「ゴーストバスターズ」(2016年版)

goastbus

予想していたところより、予想していなかったところがう~んだったこの2016年版の「ゴーストバスターズ」。
アメリカではキャスティングに対してブーイングの声が大きかったように思いますが(それだけオリジナルキャストが愛されているんでしょうけど)。私は嫌いではない。まあ、好きでもないけど……というのも、ホンットーに脚本がヒドイと思ったので。オリジナルはそれぞれキャストに強烈な個性があって、でもそこにドタバタの会話劇、ユニークな幽霊たち、おバカだけどほんの少し、いやすごくカッコイイ彼らの活躍、そしておなじみのBGMがあって、とにかく愛すべき作品です。
でも、この作品は笑いの質があまりにも質が低い(エンディングロールでのアホなダンスシーンでは引きつり笑いしかでない)ことや、若者たちのサクセスストーリーとしてのスカッとした爽やかさもないし、ビル・マーレイとシガニー・ウィーバーのじれったくこそばゆいような恋模様もないし(シガニーの美しさは目を剥くレベル)、BGMにはアホみたいアレンジがなされているし、後ろにひっくり返ってそのまま起きられなくなりそう。映画館に見に行かなくてよかったかな……とすら思う。
あと、ゴーストがリアルではあるんだけど、怖くもファニーでもないところも悲しい。
あのギトギトした化学調味料まみれみたいな幽霊たちを返して!
個人的には翻訳もイヤでした……... 続きを読む