「Zネーション」シーズン3・第12話「ドクの天使たち」のネタバレ

Znations3e12

第12話「ドクの天使たち」(英タイトル:DOC’S ANGELS)のあらすじ

ルーシーが誘拐されたことをウォレンに伝える方法を探し、終末の世界を歩き回るドク。すると、無線塔と、城のような館を見つける。館には魅惑的だが悪賢い3人の女がいて、温かい食事とベッドを提供してくれる。無線設備は太陽光発電で動くため、ドクは朝まで待つしかない…。翌朝、目が覚めると、美しい歌声で人間を死に至らしめるセイレーンのごとく、恐怖の館の中を女たちが追いかけてくる。ノーザン・ライト基地では、カヤが暗号化されたメッセージを解読する。それは、“子供と男が約束の場所に向かっている”というメッセージだった。「ルーシーと“ザ・マン”に違いない!」とカヤは確信する。
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第12話のネタバレ

ゾンビを襲っているエンダー。彼らはゾンビの体を引き裂き、笑っている。カヤはそれをお菓子を食べながら、カメラ越しに見ている。サイモンは一向に連絡がとれない仲間のことを案じている。カヤもサイモンを慰める。

ドクはひたすら歩き続けている。受信機を持ちながら、その発信元を探しているのだ。まるでポエムのようなものを、ひたすら読み上げ続けている放送の声(女性の声だが、誰だかわからない)。
彼はある敷地の中に入り込むが、そこには肌や洋服をラインストーンでキラキラにデコってある異様なゾンビたちがいた。追われるドク。だが、彼らは突然ドクを襲うのをやめて去っていく。そして3人の謎めいた女性たちが、ドクの目の前に現れる。

ベッドで眠るドク。左手をケガしてしまっている。目を覚ました彼を3人の女性(セクシーなカミラ、リーダー格のリンダ、メガネのサラ)がいたわってくる。キラキラゾンビをつくったのはサラだとわかる。
彼女たちが送信機を持っている。ポエムはカミラの趣味だ。
彼女たちはドクにマッサージをして、髪をすき、日焼け止めを塗ってくれる。
だが、太陽光発電なので充電が済まないと送信ができないと言われる。

ドクは借りた送信機で市民Zに呼びかけ続け、彼も受信に気が付く。だが、ちゃんと受信できないまま、充電が切れ、翌朝まで待つしかない。
ドクは食事でもてなされる。彼女らはすべて自分たちでまかなっているようだ。ビーガン料理を作り、エコを意識して、服や美術品も手作りしているのだ。3人の女はそれぞれドクを取り合うように、アピールを続けている。しかし、突然3人はテーブルを去っていく。慌てて追いかけるドク。
サラが猫を呼んでいる声がするので、猫好きのドクは思わずついていく。だが、そこにいたのは猫ではなく、ゾンビだった。彼女たちはゾンビに名前をつけ、食事を与えて、電気ショックで言うことを聞かせているのだ。1体のゾンビがドクを襲おうとして死んでしまうが「かまわないわ。まだいっぱいいるもの」とさっぱりと言われてしまう。

夜。リンダはピアノを弾き、サラは今まで殺したゾンビの服の切れ端のスクラップを見せる。カミラはポエムを朗読する。(ここでドクが少なくともバツ2であることがわかる)
サラは自分の死んだ身内の服や髪の毛もスクラップしているようだ。
ドクは寝ようとするが、良質な自家栽培ドラッグを勧められ、思わず楽しむ。

夜中。ドクは寝ようとするが、どうにも廊下が騒がしい。と、それはサラだった。彼女は飲み物を持ってきたのだ。次にカミラが下着姿で来て、自分の詩集を渡す。今度はリンダがやってきて、ナイフをかざす。だが、彼女は武器をドクに渡しに来ただけだった。ドクは扉に鍵をかけ、今度こそ眠りにつく。
だが、目を覚ますとそこには3人がベッドの上にいた。驚くドク。
ドクは逃げ出すべきだと思うが、もうひとりのドクが「どうせこの世の終わりだ」と囁く。

夜にドクは3人の女性と楽しんだようだ。翌朝、4人が寝ているベッドで彼は目を覚ます。ドクは顔を洗いながら、昨日のことを思い出している。
だが、カヤの声で我に返るドク。送信機を使おうとするが、動かない。そのコードが切られてしまっているからだ。リンダが現れ「気付かなきゃよかったのに」とニンマリする。

ドクは走って逃げる。そしてふと、この屋敷の家具が人間の皮膚でできていること(乳首の部分が残っている)、彼女たちは人間を殺してアートを作っていることがわかる。地下室に逃げ込むと、そこには生存者たちがいるが、ひどいありさまだ。背中を剥がれた者、髪がなくなり脳が見えている者(髪の毛はローブのファー部分に使用されていた)、脳に大麻を植え付けられている者もいる。料理も人肉料理だったのだ。彼らは全員男だった。彼女たちに誘い込まれたのだ。
(もしかしたら食事も、彼らの肉が使われているのかも?)
彼女たちの“自家栽培”には、少し違った意味があるらしい。背中を剥がれている男の枷をひとつ壊して、武器を渡してからドクは逃げる。だが、逃げた先に3人の女が待っている。彼女たちは人間の顔の皮膚で作ったマスクをかぶっている。

3人の女と戦うドク。ドクは乳首をラインストーンでデコられてしまう(ラインストーンのガンをサラは持っている)!だが、地下から逃げてきた男たちが彼女たちに逆襲する。さらにゾンビを家の中に誘い込み、その隙にドクは逃亡する。

ドクは放送機材がある部屋に立てこもり、機材を直す。そして市民Zと久しぶりに話すことに成功する。サイモンは喜ぶが、ドクは焦っている。そして、「ルーシーがザ・マンに誘拐された」と伝言を残す。

男たちを殺した3人の女はドクを追いかけるが、突然お茶会を始める。ドクは電波塔にのぼっていて、ゾンビたちは彼を食べようと棟の下に連なっている。それを見ながらお茶を楽しんでいる女たち。ドクは塔の上で何をしたらいいか考えている。彼は塔を揺らし始め、その塔にのぼったままそれを倒す。そして、倒れた塔が地面にぶつかった瞬間、衝撃に顔をゆがめながら逃げ続ける。

カヤやサイモンは、ザ・マンとルーシーの目的地を突き止める。
彼はルーシーを、そこでヘリに乗せるつもりだ。

ドクはゾンビの自転車を奪い、乳首の横に張り付いたラインストーンを剥がして逃げる。彼はアディのために、パンツ姿にローブをひっかけ、自転車で逃げ続ける!

「ああ、楽しかった」
リンダとカミラは後始末の掃除をしている。サラはドクの残していった口ひげをスクラップし、「逃げて行った男」とコレクションのタイトルを読み上げ、3人で大笑いする。

感想

・このエピのラインストーンゾンビは一見の価値あり。素晴らしい出来です。ものすごくキレイで禍々しい。また、脳に大麻を受け付けられた人もすごいインパクト。
・ちなみに、乳首のすぐわきにラインストーンがくっついたので、ドクの乳首は無事でした。
・完全なるホラーコメディ回ですが、勧善懲悪ではなく、彼女たちは生き続けるというラストが後味が悪そうに見えて意外とスカッとしてしまう。