最初から最後まで狂ってる!殺しでバズる配信者の狂気ホラー『スプリー』

SNS配信者を主人公にしたホラー映画が増えてきたことにはただ「時代だなぁ」と感じるわけですが、この映画はよくある“バズりにとりつかれたアホ”を通り越し、承認欲求をこじらせすぎて狂ってしまった青年の空虚さ、みたいなものを描いていてなんだか好きだ。... 続きを読む

ニセ救急隊員殺人鬼と豊胸手術「アンビュランス911」

アンビュランス911

アメリカ映画「アンビュランス911」。2015年製作。
救急隊のフリをして若者を惨殺しまくる兄弟の話なのですが、主人公の女の子がリア充に憧れるあまりに途中で豊胸手術をするという謎展開がある映画です。いじめられっ子が突然イメチェンして逆に嘲笑される、もしくはさらにひどいいじめの対象になるという展開はホラーにありがちですが、そういうことでもない。ただ単に豊胸。
思っていたよりも小粒な作品です。... 続きを読む

「ラスト/ナイト」

ラストナイト

2016年のイタリア映画「ラスト/ナイト」。
ある女性が車の中で気が付けば、周囲はゾンビだらけ・自分は記憶喪失・横には半狂乱の女。なぜ、どうして―!?と、導入部は面白そうなのでありますが、さほどその状況が活かされていない不憫な映画。ちなみに、車をゾンビに取り囲まれて籠城するのは「スウィング・オブ・ザ・デッド」です。車をゆさぶられながら大麻を吸ってひたすらダラダラ耐えるという、物凄い内容です。
それよりはサスペンス要素多めかな。... 続きを読む

「ザ・ハロウ/侵蝕」

thehallow

2015年の映画「ザ・ハロウ/侵蝕」を見ました。イギリス映画です。
「漆黒の闇が美しい」みたいなことがパッケージに書かれている通り、夜の森をひたすら逃げるシーンが続いたり、真っ暗な家の中で息を潜める場面が出てきたり、闇映画です。
・赤ちゃんを誘拐する妖精(ヨーロッパの民話にもあります)を刺激した夫婦
・実は彼らが引っ越してきた森と村には恐ろしい伝説と過去があった
・次第に浸食されていく夫婦の家、そして彼らも……?
ちなみに、妖精の造形は布と土っぽいような、人形のような感じ。白くてツルツルした人間らしい造形のもの(私の大好きなディセントでもあった、洞窟に住んでいる系統のもの)とは違い、パペット感が強い感じ。ちなみに夫婦が言いつけを破ってヒドイ目に遭う話です。... 続きを読む