「iゾンビ」シーズン2・第6話『ギャンブラー』のネタバレ

iゾンビシーズン2

6話の事件

5話で殺されたビルの警備員は、弁護士が借金取りを殺害した事件の口封じのために殺されていた。だが、今度はその弁護士が誰かに殺されてしまう。犯人は事件の口封じをしたチンピラ男?それとも妻?ギャンブルの胴元??

6話の登場人物

ハリー:5話にも登場した弁護士。ギャンブル癖があり、そのせいで借金取りを殺してしまった。だが、そのせいで今度は自分が命を落とすハメになる。
トランク:ハリーの殺した男の死体の後始末をした男。ハリー殺害の第一容疑者と思われたものの…?
ハリーの妻:ハリーの死後、なぜか連絡がとれなくなる。
バーバー:ハリーに金を貸していた胴元。実際に理髪店を経営している。
カルヴァン:ハリーの同級生で、現役のバスケット選手。

ネタバレ

リヴはメイジャーとヨリを戻し、翌朝同居人のラヴィとペイトンにもそれを宣言する。
祝福するペイトンと、イラッとする(イチャイチャを見せつけられたから)ラヴィ。

ハリー(前のエピソードで借金の取り立て屋を殺している弁護士)は司法取引をして軽い刑ですんだが、マイクの葬式にも行かずゴルフに行くと言い出す。だが、そこにヘルメットで顔を隠した2人組がバイクでやってきて銃を乱射した。そしてハリーはその人物たちに殺されてしまう。危うく自分も死にかけたバビノー。

ウキウキのリヴは、ハリーの検死を鼻歌交じりでやっている。ラヴィは彼女に、メイジャーとまだ関係を持つなと警告する。だが、バビノーがやってきてトランクの取り調べにリヴを連れて行く。

トランクは証言者のハリーが死んだことで、ハリーの殺人の後始末をした証拠も、ハリーを殺したという証拠もないと主張する。彼は留置場から1本だけ電話をしたようだが、「マリーとウォルトに試合のチケットを」「シェルドンを頼む、いつもの男を使え」という言葉を残した。これは暗号なのか?

バイクの痕跡を探すバビノー。しかし、トランクの犯罪の証拠は出てこない。
リヴは脳を刻んで貝に乗せて焼いて食べる。

バビノーはデイル捜査官に対して、死んだスズキが脳を保管していたこと、その脳を妻が彼に託したことを打ち明ける。その脳をシアトル警察署の分析にかけるわけにもいかないため、今はバビノーの家の冷凍庫の中にある。
彼はしつこく、メイジャーを疑っている。
しかし、ちょうどメイジャーとリヴと鉢合わせてしまった。やや気まずい4人。

バビノーがゴミ箱にゴミをシュートしようとすると、リヴはつい「外す方に10ドル」と賭けてしまう。バビノーは無事にシュートを成功させたが、「デート相手の前で顔を立ててあげたのに」と言われて慌ててしまう。しかも、デイル捜査官も「デートじゃないの?」と言い出して、バビノーはアタフタし続ける。
うまく彼の追求をかわしたリヴたちだが、FBIがミート・キュート事件のことではなく、金持ちの男たちの連続失踪事件を調べていると聞いたメイジャーはやはり顔色を変える。

ブレインは葬儀社の仕事をしているが、そこに客が来る。彼の父親のアンガスだ。
「悪い知らせがある、これからは私がボスだ」
彼の用心棒の男がチーフを撃つ。

ブレインの父はタイタン族の神話を引き合いに出し、神話の王は息子に政権を奪われないようにその肉体を食べたという話を披露する。ブレインが既に人間に戻っていることも彼は知っていた。
父の言いつけに従わなければ、彼はゾンビに戻される。父は自分の競合相手であるマークの息子をブレインに殺させ、その脳を手に入れようとしている。そうすれば情報も得られるし、マークを意気消沈させられる。ブレインは「(マークは)息子を愛してるんだなぁ」と皮肉を言う。
彼の父は人間に戻る気はない。彼は不老不死になった現在に満足している。

