「ミュージアム -序章-」

ミュージアム序章

2016年にWOWOWで放送されたらしい「ミュージアム -序章-」。白石晃士監督が手掛けていますが、本編のほうとごっちゃになっていたのが今ではお恥ずかしい。
本編の前日譚のような感じなのですが、当然ですがカエル男のなかには妻夫木聡はおらず、「芸術的な殺人」(という設定)ではなく、どちらかというと翻弄される人間の姿を描いている感じ。かなり原作に忠実な感じで、白石監督のカラーはけっこう薄く感じる。といえば聞こえがいいですが、テレビの作品だなあという印象です。... 続きを読む

「ミュージアム」

カエル男

2016年の邦画「ミュージアム」を見ました。雨の日にしか現れない殺人鬼・カエル男。カエル男は無差別殺人を繰り返すが、実はそこにはある隠れた「法則」があり……そして主人公の妻と息子がターゲットとなる!という、やたらと緊迫したお話であります。
・残酷描写がまあまあしっかりしている(とはいえ、かなり省略されている部分も多い)
・ただ、ご都合主義もかなり多いような印象
・今作では松重豊さんがいつもと髪型を変えていたのがなんとなく面白かった
個人的には、後半からのぶっとびご都合展開が面白かったです。... 続きを読む

「スウィート・ホーム」

sweethome

2015年のスペイン/ポーランド映画「スウィート・ホーム」。
・「REC」のプロデューサーが絡んでいるだけあり、後半は特に怖い。なめてかかっていたらマジで怖い。
・立ち退きを迫られるアパートに忍び込んだカップルだが、人を殺して物理的に家を空けさせる業者と遭遇する
・当初は渡り合っていたカップルだが、ある恐ろしい“殺人マシーン”が投入されたことで、カップルは想像もつかない恐ろしい夜を過ごすことになる。... 続きを読む

「フッテージ デス・スパイラル」

fu_deth

2015年「フッテージ デス・スパイラル」を見ました。
前作「フッテージ」(原題:SINISTER)はイーサン・ホーク主演。作家のオズワルドが一軒家に引っ越し、恐ろしい事件に巻き込まれるというオカルト映画でした。今回主演のジェームズ・ランソンはドラマから映画に活躍の場をスライドしつつある俳優さん。よくわからん人たちに襲われる女子大生(犯人はSNSでターゲットを見つけて集団で狩りする奴ら、みたいな感じ)の映画「KRISTY クリスティ」に脇役で出てたみたいだけど覚えてない。なお、「ウェイワード・パインズ」のS1の主人公の奥さん・テレサを演じたジャニン・ソサモンさんがヒロインです。... 続きを読む

「ホーム・スイート・ヘル」

homesweethell

2015年のアメリカコメディ「ホーム・スイート・ヘル/キレた私の完全犯罪」を見ました。
このサブタイトル!思わずこみあげてくるものがありますが、涙なのか吐き気なのか自分でもわかりません!
・みんな大好きキャサリン・ハイグル主演
・完璧主義の奥様と、尻に敷かれている旦那。旦那の浮気をきっかけに、殺人事件に発展!?
・奥様は邪魔者をガンガン殺しまくります
という、「シリアル・ママ」を彷彿とさせる映画。とはいえ、あそこまで笑えないですけども。といっても、この映画が面白くないということではなく、下ネタ成分が非常に高いために見る人を選ぶという印象があるのです。... 続きを読む

「アメリカン・ドクターX」

americansmary

2012年のカナダ映画「アメリカン・ドクターX」を見ました。主演のキャサリン・イザベルは「フレディVSジェイソン」や「人造人間13号」、ドラマシリーズの出演が多いよう。監督のジェン・ソスカとシルヴィア・ソスカは「ABC・オブ・デス2」で『T』(TPRTURE PORN 残虐ポルノ)を担当。陰鬱で血まみれで愛すべき短編です。
こういう短編集で気になった監督を見て、打ちのめされるの最高にすき。... 続きを読む

「ハッピーボイス・キラー」

hbkiller

2014年のアメリカ映画「ハッピーボイス・キラー」。
・ライエン・レイノルズ主演、またアナ・ケンドリックが出てきます
・多重人格の男が、いろんなものから聞こえてくる声に従って殺人を犯してしまう
・それを自覚しながらも、彼はそれに抗えない。事態は取り返しがつかないほど大きくなっていく……。
「キュートでポップで首チョンパ!CPスリラーがやってきた!!」(CP=首チョンパらしい)というキャッチフレーズの、センスのなさに泣けてきます。
ライアン・レイノルズってこんなにクレイジーな演技もできたんだな~ってくらい、演技は素晴らしい。うさんくさいイケメンといいますか、顔はキレイなんだけど、裏にものすごく闇を抱えてそうな田舎青年を演じてます。... 続きを読む