喧嘩っ早い性格。
マニー：サンとウィリアムが途中で出会った男で、カルメンの彼氏。チンピラ。
フィル：カルメンとマニーと行動を一緒にしていたが、軽薄な言動が多くいまいち信用できない男。
無口な男性：グループに途中から合流する男性。無口で何も喋らないが、グループには協力的。ベルトを片手に持ち、何かを探している。
第1話のネタバレ
【ローズ】
スタジアムへの避難トラックに乗り込もうとしているローズたち一家。
娘のアナはトラックに乗れたが、夫のパトリックが感染していたため、ローズと夫は乗車を拒否されてしまう。そして、アナとローズははぐれてしまった。ローズはスタジアムに向かうことを娘に誓う。
パトリックを見捨てられないローズだが、ゾンビ化したパトリックは容赦なく妻を襲う。それを助けたのが軍人のスピアーズだった。
（なお、トラック乗り場では移民のため？書類が用意できず、サンが乗車拒否されているシーンも映り込んでいる）
【ライアン】
耳が不自由なライアンは車に轢かれた女性を助けようとするが、サンに止められて助けられる。途中で民家に逃げ込もうとするも、そこには強盗がおり家を追い出されてしまった。2人はともに検問所を目指す。
【バーバラ】
車でスタジアムを目指し、夫を探しているバーバラ。だが、口のうまい男に騙され、車を奪われかける。しかし、その男を運転席から引きずり出し、殴りつける男がいた。
【ランス】
ライアンが助けようとした女性はすぐにゾンビ化し、そこらじゅうをうろつく。そして、最終的に襲われたのは不運な男・ランスだった。命からがら彼は逃げ続ける。
【スピアーズ】
アメリカ陸軍に逮捕されかけている男だったが、見張りを殺して制服を奪い、逃げることに成功する。彼は制服についている名前「スピアーズ」を名乗ることになる。
【検問所】
サンやライアン、ローズとスピアーズ、ランスが検問所にたどり着いた頃、他の生存者たちもそこに殺到していた。フェンスの隙間から検問所を突破したサンに続き、生存者たちは次々そこを通り抜けていく。
バーバラの車に乗り込んだサン、強盗を殴ってバーバラを助けたウィリアム、そしてバーバラの3人は車で逃げていき、ローズとスピアーズ、ライアン、ランスは徒歩で移動を始める。
という感じで、それぞれのエピソードがクロスしていきます。主人公はローズという、ゾンビドラマにいがちなこれまた母性の強い女性なのですが、そこまで押し付けがましくない（とはいえ、邪魔になった人間はバンバン切り捨てる傾向にある）のでイライラせずに見られるかも。
今後はゾンビ映画やドラマにおいて、「車に乗っているほうが危険」というルールをはっきりと描いたエピソードが続きます。