「ストレイン」ファイナルシーズン・第4話『赤ん坊の運命』のネタバレ

ストレインs4

第4話 「赤ん坊の運命」のあらすじ

アイヒホルストからBプラスの赤ん坊を早く増やせとせっつかれたデサイは万全を期すためダッチをソフィーの出産に付き添わせることにする。一方、ストリゴイの大量毒殺を成功させたエフやアレックスたちにはマスターの魔手が迫っていた。マスターの新たな企みを追うエフはニューホライズンズという計画の存在を知る。
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第4話のネタバレ

マンハッタン
ミッドタウン
ヴォレル・ベーネ

セレブが集まるレストランでは、デサイとそのパートナーのセラが食事を楽しんでいる。セラは食事を拒否しており、あからさまに不満そうだ。レストランで、ストリゴイに見張られながら食事をしたくないというのだ。
デサイは妻に不満をぶつけるが、そこにアイヒホルストが登場し、いきなり同じ席に座り込む。
エイブラハムは計画のことを大きな声で話し出す。最初の子供が生まれた後の、母親たちに対する対策について尋ねるアイヒホルスト。彼はセラのほうをチラチラ見ながら、デサイに「大切なものを失わないとわからないのか?」と脅しをかける。アイヒホルストは彼に失望していると続け、新プランを提案する。

彼は母体から早めに赤ん坊を取り出し、女性に1年のうちに2回子供を産ませればいいというのだ。母体に負担がかかると口ごもるデサイだが、セラを守るためにも「やる」というしかない。デサイができなければ、別の人間を探すまでだ。いい暮らしをするには、それだけの対価を仕事で払わなくてはいけない。
デサイは、アイヒホルストの無茶なプランを実行するしかないとわかる。

ブロンクス
ハンターズポイント
パートナーシップ医療施設

どうやら無罪放免されたらしいダッチとその友達・ロザリンダは、相変わらず施設にいる。ダッチは警備からカードキーを奪って逃げることを考えている。

デサイに呼び出されるダッチ。帝王切開の手術を受けるという女性・ソフィーのそばにいて、手術中に安心させてほしいというのだ。ダッチは拒否するが、デサイは脅しをかけて彼女に協力を求める。だが、ダッチはこの申し出に胸を痛めており、やりたくないと考えている。ロザリンダは、我慢して生き残ることに最善を尽くすべきだと説得を続ける。

ペンシルバニア州
フィラデルフィア
東アレゲニー通り
A・E・ノイズ高校

アレックスの仲間たちは見張りをしながら、高校での潜伏生活を続けている。エフは考え込んでおり、警備が厳しくなっているだろうタンクローリー計画にものってこない。あの建物の中で見つけた積み荷のリストを見ながら考え込んでいるエフを、ジェイソンは責める。姉のアレックスがそれをたしなめ、エフに悩みの種について聞く。どうやら今日、例の積み荷が出荷される日らしい。

だが、高校にストリゴイを乗せたトラックがやってきて襲撃を始める。そこで仲間が次々と襲われ、噛まれてしまう。アレックスの弟のジェイソンも噛まれてしまった!だが、気丈なアレックスは弟を殺せない。
「復讐してくれよ」
エフが代わりに、そう遺言を呟いた彼を撃つが、涙を流す暇もなくストリゴイの大群が襲ってくる!

他の仲間とはぐれたエフやアレックスは、あるビルの中に逃げ込んでいく。そこはアパレル企業だったのか、大量のマネキンがある。マネキンを敵だと思い、驚くエフ。窓からパートナーシップの建物を見張れるというエフだが、アレックスは号泣してしまい、それどころではない。エフは彼女を後ろから抱きしめる。

ハーレム
109丁目

ガスはラウルに銃の使い方を教えている。だが、配達途中の彼の仲間・ラフィが血だらけで運び込まれていく。彼は縄張り争いで襲われたらしい。ラフィはそのまま死んでしまう。

ハーレム
東126丁目500番地

闇市で、ラフィを殺した襲撃者を探すガスとラウル。犯人らしき男を見つけたガスは、ラウルをクリームのもとに帰して、そのまま男を尾行する。そして、男が入っていったビルを特定。下水から通風孔に入り込み、偵察を始める。彼らの拠点には、大量の物資が溜め込まれている。物資を運ぶ男のTシャツの背中には、「ニューヨーク市警」と書かれており、ガスはそれを見つめる。
(前シーズンで、ジェラルド議員を見捨てて逃走した警察官たちなのか??)

