「フロム・ダスク・ティル・ドーン」シーズン1・第3話のネタバレ

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回想シーン。
刑務所で殴り合いをしているセス。だが、形勢不利だ。
次の瞬間、ボロボロの状態でカルロスと面会をしているセスの場面に切り替わる。
(交互にシーンは続く)
再度、喧嘩のシーン。リッチーの悪口を言われた瞬間、セスは男を殴りはじめる。
「安らぎと金を両方得られる、エルレイならば」カルロスの言葉に、エルレイを知らないセスは眉をひそめる。
再び喧嘩のシーン。セスは男に首を絞められている。
カルロスはエルレイに行けば、兄弟は安全に暮らせるという。
再び喧嘩のシーン。セスはもうぼろぼろだ。
弟のためにも、エルレイに行くべきだと主張し続けるカルロス。

セスとリッチーを乗せた車はモーテルに着く。

カルロスはマフィアたちと取引している。チンピラに銃を突きつけられ、なめられた態度をとられるカルロス。だが、彼は冷静に振る舞う。そしてタダで荷物を置いていけと迫る。笑う男たちだが、一撃でカルロスは男を倒す。そして、吸血鬼に変貌して2人いるチンピラの1人の喉元を食いちぎる!
だが、そこに電話がかかってきて仕方なしに出るカルロス。相手はセスだ。彼は計画の手筈を整えている。俺を騙そうとしたらそのメキシコ面を潰してやる、と言われて「俺はメキシコ人じゃない」と電話を切ったカルロス。残されたもう1人の男に迫る。

ホテルでセスとリッチーは計画を立てている。まだ彼らが連れている人質の行員・モニカは、逃げ切るまでの保険だ。セスは外に出て車を交換して、食事を買ってくるという。モニカに決して動かないように念押しするセス。リッチーはアニメを見始める。

養子のスコットに運転をさせている牧師(スコットは仮免許である)。子供たちは父が牧師を辞めていることも、信仰を捨てていることも知らなかったという。妻を失ったことで、父は信仰心を見失っている。と、その瞬間、車のボンネットが煙を吐く。
工具箱を持ち合わせていない父。「そこで聞いてみたら?」というスコットが指す先には「ガラガラヘビ」というバーがある。

バーに入り、酒を見つめてやれやれと頭を振る牧師。店にいる客に助けを求めるが、誰も立ち上がらない。

バーガー店に入るセスだが、ある女性と目が合う。そのままトイレで激しく求め合う2人。「夫婦の時よりも燃える」と彼女は呟く。

リッチーはモニカに、隣に座るように要求する。

保安官のフレデリコは、ある教授に相談を持ち込む。ゲッコー兄弟の事件で、リッチーが残していったマークについて話を聞こうとしているのだ。8人殺した彼らを捕まえるために、教授に助けを求める。保安官の相棒・アールがポケットに入れていたナイフの柄の模様を見て、絶句する教授。そこに、牧師の声がかぶさる。彼らは同じ店(バー・ガラガラヘビ)にいるようだ。保安官は車が故障して困っている牧師を無視する。
マークは
・いけにえの儀式で使われるナイフ、非常に珍しい
・カルテルは蛇(蛇神)を崇拝しているスペイン語でクレブラと呼ばれる連中が存在する
・目のモチーフは3000年前から存在する。神が人間に贈った重要な2つの能力の象徴である。それは「見ること」と「行動すること」である。

※詳細は専門的すぎて理解できませんでした。すみません。

モニカはベッドで、リッチーの横に座らされる。ナイフを出されるも、モニカを縛るロープを切るリッチー。
ふと、何かで彼の頭の中が揺れ、かけめぐる。わけが分からない時には、手帳にメモをして解決するというリッチー。モニカは息子の話をして場を和ませようとしてながらリッチーの書いている絵を見せてと要求する。だが、メモには、儀式で腹を裂かれている女の絵がいくつも描かれている。

バーガー店でトイレから出てきたセスと彼の元嫁。改めて席に座り直す。計画について話し合うセスたち。2人は一緒に国境を越えようとしていたようだが(元嫁にそう持ち掛けられたよう)、計画を変更して債券をそのまま元嫁に預けるセス。一旦は喜んだように見えた元嫁だが、「私は商売女でも雌犬でもない」とぞんざいな扱いに激怒する。彼女は、自分はセスのパートナーであると主張する。だから計画の変更には付き合えないというのだ。彼女は5年間、刑務所のセスを待ち続けていたのだという。

モニカは、リッチーの怪我を治療している。テキーラで、彼の手のひらに開いた穴を消毒するモニカだが、リッチーは自分の手のひらに眼球が埋め込まれていると錯覚する。
「彼女を解放して、自由にして」女の声がささやきかける。
彼の妄想の中で、モニカはリッチーを誘っている。「白状しろ、ゴルディタめ」と迫るリッチーだが、現実のモニカは何が起きているかわからない。彼の頭のなかでは「もっといじめて」とモニカが囁いている。「彼女を解放して、自由にして」

スコットは姉のケイティに怒りをぶつける。父を責めるのをやめろと言われ、反省する彼女。姉弟にも母の死が響いているようだ。

親切な男が、牧師のキャンピングカーの修繕を見守っている。修繕には大変な時間がかかりそうだ。それを理解して、父は感情が抑えきれず暴れる。娘が心配して出てくるが「部品が冷えるまで、店に戻って休憩しよう」と持ち掛けてくる親切な男。この男と酒を交わす牧師。男はもうすぐ父になるようだ。

