「海底47m」

海底47m

2017年のアメリカ映画「海底47m」を見ました。
わかりやすいサメ映画。しかし、巨大なサメがウヨウヨ泳いでいる海中に、オリに入ったまま落ちてしまった姉妹(ただしスキューバ装備あり)という、文字だと説明しにくい話です。吹き替えで見たのですが、しっかり会話ができるようになってるシステムなので、お互いの会話もちゃんと聞き取れます。すごいっすね。

ネタバレ

海底47m1

リサとケイトの姉妹は、メキシコ旅行に来ていた。彼氏と別れたばかりのリサは、保守派な性格を変えたいと感じている。
クラブで知り合った若者とデート中、「シャークケージ・ダイビング」というアクテビティを紹介してもらった姉妹。ホテルを通していないようなツアーだが、チャレンジする価値はあると思った姉妹は、それに参加してしまう。

オリに入ってサメのいる海中に入り、鑑賞するというこのアクティビティを、リサは怖がっている。
しかし、自分を変えたいと思い、勇気を出す。

しかし、ウィンチの故障で姉妹はオリごと海中に落ちてしまう。無線は圏外、檻は開かない。ケイトはなんとか隙間から出て、檻と一緒に落ちたクレーンをどけて、スタッフに連絡する。
(リサはずっとうるさいだけ)

姉妹はケージで待機しているしかない。
置き去りにされたのか?と不安になる姉妹。サメもウヨウヨしている。
スタッフのハビエルが潜水してきたようなので、様子を見に行くリサ。しかし、彼は目の前でサメに食われてしまう。彼女は急いでケーブルをつなぎ直し、檻は浮上する。

だが檻はまた落ちてしまう。リサは檻に足を挟まれる。
タンクを落としてしまうが、ケイトはそれを拾いに行き、サメに正面から襲われてしまう。ケイトはなんとかタンクを手繰り寄せ、それを手に入れる。

ケイトはまだ生きているようだ。しかし、ケガがひどいし、エアも漏れている。リサは足を引き抜き、ケイトを探しに行くことにする。リサは脚に大ケガをしたケイトを見つけ、発煙筒を持って浮上する。発煙筒をつけた瞬間、彼女たちはサメに囲まれていることを自覚する!
なんとか海上に出たが、サメが何度も彼女たちを噛む。リサは足がもげてしまう。
それでも2人は助かった。

でも、それはすべてリサの“窒素酔い”のせいだった(タンクを交換すると、こういうことが起こるらしい)。リサは誰もいないのに、「助かったのよ」と呟き続ける。
そこに沿岸警備隊がやってきて、リサを救助する。彼女は微笑み続けているが、少しずつ、彼女の顔から微笑みが剥がれていく。

感想

この映画の教訓は「アクティビティを楽しむなら、ホテルのフロントを通せ」ってところか。予想以上にサメの映像がおそろしく、ラスト間際のガブガブシーンなんて全身の毛がよじれました。このサメがまた、しつこいんですよ。ガブガブしまくり。
基本的にはサメも怖いのですが、「窒息するかも」という恐怖のほうが強く描かれています。脅威となる要素がとにかく多く、「サメ」「窒息」「見捨てられたかも」などなど、ありとあらゆる要素が姉妹を襲います。

しかし、潜水病はまだしも窒素酔いなんて知らなかった。ダイビングが好きな人の気持ちが全然わからなくなりました。