「Zネーション」シーズン4・第1話のネタバレ

Zネーション S4

なんだかんだ言いつつ、Zネーションを見始めました。
ウォーキング・デッドシリーズよりも目が離せない感じがしない、つまりは軽く見られるのでサクサク見続けることができます。しかし、設定はかなりムチャクチャになってきているので、そこも含めて楽しむのがファンかもしれない。

登場人物

ロジータ:マーフィを守って旅を続けてきたが、シーズン3のラストでダムから落下した。元兵士で、戦闘能力は高い。シーズン4ではゾナの施設で目覚め、不思議な幻覚に導かれるようになった。
マーフィ:ゾンビの抗体を持っている男。元囚人。クズだが娘が誕生してからはかなり他人を思いやるようになった。シーズン3ではゾンビと人間のブレンド種族を作りその王様になろうとしたが、失敗した。ロジータ同様、ダムから落下している。

アディ:トゲつきバットを武器として使う。恋人をゾンビに殺されて亡くしている。ロジータやマーフィと共にダムから落下した。戦闘能力は高く、口が悪い。
10K:ライフルの名手。レッドという恋人を作る。一度はマーフィに噛まれてゾンビ化し、彼の言いなりになるが、現在は人間に戻った。
ドク:元セラピストで、医学に詳しい。麻薬には目がない。明るい性格で、グループを和ませる存在。

ルーシー:マーフィの子供。マーフィの遺伝子を受け継ぎ、成長が異様に早い・ゾンビと意思疎通でき、言うことを聞かせられる。肌が青いなどの特徴がある。父の愛情を疑っており、アディやロジータに懐いている。
サン博士:中国から来た博士。シーズン3で仲間になった。その後、難民キャンプの医療テントで働いている。
レッド:10Kとカップルになった女の子。彼女自身も戦闘能力が高い。10Kに憧れて「5K」と名乗る弟がいる。

サイモン:ノーザン・ライト基地で唯一の生き残り。仲間のピンチを救うために基地から脱出し、ロジータたちを助けるためにどこかに向かった。だが、その行方はわからなくなっている。
カヤ:サイモンと知り合い、ノーザン・ライト基地に住み着いた。その後、サイモンの子を出産して、おばとともに基地に残っている。

リリー:難民キャンプで出会った女性兵士。ベリーショートで小柄だが、10Kと同じく銃が得意。情に流されやすいメンバーが多い中、比較的クールなキャラクターである。

ネタバレ

2年後。
状況は悪化していた。

燃えさかる土地に立ち尽くしているロジータ。太陽とそれにかかる黒い虹のほうからはゾンビたちが歩いていくるが、燃え尽きてしまう。大量の灰の雨が、彼女の皮膚を焼き尽くしていく。

という夢を見たロジータ。彼女は近未来的な実験施設におり、診察台に寝かされて袋に入れられていた。なぜか金髪になっているロジータ。しかも白いタンクトップに白い短パン、なぜかハイヒールをはかせられていたようだ(誰の趣味?)。

彼女は廊下に出てハンマーを持ちながらこっそり歩くが、誰かの気配を感じて襲いかかろうとする。だが、それは少女だった。彼女の絶叫を聞いて、ロジータは崩れ落ちてしまう。

目を覚ますと、そこには青い肌ではなく、人間の見た目に戻っているマーフィの姿があった。
マーフィの血を点滴したことで、ロジータは生き返ったらしい。他の仲間とははぐれ、2年が経過していたことを知らされたロジータ。マーフィは「皆は助からなかった」と言う。ロジータはそれを信じ込んで落ち込んでしまう。

ロジータは施設を出ていこうとするが、マーフィはこの場所について説明をしようとする。エレベーターで地上に上がると、そこには富裕層の人間たちが楽しそうに暮らしている。ここはゾナだ。
マーフィは死んだ者たちのぶんも生きなければと彼女を励まし、2人は手を繋いで歩き出す。
新天地にはゾンビもエンダーもいない。
マーフィは住人たちとなじみきっている。テニスやゴルフを楽しんですらいる。

ひとりっきりになったロジータはあたりをブラつくが、警備人に「バーコードがない」「ワクチンを未接種」と騒がれる。だが、マーフィはゾナでも偉いので、顔パスで彼女をかばってくれる。
ロジータはマーフィのせいで、将軍という肩書にされている。
それにしても、マーフィはゾナでもいい扱いを受けているらしい。

しかし、彼ら以外の人間(富裕層以外の人間)はどうしたのだろうか?

森をひたすら逃げている男。彼を追いかけるゾンビの頭を、髪の毛が伸び切ったドクが両手ハンマーで粉砕する(襲われていた男は死んだみたいだけど…)。ドクは久しぶりに10Kとばったり出会い、一緒に逃げる。
(かわいかった10Kが青年になって、しかもヒゲまではやしてる…)

10Kはレッドと一緒に木の上に家を作って生活している。ゾンビ草で傷口の治療をするレッド。
ドクは、用があって彼らに会いに来たらしい。カナダ北部にある安全地帯『ニューメリカ』に、一緒に逃げようというのだ。ゾンビは近頃凶暴化している。
逃げようとする人間には支援もあり、難民キャンプにトラックで輸送もしてくれているらしい。
10Kはその誘いを断ろうとするが、レッドは話を聞いてもいいと思っている。