ダッチは、デサイの申し出を受け入れ、ソフィーのそばに付き添うことにする。ソフィーは彼らにされたことには腹を立てているが、子供のことは守りたいと願っている。ソフィーは子供に、母親と同じオリーブという名前をつけたいと考えているようだ。

あまりの息苦しさに病室を出たダッチは、デサイに見咎められる。こそこそ話し込むデサイとダッチを見て、反逆的な女性・マルタはダッチがデサイの手先だと思い、まくしたてる。「みんなのため」というダッチだが、マルタは「自分のためでしょ」と食い下がる。

建物から連れ出されていく人間たちを眺めながら、アレックスは見つけたミニボトルの酒を飲んでいる。
勧められるが、エフは酒を断る。エフはアレックスの中の苛立ちや喪失感、悲しみを知っている。だが、アレックスとジェイソンはエフの闘争心に火をつけた。そして、エフはアレックスに核戦争も「核の冬」(核のせいで重い雲が紫外線を遮断し、ストリゴイが日中も活動できるようになった)も、全部自分のせいだと明かす。核弾頭のボタンをザックが押したことも明かし、自分のせいだと言う。エフはザックが生きているのか知らない。生きていてほしいけれど、生きていない方がいいとも感じている。

だが、エフとアレックスは、パートナーシップの建物から静かに車に乗り込んだ人間たちに気付く。ストリゴイたちはパートナーシップの農場計画をでっちあげ、人間をどこかに運んでいるようだ。彼らは、なぜそんなことを?そして、人間たちはどこに?その計画を担っているのがパートナーシップの組織の一部「ニューホライズンズ」だ。

ガスたちは、襲撃計画を立てている。ガスは敵が元市警グループだと明かし、巡査のフローレス、警部補のリッチなど見知った顔もいたと明かす。彼らは戦闘のプロだ。下水道から通風孔を通っていく計画を立てるガスだが、クリームたちは男らしくない計画だと批判する。だが、正面突破は賢い方法ではない。ガスはクリームたちを説得し、ラフィの仇を討とうと誓う。
しかし、クリームとガスはどことなくぎくしゃくしている。

ガスたちは建物に潜入するが、ガスの仲間のスナイパーは見張りを殺そうとして騒ぎを起こしてしまう。それに気を取られた元市警たちは、襲撃に戸惑い、次々と撃たれていく。激しい撃ち合いの末、皆殺しに成功したガスたち。だが、クリームは意味ありげにガスを見つめている。

ソフィーの帝王切開の手術が始まる。パニックを起こすソフィーの気を紛らわせるダッチ。彼女の賢明な励ましもあり、赤ちゃんは無事に生まれる。だが、その赤ん坊はそのまま連れていかれてしまう。ダッチは医師にくってかかるが、女医はダッチの言うことを無視する。
そのまま、デサイを人質に手術室から出るダッチだが、彼も反撃する。しかしながら、ダッチはデサイをボコボコにして脱走を試みる。だが、彼女が逃げた先には、工場があった。髪の毛を剃られた人間たちがフックにひっかけられて、血液を抜かれ、そのまま燃やされている。ソフィーの赤ちゃんの姿を見つけるダッチだが、彼女自身もストリゴイに見つかり、囲まれてしまう。

感想

デサイ夫婦のディナーに乱入するアイヒホルストがお茶目に見えてくる…。
つまり、Bプラスの血液はストリゴイにとって珍味に近いご馳走であり、それが若ければ若いほどいい=赤ちゃんの血だと一層望ましいという設定があるようです。つまり、ダッチや女性たちは無理やり妊娠させられ、子供を回収され、ひたすら子供を産まされるという未来が待っている模様。それでも、外よりも厚遇なことから、多くの女性がそれを受け入れます(まあ、断ったら殺されるってのもありますね)。

にしても、血液を抜くための工場がかなりグロいのですが、前のシーズンで見たよりもかなり小規模なものになってしまっています。まあ、核爆発があった後だし……。

あと、ガスたちと市警グループの戦いは面白そうだからもうちょい見たかったですね。ジェラルド議員を見捨てて逃げた後、我先に助かろうとしていたクズたちだったのかな??

アレックスとエフの間には恋が芽生えるのかな?とも思ったのですが、先にいっておきますと、芽生えません!