ブレインの父が立ち去った後、起き上がるチーフ。弾は頬から目を貫通したので、彼は死なずに済んだ。ドン・Eはその様子に怯えるが、またチーフは倒れ込んでしまう。

バビノーとリヴは警察署にいるが、ハリーの情報を洗っても何も出てこないし、彼の妻とは連絡が取れない。だが話をまったく聞かず、「次に警官に食べられるドーナツはどの種類か」という賭けに熱中しているリヴ。
バビノーから負け分を払えと言われて、ビジョンを見るリヴ。被害者は支払いを迫られていたが、「理髪店」というワードが出てきた。バビノーはシアトルでも有数のギャンブルの元締めが「理髪店」(バーバー)という名前の男だと思い当たる。

実際に理髪店で仕事をしているバーバー。だが、バーバーは自分が事件と関係ないと主張する。殺し方が派手すぎるというのだ。それよりもトランクやテリーの妻が怪しいと言う。
しかしリヴは店内の競馬中継に夢中だ。
バビノーはたしかにハリーの妻が怪しいと思うが、リヴは理髪店に戻って自分も賭けに参加するという。リヴは少額しか持っていないが、バーバーは彼女の賭けを受け付けてくれる。

ラヴィはコンドームを買い占めてリヴのために(ゾンビと人間がセックスしても大丈夫なのか)研究を進めている(コンドームを膨らませて犬も作った)。遺体安置所に戻ったリヴだが、すぐにハリーの妻が見つかったと連絡が入る。しかも、彼女がいるのはブレインの葬儀場だ(死んでいるのではなく、葬儀の打ち合わせ)。

ハリーの葬儀中、リヴはブレインのところにこっそり向かう。ブレインにバビノーのことを警告しに来たのだ。しかし、ラヴィが既に連絡をしてくれていた。ブレインはリヴに「ゾンビになって幸せか?」と尋ねる。人間のブレインは出来損ないの雑魚だった。ゾンビになってから特別になった。リヴはどうなのか?自分にしかない能力を使ってヒーロー気取りとリヴを表現するブレインだが、ビジョンのことを引き合いに出され、ゾンビは決して楽しいものではないと言われてしまう。

ハリーの妻に尋問しているバビノー。ハリーの同級生だったバスケ選手のカルヴィンを見かけて興奮する。大学時代の友人だったらしいが、バビノーは熱狂的なバスケファンなので嬉しくてたまらない。だが、ファン丸出しの対応をするバビノーにリヴは驚く。
ハリーに恨みを持っている人について心当たりがないカルヴィンと、バスケの話で盛り上がる2人。
彼の指輪(カレッジリング?)を見せてもらうバビノーだが、リヴはそれをきっかけにビジョンを見る。ハリーはカルヴィンに金をせびり、最後は縁を切られていたようだ。
しかし、リヴは理髪店から賭けに当たったと連絡が来て大喜びする。

金を受け取りにバーバーに行くリヴだが、さらにギャンブルをしないかと持ちかけられる。
理髪店の客たちは、みんな訳ありのようだ(弁護士や殺しに詳しい男がいる)。髪を切っていた男は、有効な殺し方こそ「自殺をけしかける」ことだという。ターゲットの大事にしている家族やペット狙っているところをテレビ電話で見せつけ、何が大切かわからせるのだ。彼の語り口に、その場にいた全員がぞっとする。男はターゲットの家族も皆殺しにする(目撃者になるから)と笑って店も出ていく。

ペイトンは職場で仕事をしているが、何かの気配を感じる。だが、そこにいたのは掃除のおじさんだった。
しかし、彼女のオフィスは男がいる。さきほどリヴと理髪店で話していた男だった。彼はペイトンの作っていたステイシー・ボス(麻薬王)の組織図の写真を並べ替えている。その男こそ、ボス本人だった。ペイトンは凍りつく。

