「Zネーション」シーズン2・第7話のネタバレ

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ここらで中盤です。シーズン1の銃大会で登場したドクの知り合いのいいかげんコンビ、スケッチーとスクージーが再登場!このドラマでも、再登場キャラはクリアン、セリーナに続く3組目です。にしても、いい味の「悪人になりきれない詐欺師」コンビであります。
・10K主人公回
・酒とドラッグが溢れる奇妙なコミュニティ、人をさらい続ける歯医者ワゴン。その目的とは?
・エスコーピオン再登場!

第7話のあらすじ

「ミシシッピー川を渡って/DOWN THE MISSISSIPPI 」
チームは、ボートでミシシッピ川を渡る途中で事故に遭い、またもや離れ離れになる。10Kは、スケッチーとスキージーに助けられるが、仲間が悲惨な死を遂げたことを知らされ、詐欺の手助けをするハメになる。だが、ある小さな町で10Kたちの正体が暴かれ、そこへ、判事、陪審員、死刑執行人を一人でこなすエスコルピオンが現れる。詐欺罪で絞首刑を言い渡された3人。現場へ急ぐウォレンたちは、果たして彼らを救えるのか?
http://wwws.warnerbros.co.jp/kaidora/znation/ep.php

ネタバレ

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2人の男(エキストラ)が田舎道を歩いている。そこに、楽しい曲を流す歯医者のワゴン(本来は簡易的な歯科検診が受けられるように作られた車)が通りかかる。歯科医の服を着た男2人は彼らを荷台に導き、そこに設置された患者用のイスに座らせ、ガスを吸わせる。患者用のイスは高く持ち上がっていき、荷台の中に意識のない男たちは放り込まれる。
そして、トラックはまた楽しげな音楽を流しながら進み始める。

今度は、ミシシッピ川を南下することにしたらしいグループの面々。ヴァスケスには反抗的なマーフィの姿もある。
ボートを略奪しようとするロベルタたちだが、そこにいた持ち主の男が運転を担当するというので任せることにする。だが、モーターが動かない。10Kがモーターを持ち上げると、そこにはゾンビの死体が詰まっている。そこにアディがバットを振り下ろす!

川を南下中、ボートに乗っているスケッチーとスクージーと遭遇する。(前シーズンで、銃の大会を開催していた。こんな世界になる前からドクの友達でもある)
彼らはメンフィスで強奪をした後、ここまで辿り着いたらしい。しかもスクージーは、今まで“伝説のマーフィ”のフリをしてきたようだ。嘘話を続ける(マーフィが身長2メートルあるとか、超能力で人間の脾臓を引き抜いたとか)彼らに、本人はイライラする(※彼らはマーフィが誰かを知らない)。

そこに、ゾンビの大群が流されてくる!ボートを捨てざるを得ない面々。
10Kだけ川の東に、他の仲間は西に逃げる。
10Kは流された先でスケッチーと合流してしまう。スクージーが死んだと言ったスケッチーだが、彼は生きていた(上半身だけのゾンビに間違えられるが、穴に落ちていただけだった)。彼らは仲間と会うため、南にある橋を目指すことにする。

ドクは10Kを探し続けている。ロベルタは彼と合流するために1日だけ使うが、タイムリミットを過ぎたら10Kを諦め、目的地のカリフォルニアを目指すと明言する。

10Kとおバカコンビは地元の男たちに見つかる。適当なことばかりいうスケッチーを、男たちは警戒する。だが、スクージーはマーフィになりすまし、スケッチーが口上を述べる。10Kは口のうまい2人を見守るしかできない。
スケッチーは食料をよこせば、マーフィ(スクージー)が彼らに噛みつき、それで免疫ができると告げる。男たちはおとなしくマーフィに噛まれるが、途中でいかさまがバレ、彼らは追われるハメになる。

ドクとヴァスケスは10Kの捜索を巡って喧嘩になる。ロベルタはドクをなだめるが、彼は「進むのはもうウンザリだ」と言う。ドクは対岸に光を見たというが、誰も信じない。だが、10Kはたしかに合図を送っている。

翌朝、10Kたちは運転席に誰もいない歯医者のワゴンを盗んで走り出す。荷台の中には、ゾンビたちがいるようだ。

運転する彼らの目の前に突然男たちが現れ、車を誘導する。よくわからないまま、迎えてくれたボスらしい男と話を合わせるスケッチーたち。荷台の中からは、大量のゾンビが出てくる。その様子に、3人は少なからずビビる。
ボスらしい男はタイラー・バーと名乗る。そしてこの街は“バータウン”だ。ほとんどの住人は酒に酔っている。
バータウンでは、ゾンビを飼いならして、労働力にしている。10Kはある女性と目が合ったので微笑みかけるが、彼女は先に目をそらす。タイラーとスケッチーはすぐに仲良くなったようだ。10Kはチラチラと女性を見ている。

