「獣は月夜に夢を見る」

獣は月夜に夢を見る

2014年のデンマーク/フランス映画「獣は月夜に夢を見る」。美しい田舎の風景と、残酷な展開。見た目にもキレイなお話なのですが、王道のようなストーリー運びでありつつ、まだ真相が明らかになる前の前半、世界からつまはじきにされているように感じる少女の孤独さにまず胸を打たれる印象。... 続きを読む

「スリープ・ウィズ・ヴァンパイア」

スリープウィズヴァンパイア

2016年のテレビドラマ「スリープ・ウィズ・ヴァンパイア」。映画じゃなくてドラマだったのかと、今気が付きました。ティーン、しかも同性愛者の女の子をターゲットにしたレズビアン吸血鬼たちと、それにターゲットにされた少女……が主人公のはずが、なぜ出ているのかまったくわからないジェームズ・フランコと、主人公の母親役をなぜか熱演しているトーリ・スペリング(ビバヒル青春白書でおなじみ)がデカデカとパッケージに登場しております。ジェームズ・フランコはチャラ男感は強いものの、そのイメージを自分でわかって演技しているのを見るとやっぱり面白いし、シリアスな役柄もきちんとこなしている気がするのですが、このシリーズでは主人公が参加する舞台の演出をしている先生役。ホーント、それだけの役です。... 続きを読む

「ミュージアム -序章-」

ミュージアム序章

2016年にWOWOWで放送されたらしい「ミュージアム -序章-」。白石晃士監督が手掛けていますが、本編のほうとごっちゃになっていたのが今ではお恥ずかしい。
本編の前日譚のような感じなのですが、当然ですがカエル男のなかには妻夫木聡はおらず、「芸術的な殺人」(という設定)ではなく、どちらかというと翻弄される人間の姿を描いている感じ。かなり原作に忠実な感じで、白石監督のカラーはけっこう薄く感じる。といえば聞こえがいいですが、テレビの作品だなあという印象です。... 続きを読む

「ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄」

ペイザゴースト

2016年のカナダ映画「ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄」を見ました。主演はニコラス・ケイジ。
ハロウィンの日に忽然と姿を消した息子を取り戻すため、奔走する父。だが、恐るべき悪霊が彼の行く手を阻み……という、完全なるオカルトもの。子供の幽霊(ハロウィン仮装バージョン)がたくさん出てきます。... 続きを読む

「ビラボン」

ビラボン

2016年のオーストラリア映画「ビラボン」。
湖に住んでいるといっても水棲動物ではないのですが、呪われた悪霊が土地にやってきた人間を襲うというわかりやすいお話。
低予算なのかどうなのかわかりませんが、CGはわりあいチープではあるものの、お金がかかっている印象。撮影機材とキャストもちゃんとお金がかかっている感じなので、中規模ホラーという感じです(アイドルホラーよりも映像がきれいかもしれない)。
ちなみにビラボンとは「湖」のことであります。... 続きを読む

「マジカル・ガール」

majicalgirl

2014年のスペイン映画「マジカル・ガール」。これは間違いなく問題作であり、すばらしく繊細な話です。日本アニメも登場するので(劇中歌はなんと長山洋子!)、日本でもその点がフューチャーされましたね。
・余命僅かな娘の願いをかなえるため、コスプレ衣装を購入したい父
・たまたま出会った女性を、とあることから脅迫することに
・だが、その女がトンデモナイ女であり……
ラストは非常に後味が悪いですが、最後にぱちりとピースがはまるような感覚があり、その気持ちよさが胸糞の悪い展開を帳消しにしてくれる感じがあります。... 続きを読む

「ゾンビ・ファイト・クラブ」

zombifightclub

2014年の台湾のテレビ作品らしい「ゾンビ・ファイト・クラブ」。
団地のような集合住宅でゾンビが大量発生して大混乱する前半からの世紀末な後半のギャップがスゴイですが、それなりに魅力を秘めた作品だと思います。
・男はひとむかし前のイケメン(「Fine」とかにのってそう)、女子は露出度高め(ガリガリなのはなぜ……??)
・ゾンビたちは素晴らしいメイク
・前半の人間関係ごちゃごちゃななかにゾンビが放り込まれるさまは、なんだか脳がくすぐられているような不思議な感じがする... 続きを読む

「マギー」

magi

2015年のアメリカ映画「マギー」。
「娘として守るのか、ゾンビとして殺すのか」というキャッチフレーズからもわかるように、ゾンビ化している娘を殺すかどうするか悩み続ける話。
完全に個人的な見解ですが、テーマのわりにパンチがないお話。ゾンビに襲われる恐怖ではなく、生存者の中にもゆるゆるとゾンビに感染するものがおり、彼らは時間をかけて変化していく。彼らは施設に預けられるが、そこでは人間らしい死は迎えられない。死にゆく者たちをかばい、隠蔽する家族が後を絶たないなか、主人公も選択を迫られるひとりとなる。
グレーの空、暗い部屋、陰鬱な中で揺れ続けるブランコと真っ白なマーガレットの花。と、景色はキレイだし雰囲気も陰鬱でなかなか良いのですが、肝心のシュワルツェネッガーがシュワルツェネッガーなので……とはいえ、主演はアビゲイル・ブレスリンちゃんにほかならないのですが。
スピーディな展開やコミカルな会話なし、ひたすら鬱々としているお話です。あと、親子愛の描き方が少女漫画みたいだった。... 続きを読む