ボスはペイトンを買収しに来たようだが、彼女は拒否する。しかしボスは組織図の情報がやや古いことから、この証言をしたのは組織を数年前に抜けた誰か1人だと推測する。もしその男が消えたら…?
ペイトンに揺さぶりをかけて、ボスは去っていく。

トランクの飼っていた亀こそ、シェルドンという名前だった。単にペットの世話を頼まれていただけなのか?だが、部下の男はそのまま逃げてしまった。亀自体に秘密があると睨んだバビノーは亀を持ち上げるが、もちろんただの亀だった。デイル捜査官の助言により、ケージの中にある置物の中に隠されていたコカインを見つけることができた。

夜になると、リヴとメイジャーはスカイプでイチャイチャしている。トランプの札の数字が大きいほうが脱ぐというルールで、2人は盛り上がる。

2人は事後のようにそれぞれのベッドに入ってスカイプを続けている。2人がした最後のセックスを回想する2人。「あと2、3日の我慢か」という2人だが…?

リヴはまだ賭けをしており、カルヴィンに勧められた大学バスケ部にお金をつぎ込む。しかし、カルヴィンの名前を聞いたバーバーの男たちは、なぜかしょっぱい顔をしている。

バイクが見つかったが、持ち主はセルビア人たちだった。彼らはもう帰国している。リヴはカルヴィンの昔の成績について分析する。そして彼はハリーと組んで八百長をしていたのではないかとリヴは思いついた。

カルヴィンを警察署に呼んだバビノー。彼は自分が殺人犯ではないと主張するが、バビノーは八百長疑惑のことをつっこむ。そのことでハリーは彼を脅迫していたのだ。そしてハリーを殺したニゴスとノバクという男たちは、彼のかつてのセルビア人チームメイトの息子だった。
カルヴィンは彼に助けを求めたのではないか?ペイトンも取り調べに同席しており、司法取引を持ちかけた。カルヴィンはその条件を飲む。

ブレインは自分の祖父の施設に行きお見舞いをしている。彼は祖父が大好きなのだ。ビジネスを父に乗っ取られたことを告白するブレイン。ブレインは父に屈することを選んだ。何かを伝えようとする祖父だが、ブレインは彼にキスをして、そのまま枕を祖父の顔を押し付けて窒息させてしまう。

とうとう関係を持ってしまいそうなリヴとメイジャー。避妊具を使う予定らしいが…?
ラヴィは研究を続けているが、望んでいたような結果が出ていないようだ。そのままラヴィは帰宅するが、そこにはリヴとメイジャーの服が転々と落ちていた。ラヴィは慌てて部屋に走り込む。だが、まだセックスは行われていなかった。ゾンビウイルスはコンドームを通り抜けてしまう。リヴはセックスをしたら必ずメイジャーをゾンビにしてしまうだろう。意気消沈するリヴだが、メイジャーはそれを励ます。

涙を浮かべながら祖父の脳みそを取り出しているブレイン。それをタッパーに入れ、また泣き出してしまう。そこにドン・Eがやってきて、ブレインの父が誘拐されたと明かす。他の金持ち連中と同じように(つまり、誘拐したのはメイジャー)。ドンはラッキーだったと喜ぶが、ブレインはその事実にショックを受ける。祖父を殺してしまったことを悔いているのか。

ブレインの父を射殺するメイジャー。だが、本当はメイジャーは被害者たちを殺さずに冷凍庫に入れて保存していた。

感想

ブレインはなんでおじいちゃんを殺してしまったんだ…珍しく前後編のようになっているエピソードですが、リヴとメイジャーに距離ができるきっかけになるエピソードでもあります。メイジャーが殺人犯ではないとはっきりわかってホッとした回でもあります。やはりそれだと後味が悪いですよね。