ドクはボートを見つけて、10Kを捜索しに行こうとする。皆が止めるが、ドクは言うことを聞かない。マーフィはカサンドラを殺した10Kに恨みがあるようだし、「お前らは全員捨て駒」「重要なのは俺だけ」と傲慢な発言を繰り返す。
ロベルタはドクに忠告する。ゴートナー橋で合流できるが、そこで合流できなければドクともお別れだ。ドクは1人でボートを漕ぎ出す。

10Kたちは酒を飲んで、タイラーと盛り上がっている。女性のことが気になり、後を追う10K。だが、そこで銃を突きつけられる。ゾンビ集めのことを彼女は怒っている。10Kは事情を説明する(ゾンビ集めには関係しておらず、車を盗んだだけ。あとの2人はお調子者だ)。女は納得して、労力として働かされているゾンビ(何かの歯車を回している。もしかしたら、労働力を誇示するためだけのものかもしれない)のなかに、自分のゾンビ化した夫が混ざっていることを告白する。
「この街は全部腐ってる」
女は夫に慈悲を与えた後に、この街に火を付けたいと思っている。10Kもそれに同意する。そこへ、車の持ち主(歯医者の衣装を来た2人)がやってくる。タイラーは表情を変え、スケッチーとスクージーの肩をがっちりと掴む。

車で現れたのは、エスコーピオンだ。街では裁判が始まる。彼らは窃盗と詐欺をしたうえ、エスコーピオンのゴルフのベストスコア更新を中断させた。スケッチーは罪を認めるが、弁明を始める。彼の巧みな話ぶりに、街の住人たちは大喜びして賛同する。
10Kは、後ろの方で女性が頷くのを確認する。彼女は計画を決行するようだ。

ロベルタたちは橋に到着する。車を見つけて、動かそうとするロベルタとヴァスケス。アディはドクの姿を見つけて叫ぶが、彼は川岸で遠くを見ている。まだ、10Kを捜しているのだ。

今度は、スケッチーは皆を感動させるようなスピーチをしている。皆が涙を浮かべているなか、ある集団が現れる。スクージーが腕を噛んだ男たちだ。彼らはスケッチーとスクージーの所業を罵る。エスコーピオンは「私は感動した」と言いつつも「でも有罪だ」と語りかける。
「でも情けをかけよう、死刑だけど絞首刑だ」

ドクはまだ、橋の上で待っている。アディはドクを説得する。
「坊主、すまないな。お前を見失って」
ドクは溺れそうになりながら、それでも10Kを捜したのだ。でもあきらめるしかない。車に乗り込もうとする彼らだが、橋の向こうから、バータウンから逃げてきた女(10Kと話した女性)が現れる。

バータウンでは、絞首刑が執行されそうになっている。エスコーピオンは個人的にはスケッチーを気に入っているが、刑は執行される。だが、彼らの縄を銃で切ったドクとアディ。10Kとスケッチーが下に落ちる(スクージーだけそのまま)。

マーフィはゾンビたちを操り、動きを止めさせる。そして、女は自分の夫(ゾンビ)を拘束しているロープを切る。自由になったゾンビたちは、村人たちを襲う!
スケッチーは死にそうなスクージーの下に立ち、肩車をする。
ドクは10Kと再会を喜び合う。
ロベルタは歯医者のトラックに乗り込む。
アディはスクージーの縄を切ってやる。
人肉を食べているゾンビ夫に、慈悲を与える女の姿もある。

歯医者のワゴンを降りて、橋に用意してあった車に乗り換えるロベルタたち。10Kはスケッチーとスクージーに一緒に逃げるように誘うが、彼らはくすねてきた銃の山に夢中だ。
「俺達は誰より運がいいんだ」
ゾンビが攻めてくる。
「ありがとう」
「何がだ?女とヤラせてねぇのに」
スクージーはそう言って、スクラッチーと笑う。
「それ以外全部だよ」
10Kは立ち去る。
ちょっぴり後悔する彼らだが、「今度はオーストラリアを目指そう」と話しながら、ゾンビたちの前に飛び出す!
(※そのままストップモーションでエンディング)

感想

・スケッチーみたいな役はやっていて楽しそう。マジメな10Kとの絡みも新鮮でした。
・ゼロの息のかかったコミュニティをまた潰したロベルタたち。遺恨が残らなければいいのですが……??
・スケッチーとスクージーはシーズン3でも出てくるでしょう。このカシオミニを賭けてもいい。
・しかし、毎回ゲスト出演とエキストラの狭間にいるようなキャストが置いてけぼりにされるなあ。今回、ゾンビになった夫を殺した女性はどうなったのか?誰も知らない……みたいな展開が多すぎる。