「CAVE ケイブ」

ケイブ

2016年のノルウェー映画「CAVE ケイブ」を見ました。
サバイバルな洞窟探検、生存者は1人のみ(予告編かDVDジャケでネタバレされてた)というスリリングな内容が気になると思って借りたのですが、な、なんと!
・登場人物は3人
・荒っぽいほど説明がない。だが、説明がなさすぎて怖いタイプの話
・洞窟は怖いんでしょうが、「ディセント」みたいな地底人がわらわら出てくるホラー、もしくは大喧嘩でどんどん生存者が減っていくタイプのホラーを期待していたら違うかも。

登場人物

アドリアン:キツネ顔が特徴的な男性。
チャーリー:アドリアンと結婚している。
ヴィクトル:アドリアンとチャーリーとは旧知の仲。アドリアンとはあまりウマが合わないようだが、チャーリーを通じて仲良くしているような関係。

ネタバレ

久しぶりに洞窟探検をすることにしたアドリアンとチャーリー、ヴィクトル。だが、久しぶりに会う3人はぎくしゃくしている。夜、ヴィクトルの横でセックスを始めるアドリアンたち(無神経ですね…)。

朝。トイレから出てきたヴィクトルの顔に、アドリアンが泥をなすりつける。糞だと思って焦っただろうと笑うアドリアン。ヴィクトルは笑いながら許すが、あまり友好そうには見えない。

3人は立ち入り禁止の洞窟を目指すが、そこの柵はなぜか開いていた。洞窟の中に脚を踏み入れる3人。
アドリアンは落下してケガをする。

チャーリーは途中でテントを発見するが、血まみれの寝袋が中にある。通報するべきだとチャーリーは主張するが、他の2人はとりあえずルートをそのまま辿り、外に出てから通報しようという。
途中で、狭い穴を通過することになるも、ヴィクトルが詰まってしまう。それをチャーリーが助ける。2人を、アドリアンが冷たい目で見ている。

アドリアンとチャーリーはイチャイチャしているが、そのまま眠ってしまう。ヴィクトルはそのテントに忍び込み、チャーリーを触りながら興奮する。

次の日、ヴィクトルは、アドリアンを窒息させて殺してしまう。
気付いて逃げるチャーリーを、暗視カメラを使って追ってきて首を絞めるヴィクトル。だが、ヴィクトルはそのまま彼女にキスをする。だが、ヴィクトルは父と電話をしている。彼らには何か計画があるらしい。

だが、チャーリーはヴィクトルに逆襲して、そのまま1人で逃げる。呆然と道路でたたずむチャーリーを助けてくれる初老の男。だが、そのトランクには誰かの死体が入っている。チャーリーを車に乗せて、男はその場を後にする。

感想

さて、謎だらけの映画。

・ヴィクトルとアドリアンはどうして仲が悪くなったのか?
・ヴィクトルは何を計画していたのか?それをどうして父と共有していたのか?
・父は車のトランクに誰を乗せていたのか?

という謎がメインですが、説明がなくても何となく理解できたので良かったかな。問題は、洞窟探検のシーンがとにかく退屈というところにあります。テンポが悪い…というわけでもないんですが、非常に「平坦」な、のっぺりした印象しか残ってないです。最初のほうからして、あんまりワクワクさせられる感じがしないで、とにかく邪悪で物騒な感じしかしません。個人的には嫌いではないですが、とにかくだるだるっとした映画です。

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