天体観測とポエムをトッピングしたサバイバル『君と世界が終わる日に』第9話の感想(ネタバレあり)

このドラマは全10話らしいですよ。ということは、もうすぐ終わるんですね。うん、感情は無です。

前回、衝撃のラスト(主人公が彼女を殺してしまう)だったわけですが、結論から言うと生きてます。横須賀駐屯地に搬送され、すぐに元気に。なんでも抗体持っていると治りも早いんだって!えっ、この設定考えた人正気?それとも来美ちゃんはスタンド使いなの?

首藤は自衛隊に保護された一般人にワクチンの投与を始めていますが、何やら怪しい感じであります。このご時世にワクチンでパンデミックやパニックが起きる描写をするんかいとツッコミが入らなかったのか。

ゴタゴタを通じて首藤に違和感を覚えている自衛隊員の桑田。ですが、その首藤の差し金で拘束されそうになり、すんでのところで逃亡。なんと響たちに合流することに。

今度は彼女を殺しかけて落ち込んでいる響、襲ってきた勝利くんに自分を殺してもいいと投げやりモード。さらに、勝利くんに撃たれた紹子さんはそのことを隠し、彼はその気遣いや彼女の娘との触れ合いで正常な人間としての心を取り戻していきます。

そして響たちにつかまっていた等々力は、来美に「響は死んだ」と嘘をついたことを白状し、後押しすることに。さらに勝利くんは自分を人質にして駐屯地から紹子に投与する薬をもらえるように交渉してほしいと名乗り出ます。

駐屯地に無線でその要求をする響。交渉に応じる来美は、響がつらつらと口にしたポエムで彼の思いに気が付いたようで…!?

このシーンはすごかったですね。要は「俺を信じて」「もう一度あの頃に戻りたい」みたいなことをつらつら、みんなが聞いている前で述べているわけです。聞いているこっちは共感性羞恥で下痢しそう。心がギュルギュル言って苦しいです。

ですが!来美はワクチンを打った一般人の変化に気が付き、ようやく首藤に疑念を抱くように。おせーよ!しかし、彼に冷凍保存してある何かを見せられて、息を吞み…!?

そんなことをしているうちに、ワクチンを打たれた感染者はゴーレムに変化。基地内はパニックに!しかし、来美や自衛隊員たちはそんなことは知らず、人質と薬の交換のためにマリーナに来ていました。響は自衛隊を制圧し(このドラマの自衛隊も無能すぎないか)、彼女を連れて行こうとします。が、来美は突然発砲してきて…!?

とまたまた衝撃のラスト。

島を出ていった日本刀集団にも変化が。なんとシェルター「希望の家」というところがラジオを使って生存者に呼び掛けていたのです。意地でもシーズン2やるんだ~やるんだい~~!!(ジタバタジタバタ)という日本テレビの意気込みを見た気がしました。ゾンビドラマだとこういう集団はたいてい裏があるものですが(人肉食ってるとか)このドラマだとどうなるのでしょうね。

キャラクターがブレない桑田が合流したことで、わりとこのドラマ見続けられる気がしてきました。みなさん、がんばろう。