セスはまだ元嫁と話し合っている。彼女は義弟のリッチーを見捨てて、セスと一緒に逃げて一緒に店を持とうと主張する。
セスはリッチーについて説明する。リッチーは今までの盗みで一度も捕まったことはない。でも、すごいのはそれではない。暴力を振るう父から兄を守るため、リッチーは子供の頃から知恵を巡らせていた。そしてある夜、火事が出て父は死に、セスはリッチーによって助けられた。だから、セスは腕に炎の柄のタトゥーを入れている。元嫁は、精神科医にリッチーを見せていたことを告白する。その行動にセスは怒り、「あいつは正常だ」と怒る。

リッチーは怯えるモニカをデッサンしている。

フレデリコに説明を続けている教授はキリスト教の「聖体拝領」(キリストの血(葡萄酒)を飲み、肉(パン)を食べる)という行為を引き合いに出しつつ、カルテルの恐ろしさに語る。彼らは血にまみれており、彼らの守護神は強力で神格化された女性なのだ。
名前を知られていない絶世の美女は蛇神に見いだされ、信者に誘拐されて、ヘビだらけの穴に落とされた。そして彼女は守護神となった。このナイフを使う者は、普通の人間には決して見えないものを見ることができる。

リッチーは自分の手のひらに開いた穴ごし(雑貨店を強盗する時に時に受けた傷)にモニカを見ると、そこには絶世の美女が「早く来て、リッチー」と囁いている。モニカは泣きながら起き上がり、「自分をゴルディタと呼ぶのは夫だけ、しかもセックスをしている時のみだ。なぜそれを知っているのか?」と彼に尋ねる。リッチーは混乱する。

バーガー店でようやく注文をするセスだが、元嫁が車を壊していることに気が付き、慌てて店を飛び出す。リッチーの優先順位が上であることを怒る元嫁と、リッチーを見捨てられないセス。
「幸せになれたのに」
「君といても不幸だった」セスは去る。

カルロスはトラックから降りてきて、待っていた女たちに「贈り物だから丁寧に“包装”しろ」と命令する。そして彼は建物の中に入っていく。
そこにはろうそくで作られた目のマークがあり、蛇のからまった女神像が置かれている。彼はうっとりと女神に忠誠を誓う。今夜、彼は女神に何かを捧げるようだ。トラックを開けた男は、なかにある首を切られた男の死体に驚愕する。

モニカはリッチーに「ごっこ遊びで、夫が警官役になり、自分が商売女のフリをしてセックスをしたことがある」と告白する。リッチーはモニカが自分をゴルディタだと話していたシーンをたしかに見ていたのだ。ゴルティダはぽっちゃりという意味らしい。
モニカはリッチーには見えないものが見えることに気が付き、彼もモニカにすがりつく。モニカはおそるおそる、リッチーの頭を撫でる。

バーの中に入ってくる娘・ケイティ。牧師が何をしているのか見に来たのか、不安そうだ。立ち去ろうとする彼女に、にやにやと教授が話しかける。
不快に感じたケイティは店の外に出て、車の荷物入れを探っている途中に、何かを見つける。そこには捜査令状があった。どうやら、母の死(交通事故)には父が深くかかわっているらしい。それを子供たちには内緒にしていたのだ。

教授は保安官からナイフの柄を盗もうとする。「これは夜の神々のナイフ」だと主張する教授。その神が、女性を蛇のいる穴に投げ込んだのだ。「(じゃあその神を)逮捕してやる」とからかう保安官。

カルロスは男たちに“捧げ物”を見せる。トラックの荷台には、たくさんの女が乗っている。男たちは吸血鬼に変貌して、女たちにかぶりつこうとする!

食事を買うためにバーガー店のレジに立ったセスだが、その後ろに警官が並ぶ。しかも、セスは小銭のつもりで銃弾をレジの女性に出してしまう。凍る店内。だが、セスの元嫁が彼を逃がしてくれる。警官に銃をつきつけ、「逃げて」と言う。その言葉の通りにするセス。

モーテルでは、モニカがリッチーにすがりついている。
「夜がくる」
「それはいつもでしょ」
「今日は違う」
リッチーは起き上がる。
「彼女は自由とあなたを求めている」
幻想のなかで、モニカは彼を誘う。

手のひらの穴から這い出してきた白い蛇は、リッチーの口の中に入っていく!その瞬間、モニカはリッチーの落とした銃をとり、彼を撃とうとする。だが、そこに弾は入っていない。幻想から覚めたリッチーは彼女ににじりよる。

教授に話を聞きながら、「彼らの信仰上の聖なる土地」を見つけるフレデリコ。国境の検問所がその聖なる土地に当たることがわかる。おそらく、ゲッコー兄弟はそこを目指すはずだ。

ケイティは真実を知るために、身分を偽って保険会社に資料を要求する。

牧師は男の助けを借りて、ようやく車を修繕する。しかし、修繕した車をさっそくバックさせていたら、電話をしていたケイティをひきかけてしまう。

別れ際、「地下世界に呼ばれた兄弟」の伝説を持ちだす教授。マヤの神話では、ある兄弟が神を出し抜いたという。彼らは得意技を逆手に取ったのだ。

リッチーのもとにもどってきたセス。ベッドルームでは、モニカがむごたらしく殺されている。彼女の眼は抉り出されている。リッチーに「こんなことはやめろ」というセスだが、彼にはその言葉は届いているのだろうか?弟を抱きしめるセスだが、リッチーの目はうつろだ。