「インビジブル2」

hollowman2

2006年の「インビジブル2」を見ました。
クリスチャン・スレイター主演。アメリカでも「B級映画にしか出ない」ことで有名らしいですが、この映画も漏れなく……。
透明人間に狙われる科学者と、それを守ろうとする刑事の話ですが、前作の見どころであるCGもなくなっており、なんだかぬる~い感じになっています。

あらすじ

鬼才ポール・ヴァーホーヴェン監督が2000年に手がけたSFホラーの続編。ヴァーホーヴェン監督が製作総指揮に回り、新たに「エル・コロナド 秘境の神殿」のクラウディオ・ファエが監督を務める。主演は「トゥルー・ロマンス」のクリスチャン・スレイター、共演に「スコーピオン・キング」のピーター・ファシネリと「インプラント」のローラ・レーガン。
ライズナー研究所で謎めいた殺人事件が発生する。捜査に当たるターナー刑事は現場を引き継いだ国防総省から締め出しをくらい、代わりに犯人の次の標的と目される科学者マギー・ダルトンの警護を命じられる。事件の真相について堅く口を閉ざすマギーだったが、見えない犯人の襲撃を受けたことでターナーにすべてを打ち明ける。事件の背後には、軍による究極の武器“姿なき戦士”を作る極秘研究が存在した。そして、透明化による最大の懸案だった副作用を抑える緩和剤が開発され、特殊部隊のマイケル・グリフィンが被験者として透明人間となるが、そこには思いも寄らぬ陰謀が隠されていた…。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=326131

ざっくりネタバレ

パーティーシーン。透明人間らしき存在がおり、ある男を突き飛ばしたり、転ばせたりして恥をかかせている。そして、男の殺人事件に発展する。
刑事のターナーは同僚のリサと、重要人物であり事件に関係しているであろうマギー・ダルトン博士の警備を命じられる。

マギーの家の前では、セックス&それを撮影しているティーンエイジャーのカップルがいる。そこのと名人間が紛れ込んでいるようで、窓ガラスが曇る。
マギー宅には妹のヘザーがやってくるが、姉妹は折り合いが悪い様だ。

既に透明人間はマギーの家に入りこむ。リサは無残に殺されてしまい、ターナーはマギーと共に逃亡することになる。
人込みの中を逃げると、逆に追いかけにくい(透明なので、誰もよけないから人に激突しまくる)透明人間。さらに車にはねられる。警察にも行くが、協力を得られず、彼らはそこからも逃げることになる。

そしてマギーは透明人間の研究が進み(ちなみに「1」の5年後という設定)、軍事利用する目的があったこと。しかし、実験で透明にされた男が現在、マギーを追いかけていることを理解する。

その頃、透明人間は軍の本部に忍び込んでいた(目の見えない女性を騙して、道案内させていた)。彼は副作用を抑えるための緩和剤を捜している。そして、それを作れるのはほかならぬマギーなのだ。彼は大佐を襲い、目にナイフを突き立てて殺す。そして、マギーの居所を探る。

マギーとターナーはティモシー・ローレンツという名の男と合っていた。彼は実験2号であり、現在透明になっているマイケル・グリフィンは3号に当たる。彼は透明ではないが、肌がぼろぼろに崩れているのだ。もともと、この実験は国家安全のためではなく、黒幕たちの政敵を殺すために勧められた研究だったことが、ティモシーによって判明する。
だが、そこにマイケルが現れ、彼らは逃げるしかない。

だが、マイケルはヘザーを人質にマギーを誘い出す。妹のために捕まるマギー。ターナーは指名手配されており、警察に追われている。そのため、彼は自らも透明人間になり、マイケルを追うことを選ぶ。

マギーはマイケルに脅され、緩和剤を作らされている。だが、マイケルとターナーが戦い始めてしまう。マイケルは出血しているのに加えて殺鼠剤を摂取してしまい、出血が止まらない。結局、彼はスコップで殴り殺される。また、黒幕の男はターナーににじり寄られ、道路に飛び出して車に轢かれてしまう。
マギーは入院し、ターナーは行方不明になる。だが、マギーは彼が戻ってくると感じている。病院の前では、透明人間のままのターナーが病室を見上げている。

感想

・もう少し複雑な話なのですが、これ以上理解できない(すみません、集中して見られる感じの映画ではなく、すごくイライラしました)ということでお許しいただきたい。
・ヒロインが刑事のリサかと思いきや、あっけなく死亡。マギーは清潔すぎ、ヘザーは意地悪すぎて、女の子キャラで魅力的な人を見たかったなあ。
・ラストの意味がよくわからない。なんだか感傷的な感じで終わります。
・お色気シーンが全く関係ない形で挿入されるものの、狂気は感じない。前作の変態&狂気の科学者が紋切り型のセクハラやら犯罪やらを繰り返すのが、小市民っぽくて面白かったのですが。たしか3も存在したように思いますが、見る予定は今のところありません。