ゾンビに襲われている生存者の前に現れたのは、眼帯をしているアディと大人になったルーシーだ。ルーシーはゾンビの考えを支配して動きを止める。ゾンビを射殺した青年を責めるルーシーだが、それは彼の母だった。
アディたちもニューメリカに向かっている。
だが、頭を撃たれたはずのゾンビの手はぴくぴくと動いている。

ゾナの創始者であるボスのところに、ロジータを連れて行くマーフィ。ボスは以前、彼女と会ったことがあるというが…??ボスは老人で、呼吸器がないと息ができないくらい病んでいるように見える。彼はロジータを、仲間(特にお金持ちな奴ら)の集まりに連れて行く。だが、とても歓迎ムードではない。

サン博士は、ニューメリカに行きたい人たちを支援する活動をしている。海兵隊のフォローをしているのだ。そしてサン博士、ドク、10K、レッドたちは久しぶりに再会する。持ち歩いているコオロギを皆に進めるドク。

マーフィはロジータの功績をほめ称えている。富裕層の者たちは、それ以外の人間たちを切り捨てているような態度をとる。ボスは「今こそリセットする時だ」と主張するが、それは何を意味しているのか?

アディはゾナの車とカーチェイスをしている。ルーシーの血を狙っているらしい彼らは、とにかくしつこい。だが、ゾンビたちが絡まり合って10メートルぐらいの大きさになっているゾンビボールが追手の車とぶつかる。ゾナの車を押し潰し、彼らを襲うゾンビたち。
(このゾンビボール、どういう現象なんだろう??「シンプソンズ」のエピソードでこういう人間集団ボール見たことがある気がするけど…)

上品な会話にイライラしかけているロジータのもとに、デザートがとどけられる。ゾンビの顔がチョコで作られ、乗せられているチョコレートケーキを切るように言われるロジータ。ナイフを刺した瞬間、彼女は悪夢を思い出してケーキをぐちゃぐちゃにしてしまう。金持ちたちは呆然としている。

ドクと10Kはとても仲がいい。サン博士とレッドも、ニューメリカについて話をしている。本当にニューメリカは存在するのだろうか?
レッドの弟の5Kは、2年前に崖から落下してから行方不明になっていることもわかる。

ロジータは走っている車から飛び降りてゾナから出ていこうと画策する。ドレスの裾を切り、庭師の小さな車を盗んで逃げるロジータ。警備の男を捻り潰し、自分が先程目覚めた施設の奥へと進んでいく。彼女は現実と悪夢の境目が曖昧になってきている。起きているのに、幻覚を見ているようだ。だが、彼女が開けたシャッターの先には、崖と海が広がっている。

結局、救急車に乗せられているロジータ。マーフィが戻ってきて、ゾナのルールを守れという。彼女は精神鑑定を受けることだけで許された。もうゾンビはいない。

10Kはドクに対して、レッドが子供を欲しがっていると相談する。5Kのことについて話す10K。
実は5Kが落下した場所には、カラスが群がっていた。そして、その下には死体があった。彼は体を張って、アディやルーシーたちを守ったのだ。

アディたちはまたゾンビに襲われている人たちを助けようとするが、彼らはゾンビのフリをした人間だった。アディとルーシーは捕まってしまう。
だが、2人はテレパシーで脳内会話をする。アディの眼帯の下の左目はなくなっていて、手にはなにかに噛まれた痕が残っているのが見える。

ロジータは夢の中で、何かのボタンを押そうとしている。悪夢のなかで、噴火している空を巨大なエイが泳いでいくのが見える。
突然車が止まり、救急車に入ってきたのはドクター・テラーだった(シーズン2で登場した、ワクチンの製作を試みていた科学者)。彼はマーフィとロジータについてこいという。

ゾナの科学者(ロジータの歓迎パーティにもいた黄色いメガネの男)は、薬品を使ってゾンビの手を溶かしている。その溶けていく様子は、ロジータが悪夢の中で見ていた自分の体が溶けていくさまとまったく同じである。

感想

なんとシーズン3から2年後の話ですが、10K以外はビジュアルが全然変わっていません。

ロジータとマーフィ:ゾナにいた(ロジータはずっと寝ていた、のわりにすぐスタスタ歩いてたけど)
アディとルーシー:生存者を助ける活動をしている
10Kとレッド:ツリーハウスで同棲生活、5Kは死亡(もしかしたら生きてる??)
ドク:単独行動
サイモン:行方不明
そういえば、シーズン3の最後で一緒にダムから落下したザ・マンはどこに行ったんだろ。

ということで、「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」がメキシコなら、「Zネーション」はカナダだよ!という謎の意地の張り合いみたいなのが見られます。それに、富裕層しか住めないエリアって絶対破綻するよね。
ロジータが突然頭を抑えて行きたい方に行ってしまい、それに従うしかないマーフィたちという感じ。途中からまたロードムービー形式の一話完結型っぽくなりますが、また頭のおかしい人たちどっさり、おかしいゾンビどっさりという感じ。
毎回いろんな特徴あるゾンビを出してきていますが、今回はマッド・ゾンビという頭を撃っても死なないゾンビまで出てきます。もうムチャクチャです。

そんななかでの見どころはドクと10Kのやれやれ系皮肉、毎度おなじみ主要キャラ以外全滅設定かな。それにしても、ギャグ(たぶん公式ではシリアスなんだけど)が強すぎてなかなか消化できないレベルに達しています。今8話まで見ましたが、何度かマジでゲラゲラ笑いました。

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